アレコレと試行錯誤をしましたが、何度か作業と打ち合わせを繰り返して見えてきたのは、次のような方向性です。
■「外部空間」と「内部空間」をワンセットにしてひとつの単位空間と捉え、それぞれの快適性を確保しながら、それらを連結すること。
■「ある空間」から「別の空間」へと移動する空間体験をもっと研ぎ澄まし、日常生活の中に埋め込むこと。
■ ぽっかりとあけた「開口部」を介して、空間と空間が、あっけらかんと、連続しているようにすること。
今思い返してみると、
住宅の中での空間体験として、『空間のプロポーションと素材』と、『空間から空間への移動体験』の二つの側面から捉えなおして、再構成し、日常生活の中に埋め込もうとしたのが、この、『連続し、寄り添う、ハコ/ニワ』のスタディだったと思います。
|