翌朝、nekoさんともリヘぃさんは復活。私はすっかり廃人状態。それでもシャワーを浴びて、何とか活動開始。限られた日程、1日たりとも無駄にはできません。とはいえ、街角に流れる焼きたてパンの香ばしい香りですら、胃袋を直撃して気持ち悪くなる・・・
今日は1日、ドイツ博物館の見学です。ここは世界有数の自然・科学技術博物館で、理系の人間ならきっと1週間いたって飽きません。このように内部構造が分かるようにしてある展示物が多いのが面白い。例えばこの飛行機のカットモデル、「何で空港で見かけるコンテナは、五角形の変な形をしてるんだろう?」という疑問の答えが一目瞭然で分かりますよね。
(写真:飛行機の輪切り)
この博物館の特徴は、展示物がただ置いてあるだけではなく、実際に動かして見せたり、触ってみることができたりするというところです。巨大な変電装置の先端から、大音響をとどろかせて空中放電させる実験を行って見せたり、この初期の蒸気機関車を動かして見せたり(さすがに走るわけではないが、蒸気を吐き出しながらシリンダーが動き、車輪が空転する)と、子供から大人まで、誰でも楽しみながら見学することができます。
(写真:初期の蒸気機関車)
第一次・第二次世界大戦当時の兵器類もいろいろあります。初代U-Boatや、世界初のロケット戦闘機Me163、誘導滑空ミサイルなど、そのスジの人達(笑)にはかなり楽しめるのではないかと。
(写真:初代U-Boat U1のカットモデルと、各種戦闘機)
このような巨大展示物ばかりではなく、小型の機械や道具、自然科学の展示物も充実しています。これらのものはどれも実際に触って動かしてみることができます。1つ1つをジックリ見ていたら、全部見るのに何日もかかることでしょう。私たちは昼食を挟んで6時間以上駆け足で見て回ったのに、それでも全体の半分も見ることはできませんでした。
昼間のオクトーバーフェスト会場で、こんなものを見つけました。本物の馬に子供を乗せて、丸い馬場をグルグル回っています。なるほど、メリーゴーランドって元々こういうものだったんですね。
(写真:生メリーゴーランド)
会場周辺をパトロールするお巡りさん。こちらも馬に乗っています。バイクやパトカーよりも視線が高いから、パトロールにはうってつけなのかもしれません。
(写真:警ら中)
福さんと合流して、ドイツ最後の晩餐。私の胃もほとんど回復しており、懲りずにバクバク食ってました。それでもさすがにビールは飲む気になれなかった・・・。福さんの案内で、ミュンヘン周辺のナイトドライブ。BMW本社やニンフェンブルク城などを回ったのですが、夜だったので写真が撮れなかったのが残念。
福さんとはここでお別れ。お世話になりました。