2004年6月13日(日) スタイルシートを用いたページ作りに挑戦


 HTML関連の本(タグ辞典など)を見ていると、一部のタグ(特にページの体裁を決めるタグ)は、将来廃止予定とあるのに気づいた。どうせあまり使われないマイナーなタグだけだろうと思っていたら、たとえば、フォントの色や大きさを変える<FONT>など、よく使われているものの中に廃止予定のものが多いのだ。

 そうなったらどうするのだろう、、今まで指定してきたフォントはどうなるのか、ホームページも全面的に作り替えなければならないのだろうか、と漠然とした不安を抱いた。で、よく読むと、こうした廃止予定のタグは、スタイルシートへの移行が推奨されているのだそうだ。

 スタイルシートとは初めて聞く言葉ではなかったが、その中身は知らなかった。ただ将来はそうなるというので、覚えなきゃならないのかなあという感じだ。

 この日、とうとうスタイルシートの本を買い込んだので、始めることにした。

 スタイルシートについて分かったことをまとめると次のような感じである。

  1. HTML文書(ホームページ)について、文字の大きさ等、体裁に関する指定をするものである。
  2. 指定方法はいくつかあるが、特徴的なのは一つのファイルにまとめ、すべてのHTML文書(ページ)がそのファイルを参照することで、すべてのページにおいて同じ体裁を実現することができることである。
  3. ページの体裁を変更する際も、そのファイルを変更するだけで、すべてのページが一斉に変わることになり、メンテナンスが容易である。
  4. タグよりもきめの細かい設定ができる。たとえば、行間をもっと広げたりできる。

 特に最後の「行間が広げられる」というのは魅力だった。前から思っていたのだが、インターネットエクスプローラーなどで表示される文書は、行間が狭く文字が読みづらいのだ。今では何となくそれに慣れてしまっていたが、やはりよく考えると行間は狭いと思う。これが広げられるだけでもスタイルシートを導入する価値があると思った。

 このホームページも順次スタイルシートを使用したものに変更している。しかし、けっこうな数のファイルがあるので一気に全部とはいかないでいる。変更済みのページは、行間が少し広がって見やすくなっている。また背景色をやや明るいものに変更したので(以前の背景色はこちら)、気づいてもらえると思う。


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