オリーブオイル研究所



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オリーブの実の食べ方

日本では、瓶詰や缶詰になったオリーブの実が販売されている。

しかし私が思うに種類も量も少なく、風味も無い。ひどいものになると、保存料だかなんだかわからないが、実の旨みなどまるで無くてただ薄酸っぱさだけを感じる。


実にもったいない・・

何がもったいないかと言うと、オリーブの実って本当はすごく
美味しいのだ。
私がイタリアに居た時に食べた感動もののオリーブ達を思い出す。。。

塩加減がちょうどよく漬かっていて、旨みのしっかりした濃い味(さすがに木の実という感じ)なのだが、爽やかさも兼ね備えていて後を引く。

栄養があるからあんまり食べては
太るよ、と言われてもついつい手が延びてつまんでしまう。

食後のワインのつまみに
最高なのだ。

大きさも大小色々あって、少し苦味のある大人の味やクセの無い食べやすい味、果物のように甘味すら感じるものもある。

塩加減もしょっぱすぎるなぁと思うものから、このくらい塩が甘くてもいいな、というのまでさまざま。

色は大体緑と黒の2種類。ただ、売っている店や家庭の味付けによって微妙に色が違っていたり、固さ(食感)なども多少違っていた。

これは
マズったな、というものを買ってしまうこともあったが、大抵は当たり外れなく美味かった。

では、どんな風に食べるのかと言うと・・・

ここで私、研究員はハタと思い当たりました。
日本にもよく似た食べ物があるじゃないか(!!)

ご飯のおかず(というよりご飯の友、かな)に良し、お茶受けに良し、はたまたお酒のつまみとしても最高・・とくれば、そう、
漬物だ。

私は思う。イタリア人にとってのオリーブの実は、つまり漬物なのだ。考えてみれば、れっきとした
塩漬けなのだから当然なのかも。

うーんこれは
新発見です、所長!!

という訳で、美味いオリーブの実を手に入れたら、漬物を出すタイミングで食卓に並べて見て下さい。



【使用例】
@イタリアだと第一の皿、つまりパスタの後、パンやチーズと一緒に出されるが、そこは胃袋の小さな日本人、オイル系のパスタとともに小皿に盛って味のアクセントに。

Aあともう少しでメインが出せるんだけど、、という時にパンやチーズと一緒にさっとテーブルへ。パンは固めのカンパーニュなんかだとさらに美味しい。出された相手は、「うまいうまい」と言いながらパンが進み、お腹一杯になっちゃうかも。

B食事が終わってあとは会話を楽しむ大人の時間、、そんな時にはしっかりした赤ワインのお友に。塩気の違う緑と黒の2種類を置いておけば、ワインも会話も途切れることはないでしょう。

C漬物仕様ではない使い方もひとつ紹介。
おなじみプッタネスカのようにトマトソースの具としてパスタに使うのは一般的。
でもアンチョビとイタリアンパセリを効かせたパスタにオリーブの実を具材として使うと、ひと味変わった大人のパスタになります。(詳しくは応用研究_料理方法レシピの項を参照)


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