9月30日の続き

オクトーバーフェストの期間限定で、「オクトーバーフェストビア」という通常よりもアルコール度の高いビールが登場します。市内のビアホールでも飲むことができるというので、レーベンブロイ本店へ行きました。ここで出てきた料理は、これまた「まさにドイツ料理!!」といったもの。ザワークラウト(塩漬けキャベツを発酵させた物)と各種ソーセージ、そしてポテト。テーブルの上にはブレッツェル(某アメリカ大統領の命を奪いそうになりましたねぇ(笑))が積んであります。
(写真:これぞドイツ飯)

肝心のオクトーバーフェストビアは、コクがあってとても旨い。ところがこのビール、1リットルジョッキ単位で出てくるのです。1杯目を飲み干して、美味しかったからお代わりしたらもう1リットル。2リットルのビールと山盛りのドイツ飯を詰め込んだ胃は限界まで膨張して、テーブルから立ち上がるのも苦しいほどでした。
(写真:すっかりできあがってるneko&もリヘぃ)


これ以上ビールの入る余地など全くない状態でしたが、腹ごなしの散歩がてら、オクトーバーフェスト会場へ行ってみました。広大な会場には、巨大なビアホールテントが建ち並び、外には様々な遊具や屋台がひしめき合っています。「ビール祭り」と言われますが、実は大人から子供まで誰もが楽しめる、巨大秋祭り(?)なんです。実際、会場には小さい子供の姿も多く見られます。アルコール類は、テントの外では決して売っていません。ビールが飲めるのは決められた場所だけ。
(写真:絶叫マシンに行列する若者と、ダーツに興じるおじさん)


会場の一番奥にある観覧車に乗ってみました。ここからだと巨大なオクトーバーフェスト会場の全容がよく分かります。右側は絶叫マシンなどのアミューズメント施設群、左側に立ち並んでいる倉庫のような建物が、巨大ビアホールテントです。最も大きいテントには1万人分もの席があるそうです。
なお、この観覧車、乗り降りする時こそ普通の観覧車のようにゆっくり回りますが、一度回り始めると高速でグルグルと何周もするという、日本では見かけない(私が知らないだけか?)タイプ。恐いほど速く回るわけではなく、退屈するほどのんびり回るわけでもないこの観覧車、私は気に入りました。
(写真:オクトーバーフェスト会場全景)


そうこうするうちに、腹もこなれてきました。こうなるとビアホールテントの中が気になります。中に入ってみると、そこはまさにお祭り騒ぎ。バンドの生演奏に合わせて、椅子やテーブルの上に立ち上がって歌ったり踊ったり。そんな雰囲気の中をフラフラしてると、ウェイトレスが「席を探してるの?」と声をかけてきました。つい「ヤー」と答えてしまい、ふと気付くと目の前には1リットルのジョッキが。もちろん飲みましたとも。(爆)
(写真:ビアホールテント内部の大騒ぎ)

外に出て、ビアジョッキの形をした帽子をかぶってはしゃいだりしていたのですが、実はこの時点で、すでに限界を超えた胃の神経はすっかり麻痺していたんですねぇ。ホテルに戻ると、nekoさんともリヘぃさんは早々にダウン。私は大丈夫のつもりだったんだけど、夜中に思いっきり腹を壊してしまい、上を下への大騒ぎ。見事に「ぶっ倒れるまで飲む」という当初目的を完遂したのでした。(笑)
(写真:酔っぱらい酉)


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