まずは,発表当時のカタログより抜粋してみましょう。
セフィーロはグレードの概念を排除しています。
オーナーはセフィーロの中のある車種を選ぶのではなく,
まずセフィーロを選び,
その中からテイストにあわせて自分だけのグレードをつくりあげていく,
という考え方(セフィーロ・コーディネーション)から出発しました。
従ってエンジン仕様やグレードを誇示するエンブレムなどは一切装着されていません。
その代わりに,車両仕様を表示するラベルをセンターコンソールリッドの裏面に。
ご自身の感性に合わせたクルマづくりを楽しんでいただけます。
・・・コレを読んで一発で理解できたヒトって何割ぐらいいたんでしょう,当時。。。
つまりエンジンを例にとって考えると・・・↓
発売当初,セフィーロに用意されたエンジンは
@RB20E型(2000ccOHC・125ps) |
ARB20DE型(2000ccDOHC・155ps) |
BRB20DET型(2000ccDOHCターボ・205ps) |
@街乗りがメイン・市街地を軽快に走りたいヒト用 |
A中距離中高速走行がメイン・大都市近郊に住むようなヒト用 |
B高速走行&スポーツ走行も視野に・運転そのものが好きなヒト用 |
・・・お解かりでしょうか?
ファミレスで「ハンバーグ定食」として注文するのでなく,
バイキングで「ハンバーグ」と「ごはん」「味噌汁」「付け合せ」をトレーに乗せて
「結果的にハンバーグ定食」・・・というイメージ。
工学部中央食堂でいうところの,グリルで注文するかカフェテリアに並ぶかとゆーこと・・・かな。。。
セフィーロは,この概念にもとづいて,
エンジン3種 × サスペンション3種 × ミッション2種 × ボディ7色 × 内装2色 × シート地3種 × ・・・
= たくさん _| ̄|○
まぁメーカー側でいくつか“推奨仕様(=コレにしねぇと受注生産ばりに納期遅れるぜ!?)”
が用意されてたので
実際にはただの1台も世に出なかった仕様がきっとあります。ウン
最近だと,三菱のコルトも同じようなチョイスシステムを構築してますね。
それから,現行BL/BP系レガシィは,グレード格差を減らすというコンセプトのもと
グレードを示すエンブレム類は非装着。
セフィーロの場合は,やっぱり今ひとつこのシステムが解りづらかったとみえて
マイナーチェンジするたびにフツーのグレード構成になってっちゃいました。。。
で,長くなりましたが,ウチのセフィーロの仕様は,
@RB20DET型エンジン |
Aハイキャス機構付サスペンション |
B5速MTミッション |
CグリニッシュシルバーM |
Dオフブラック内装 |
E‘エレガント’シート地 |
以上。