ローレライが近付くと、川幅が狭まり、流れが急になってきました。所々に岩礁が顔を覗かせています。私達の船は下りなので快調ですが、すれ違う上りの船はエンジンをフル回転させてやっと進んでいくという感じでした。ローレライには「美しい黄金色の髪の乙女に魅せられて、大勢の船人が命を落とした」という伝説があるそうです。昔から水上交通の難所だったんでしょうね。
写真の右側の岩が、有名なローレライです。こうやって見ると何の変哲もないただの崖ですね(^^;)。遊覧船がここにさしかかると、船内にはローレライの歌が流れます。
(写真:ローレライ)
さて、古城巡りはまだまだ続きます。左の写真はねこ城。カッツェンボーゲン(ネコのヒジ)伯爵という人が住んでいたことからこう呼ばれるそうです。お城の形も、何となくネコの顔みたいですね。
右の写真はねずみ城。ねこ城の家臣が「ウチがねこなら、お前の所はねずみだ」とバカにしてこう呼んだそうです。
左はドイツ最大の廃城、ラインフェルス城。現在は古城ホテルになっています。右はリーベンシュタイン城址。
シュテレンベルク城址とマルクスブルク城。補修工事中でネットをかぶっています。
シュトルツェンフェルス城とラーネック城。
怒涛の古城巡りを終え、船はコブレンツに到着しました。ここから、列車でラインフェルス城に戻ります。実は、今夜の宿は古城ホテルなんです。当初はそんな予定ではなかったんですが、「せっかくだから泊まってみたいよね」という話になり、福さんが電話をかけまくって予約に成功したのでした。
ライン川を見下ろす崖の上に建つ古城ホテルからの眺めは、素晴らしいものでした。レストランではライン川を行き交う船を眺めながら、優雅に食事ができる・・・んですが、バックパックで貧乏旅行をしている我々にはちょっと敷居が高かったようです。居心地が悪くて早々に退散してしまいました。(^^;)
(写真:ライン川の眺め)
古城ホテルと言っても、昔のお城そのものに泊まるわけではなく、建物は後からホテルとして建てたものでした。ちょっと残念。
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