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ウォーキングを始めよう−2 第60週

小松に到着 (次は那谷寺)
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10月9日(日)今日はお休み
 今朝はかなりの雨。前々からの予定で今日は子どもたちをスパリゾート・ハワイアンズに連れていくことになっている。福島県にある巨大プール施設である。どうせそれなりの運動になるだろうと、わざわざ雨の中を歩き出す必要もないと思い、今日は休むことにした。

10月10日(月)347日目 11:07 12:03 56分 7295歩 5.4km 5.86km/h
 今朝は寝坊。休日だったので気合いが足りない。なかなか出かける決心がつかなかったが、昼頃になってようやく出発することにした。
 いつものコースであるが、なかなかのハイペースだ。この頃、何だか歩くスピードが上がった気がする。訓練の賜物なのだろうか。
 小松まであと28.0km

10月11日(火)348日目 5:36 6:36 60分 7718歩 5.7km 5.79km/h
 今日も雨上がり。しかしよく雨が降る。傘を持って出かける。いつものコースをせっせと歩く。建築中のマンションの足場がすべてはずされ、全貌が望めるようになっていた。最近のマンションにしては、よく言えば落ち着いた、悪く言えば地味な色使いの外観だ。もう少し派手でもいいような。
 雨はかろうじて上がっているが雲は厚い。そのせいかどこからか大きなエンジンのような音が聞こえている。近くの航空基地からと思われる。いつものように飛行機のエンジンテストをしているのだろう。
 今日もいつものコースだ。いいペースで歩けた。今日の体重は67.2kg。少し増えてしまったか。
 小松まであと22.2km。

10月12日(水)349日目 5:46 6:40 54分 7160歩 5.3km 5.97km/h
 久しぶりに晴れた朝だった。今日の日の出は5時45分頃とのことである。日の出とともに出発することとなった。ずいぶん日の出が遅くなったものだ。時間がたつにつれてまぶしい朝日を浴びての歩行となる。気持ちよく歩けた。
 それにしてもだいぶ寒くなった。今日は今秋初めて長袖のTシャツで出かけた。汗をかくと暑いかもと思ったが、そんなことはなく、歩き始めは寒いくらいで、家に戻る頃にちょうどよいくらいになった。例のエンジン音は今日も聞こえていた。けっこうな騒音である。
 ほぼいつものコースを歩いたが、どこにも寄らない最短コースをたどった。今日も時速6kmに近いスピードだった。今日の体重は66.7kg。毎日けっこうな幅で変動している。
 小松まであと16.8km。

10月13日(木)350日目 5:35 6:33 58分 7376歩 5.5km 5.72km/h
 今日は昨日以上に晴れた朝だった。東の空が赤く染まり、いかにも夜明け前という美しい朝だった。しかしそれと引き替えにかなり寒い朝でもあった。
 今日も長袖Tシャツで出発する。歩いているうちに太陽が昇ってきた。太陽に照らされた建物が美しく映え、すがすがしい気分になる。やはり早朝に何かするのは楽しいことだと思う。
 今日もいつものコース。速度的にはまあまあだったが昨日より遅い。自分では同じペースで歩いているつもりだが、歩数計の誤差があるのだろうか。
 小松まであと11.3km。

10月14日(金)351日目 5:37 6:37 60分 6837歩 5.1km 5.13km/h
 今日もいつものコース。ひつじ雲が空一面に広がっていた。今日も朝日が美しかった。ただ今日は歩数計がきちんとカウントしてくれなかったようだ。昨日と同じように歩いたのだが、歩行時間は昨日より2分多いのに、歩数は500歩ほど少なかった。まあしょうがないが…。
 小松まであと6.1km。

10月15日(土)352日目 7:52 9:29 97分 12157歩 9.1km 5.64km/h
 一転して蒸し暑い朝だった。Tシャツは半袖で出発した。もうすぐ開通する新国道を皮切りに、いつもの1時間コースを途中からはずれ、貝殻山公園から右京塚神社を経由、遠回りして距離をかせいだ。
 いつものようにラジオを聞いていたのだが、前方から近づいてきた灯油売りトラックの拡声器から流れる売り言葉がバカでかくて、せっかくいいところだったラジオが全然聞こえなくなってしまった。かなり迷惑だぞ、灯油売り! しかしもうそんな季節になったのか。
 小松に到着。小松の俳句は、
  「むざむやな かぶとのしたの きりぎりす」
  (むざんやな甲の下のきりぎりす)
 ここでいうキリギリスはコオロギのことだそうだ。それよりもこの俳句を聞くと私は横溝正史原作の映画「獄門島」を思い出す。金田一耕助が登場するあの探偵物だ。お寺の鐘が着物を着た娘の上に落ちてくる場面を思い出す。この娘は殺されてしまう。その死を予言する俳句として登場する。
 でも本来の意味はぜんぜん違うのだそうだ。平家軍の一員として源氏方の木曽義仲軍と戦って殺された斉藤実盛(さねもり)を偲ぶ句なのである。
 実盛はかつてわずか2歳の義仲の命を救った。しかし時代は巡り、敵味方に別れて戦うことになった実盛は決して名乗ることはなかった。名乗れば命は助かったかもしれないが、武士として名誉を重んじ死を選んだ。73歳の実盛は白髪を黒く染めて合戦に参加したのだった。
 その壮絶な最期を芭蕉は嘆いたのだった。甲は実盛が身につけていた物。その下で実盛の亡霊の化身とも思えるコオロギが鳴いているのがあわれであるという句なのだそうだ。
 さて次は那谷寺。この先の奥の細道は地名間の距離が短めだ。調子よく進むのではないだろうか。那谷寺まではあと12.7km。

◆今週  歩いた日数:6日 総歩行時間:385分 総歩数:48543歩 総距離:36.4km 平均時速:5.67km/h

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