Riders High
旅の途中
「この道はどこまで続いているんだろう..?」
「自分は何処まで走っていくのだろう..?」
ふと、そんな思いが頭をよぎる時がある。
そんなとき
自分の体は愛馬と一体になり愛馬のパーツの全てが
自分の手足になったような錯覚を覚える。
コイツと旅に出て最高の瞬間だ。
無意識のうちに呼吸をしているように
クラッチを握り、シフトが噛み合い、路面を蹴り出す。
そして景色は滑るように流れていく。
まるで動く巻き絵の上に
止まっている自分が居るような感覚。
・
・
後ろ髪を引かれるセピア色の夕暮れの中
旅先で出会った人たちの笑顔や息をのむような景色が
シールド越しの橙色の空のスクリーンに
次々に映し出されてゆく。
ライダーズ・ハイ。
こんな気分を持ち帰った日の旅の終わりは
とても上機嫌である。
イグニッションを切ってハイな気分のまま
斜めにミラーに掛けてあるヘルメットを
ぼんやり眺めながら
気が付けばまた次の旅浪漫に想いを馳せている。
・
・
・
・
あぁ、これだから旅はやめられない..。
other-2004
tm-2003
gal-2003
gal-2004
tm-2004
tm-beformore
pt-2004
gal-bm
2004/10/28 Turing&MT 2004 更新
2004/11/02 Turing&MT 2004 更新
2004/11/14 Turing&MT 2004 更新