セフィーロ!
(1989 Dec. 親父新車購入 ⇒ 2001 Sep. tommitzげっと ⇒ 現在に至る)


↑ 晩秋の仙台泉ヶ岳にて。↑
ボディカラーは「グリニッシュシルバー・メタリック」。
その名のとおり緑がかったシルバーです。

さすがに最新のクルマとのガチンコ勝負はキツイけれど,とても15年モノとは思えない流麗なスタイル。
テイストの変遷こそあれど,時代がセフィーロに追いつくまで10年ちかくかかってるんじゃないでしょうか。 >褒めすぎ!?

唯一“時代”を感じてしまうのは,前後バンパーの黒モールでしょうか。。。
非常に伸びやかなサイドビュー。現在のクルマたちがだんだん‘重戦車化’しつつあるなか,軽快な印象を受けます。
BBSホイールのおかげでエレガント路線の外観になってます。うーん今の感覚で考えるとやっぱり17インチくらいが欲しいなぁ
リヤコンビネーションランプはなかなかクセありの意匠です。メーカーもこれを意識したのか,中期型へのマイナーチェンジでは一気にふつーなデザインになってしまった。それが悪いということはないけど,この前期型タイプのほうがアイデンティティを感じられて好きかな。

ちなみに,セフィーロ・コーディネーションのコンセプトに基づき,エンブレムは控えめサイズの『CEFIRO』のみ。
良くも悪くもA31セフィーロの外観上最大の特徴が,このプロジェクター式4灯ヘッドランプ&フォグランプ。こいつのおかげでセフィーロの年代不詳感が高まります。
「カッコばかりで暗い」といったんは絶滅しかかったプロジェクターライトですが,HID普及の昨今ではまた復活しています。
ボディデザインの趣をもっとも強く感じるのは,フロントフェンダー。>○○フェチ!?
この絶妙な面構成・曲率具合がなんともスバラシイです。洗車時にいちばんがんばっちゃうのもココ。

サイドマーカーは,クリアランスランプ一体で卵型をしてます。これがまたアクを強めちゃってるんだけども,おかげで美しいフェンダーに穴(サイドマーカー用)が開かずに済んでるのです!
そしてこの美しいパネル構成は前後ドア〜リヤフェンダーへとつながります。単純なようでけっこうオクブカイですよ。
この当時はかなりメッキモールごてごてのクルマが多かったんですが,セフィーロはサイド窓枠とドアノブのみ。配し方が上品なので,ブラックアウト等せずにそのままです。
ちなみに判りづらいですが,後席側のウィンドウは約半分,たったこれだけしか開きません。もうちょっと何とかしてほしかった・・・ >開発者どの
ホイールは名門BBSの「RG」(だと思う)。
“冬タイヤ”という概念のないお茶の国ではずっと純正ホイールでしたが,ちょうど純正OP扱いだったコレを親父が調達してきて夏用ホイール@仙台にケッテイ。かなり親父のシュミです。
純正サイズ(205/60R15)ということで,このボディサイズに15インチ。今じゃ17インチくらいでもまったく違和感ないんですが。気品あるデザインなれど,どーにもこーにも洗いづらい(泣)ホイール&スモークガラスのおかげで導入当時は「ヤン車」呼ばわりされました。

タイヤはDUNLOPの「ルマンLM702」。コンフォート系タイヤということで半年経ってもまだまだ静か。
で,割とスポーティなトレッドパターンも◎。
マフラー(テールパイプ)は口径ひかえめの2本出し。50φくらいかな。純正ですがなかなか侮りがたく心地よい音を奏でるので,けっこうお気に入り。
日産の生んだ名機,RB20DET型エンジン。2000cc直列6気筒DOHCターボで,当時としては最強クラスの205psを発生(現状はどうなのかな)。
16万km超を走行した現在でも,滑らかかつ力強いフィールはサイコー。
このRBシリーズの最高峰に君臨するのが,言わずと知れたRB26DETT型(スカイラインGT-Rに搭載)。
んで・・・左右2本のフードガスステー(ダンパー)がへたってるので,ふぃ〜んバタンってなことでボンネットが降ってきます。R32スカイラインから調達したこのつっかえ棒が手放せません(^^ゞ
エンジンどノーマルにつき,Egルームの華というとストラットタワーバーとHIDくらいかなぁ・・・
↑ そうそう,後退灯部分にはLEDブレーキランプを仕込んであるので ↑
ブレーキ時には割と全面が赤く光ります。
冬仕様では純正装着の14本スポークホイールにミシュランのDRICEをセット。
仙台に連れてきて初めてわかったんだけど,このボディ色は雪の中で映えないんですねぇ。。。
なんだか非常に黒ずんで汚れて見える(悲)
キャリアはTHULE。スキー時以外はベースバーのみ装着。
外観から一転,さすがに古さを否めないか!?というダッシュボード周り。
3本スポークのステアリングはビニルレザー巻き。本皮巻きいいなぁ(憧)
助手席前方の凹部は,開放感の演出にはなっているかもしれないけれど実用性なし。トレーに見立てて物を置くと,カーブの度にもれなく暴れまくります。
5速マニュアルシフト。日々,運転の難しさと楽しさを教えてくれます。
購入当時で世はすでにAT全盛。半ば受注生産という納期の長さにもめげずMTで購入してくれた親父に感謝!
これぞバブルの象徴!『パートナーコンフォタブルシート』と称される,背もたれ中折れ機構つきの助手席シート。リクライニングに合わせて座面もスイングするので至極快適。・・・なんだけど,快適ポジション=かなり寝かせた角度になります。
ちなみに,基調色はオフブラック,シート地は“エレガント”と名づけられたコーデュロイ調(?)の生地。ゴージャス感がヘンに高い気もする。。。
当時まだ出始めだった左右3点式シートベルトやセンター・トランクスルーも標準装備。スノボはムリだけどスキーなら3〜4セットおっけー。>せっかくキャリア買ったのにまるで出番なし(爆)無闇に板汚したくないもんね。
メーター周りは,ほどよく古くさくほどよくスポーティーに。。。レッドゾーンは7,500rpmから。9,000rpmまで刻まれるタコメーターが,ツインカム系車であることを示します。ここにもバブル期っぽいこだわりが見えるサンバイザーまわり。
ピラーに合わせたツートーン塗装になっていて,しかもPUSHオープン式。助手席のヒトはだいたいみんな戸惑います。。。
オーディオはSONYの1DIN MD「MDX-G55」。純正から数えて3代目のデッキ。MD全廃というわけではないので,これにCDチェンジャーというシステムで使用中。デッキ下部は1DINスペースを占拠する純正のPUSHオープン式小物入れ。これを撤去すると後付けカップホルダーが必要となり,うっかり解雇できません。


このクルマの良さは,第一には何といってもボディデザイン,
第二には,今や絶滅状態の直6エンジン等によるスカイラインに通ずる軽快&上質な走行性能だと思っています。
そして,昭和末期のバブル期ど真ん中で開発されたからこそ
きっちりカネがかかっていて趣味性の強い,こんな車種が生まれたんだと思います。

DIYでいろいろとイジっていますが,この2点がなかったら
こんな古いクルマにとてもとても愛着や手間ひまなんて掛けてられません(^^;いやホント。
古いとはいえ,こんなに素敵なクルマを持たせてくれている両親にはホント感謝しとります。

ということでDIYは,『パッと見どノーマル』『ご老体延命』を基本として
『快適性能・打倒21世紀cars!!』をコンセプトにやっております。




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