〜Goro’s BAR
          VS
           Takuya’s BAR〜

友 近「タクヤさん」
タクヤ「はい」
友 近「このお店をね、乗っ取るって言っていましたけれど、そんなに…」
タクヤ(ママ袖をさわる)
友 近「何なさるんですか」
ゴロー「それ、なんで嬉しそうなの?」
さやか「ママ、ママ」
ゴロー「ママ、触られて、ちょっと喜ばないでよ」
友 近「いや、まあ、まあね」
ゴロー「いつもの癖だから、兄貴の」
さやか「だって、もうタクヤさん、なかなかじゃない」
ゴロー「そんな顔しないじゃん、普段」
さやか「あたし、別に付き合ってもいいもん
    まあ、まあ、まあ、でも、ちょっと、あたしオーナーのこと
    いろいろタクヤさんに聞きたいなと思うんですよ
    オーナーはいつも鏡ばかり見てると言われているんですけど」
タクヤ「鏡ばっかりじゃなくて、どちらかというと
    なんにでも鏡にするタイプ」
(オーナー・ゴローの素顔 顔が映るものは何でも鏡にする
タクヤ「だから、あの、ガラスとか」
友 近「ガラスでも」
タクヤ「えー、ひどい時は
    彼は、僕の目を見ながら話はしてるんですけど
    僕の目に映っている自分を見ながら話しをする」
(オーナー・ゴローの素顔 話す相手の目も鏡にする
友 近「なるほどね」
さやか「オーナー、そうだったんですか」
ゴロー「何も言えないね
    よく知ってるだけに、言わ楽屋ちゃうとね
    でもさ、木村くん、鏡見ないんだよね」
タクヤ「鏡は見ないっすね」
ゴロー「あんま見ないんだよね」
タクヤ「その、楽屋も基本的には使わない方なので」
さやか「え、どこにいるんですか」
ゴロー「そうそうそう、タクヤ兄貴は楽屋、使わないの」
タクヤ「僕は前室」
ゴロー「そうなの」
(タクヤ兄貴は、鏡のある楽屋を使わず前室を利用)
友 近「あー、スタジオ前のお部屋に」
ゴロー「そう、スタッフとわきあいあい
    そこも一つ、現場の空気として」
タクヤ「なんか、イヤなんですよ
    じゃあ、本番いきますって言う前に、待たせる
    大ッ嫌いですね」
ゴロー「うん」
タクヤ「遅刻というものを、あの、ホントに
    なんか法律作った方がいいと思います」
ゴロー「遅刻しないし、まじめだし
    なんか間違えてホメちゃってるけど、俺」
従業員(口々に「そうですよ」などと言っている)
タクヤ「でも、ときどき(遅刻)してくれるじゃん」
ゴロー「たまにね」
タクヤ「そんときのね、あの、ゴローちゃんの遅刻してしまったという空気感
    僕は好きです」
ゴロー「なんで、なんで、なんで」
さやか「どんな感じになるんですか」
タクヤ「(ゴローの)私服とか、見たことあります?」
さやか「私、ないんですよ」
タクヤ「衣裳より衣裳ですから」
(オーナー・ゴローの素顔 私服は衣裳よりいしょうっぽい)
友 近「へえー」
タクヤ「そ、そんなゴローちゃんが、遅れて入ってきて
    パッと目が合うと“あ、おはよう”っていう感じで、こう
    空気になじもうとするんですが、僕が朝のおはよう代わりに
    (腕時計をたたく仕草)って、やると“…すいません”」
さやか「かわいい」
タクヤ「あそこがいいよね」
ゴロー「なんか、どんどん暴露されていくね
    ヤバイヤバイ
    やな予感はしてたんだけどね、タクヤ兄貴が来るっていうことで」
さやか「じゃあ、どんどん聞いていっていいですか」
タクヤ「はい」
さやか「あの、ゴローオーナーは、よくけんかをするんですか」
従業員「お兄様とオーナーがけんかするってことも、あったりもあるんですか」
ゴロー「ないよ」
従業員「それは、まずありえない」
タクヤ「なかったよね」
ゴロー「メンバー同士ってどうだったっけ
    結構、まあね、昔はいろいろと、あと、外とけんかしたりとか
    ヤンチャでしたから」
従業員「ふーん」
タクヤ「ごめんごめん、今、訂正してよ
    ヤンチャって、おまえが言ったよね」
友 近「言いました、言いました」
ゴロー「俺らヤンチャだったじゃん」
タクヤ「俺ら」
友 近「初めて見た、そんな顔」
タクヤ「だって、こいつズルいんですよ」
ゴロー「なになに」
友 近「なにですか」
タクヤ「あの、いや、一応、昔
    1台のワゴン車に乗って、いろいろ現場とかを移動させてもらってたんですけど
    で、車の周りに女性がバーって、あの、集まっていたので、街中で
    町を行く、ね、少年達にしてみれば“SMAP”“ウソ”“どこだよ”
    “おい、出てこいつってんだ”って言って、あの」
ゴロー「ヤンチャだよね」
タクヤ「移動車の窓をこう、ガンとやったんですよ」
ゴロー「そう」
タクヤ「で、そん時に、ガラスに傷入ったんだよな」
ゴロー「うん、車のね」
タクヤ「指輪してたから」
ゴロー「そうそうそう」
タクヤ「その男の子が」
ゴロー「うん」
タクヤ「で、その、ガラスの傷をみつけた瞬間に、うちらメンバーが
    “ちょっと待てよ”って始まって、ぐわーって出てって
    ちょっと大げんかが始まって、で、女の子たちは“やめて〜!!”とかいう
    周りの女の子たちがいたんですけど、 もうなりふり構わず“うわー”つって始まって
    “痛って〜”って感じで車に戻ってったら、えー、若干1名が後ろの席で
    “終わった”」
(オーナー・ゴローの素顔 騒動が起こってメンバーが動いても出てこない)
従業員「え〜!!」
ゴロー「ほら、一応ね、その、指輪でね、傷をつけたやつの、メモってたの
    背格好とかを」
友 近「うそやん」
ゴロー「ホントだよ」
従業員「え〜!!」
ゴロー「もう1歩、踏み出す勇気がね」
友 近「みんな行ってるわけですよね、いったら、もう」
タクヤ「いや、全員」
友 近「全員」
ゴロー「けんかっぱやいんだもん、みんな」
タクヤ「ごめんごめんごめん
    あのさ、この場を借りてちょっと確認したいんだけどさ
    ある番組でさ、生放送中にさ、あの、一般の方とさ、また俺らけんかになったじゃん」
ゴロー「あった」
タクヤ「あったじゃん」
ゴロー「うん
    番組のコーナーだけど、ちょっと熱くなって、けんかになっちゃったことがあった」
友 近「あー、そうなんですか」
ゴロー「うん」 
タクヤ「そんとき、ちょっと確認したいの
    おまえ、どこにいた?」
従業員「また」
ゴロー「乱闘はいやだから、行かないようにしてたの
    こう、ダーって、ごっちゃごちゃになってるから、バレないわけよ」
従業員「え〜!!」
ゴロー「だから、ここで、堂々としても、絶対バレないんだよ」
従業員「堂々としてたんですね」
ゴロー「そう、ここでみんな、熱く帰ってくるのよ、また
    “わー”(ガッツポーズ)とか言って帰ってきたら、俺も(ガッツポーズ)
    結構大丈夫」
従業員「え〜!!」
友 近「で、それを見てたと、じゃあ」
ゴロー「だから、そこにいただけ」
さやか「かわいいな、オーナーのいろんなところがわかりますね」
ゴロー「みんなね、子供だったからね、ヤンチャだったしね
    木村くんも特に正義感が強すぎて、昔ね、ドッキリに引っかかったことがあった
    あの、2人だけ引っかかったの、慎吾と木村くんだけ引っかかって
    慎吾がだまされて、なんか、こう、泣いちゃうようなとことかあったんだけど
    で、木村くんも、その話を聞かされてなくて、他の4人は知ってたんだけど
    それなのに木村くんは、自分が責められてるんじゃないのに
    その場で怒っちゃって“うちの慎吾に何するんだよ!!”」
従業員「へー」
   「ホントに正義感強いんですね」
ゴロー「そう、番組としては違う…
    慎吾ちゃんだまされて、慎吾ちゃんかわいいで終わるはずだったのに
    もうシーンとなっちゃって、“あ、木村くんには言ってなかったんだ”」
さやか「それが失敗だったんですね」
ゴロー「そう、正義感強くて、そういうところがたまに」
友 近「こういう、ちょっとホント正反対ですね、そういう部分では」
さやか「そうですね」
ゴロー「そうかもね
    もちろん似てるとこもあると思うけど」
友 近「ええ、ええ」
タクヤ「似てるとこ?」
友 近「食いつきますよ、そこは、聞き逃しませんよ」
ゴロー「ほら、ね、似てるとこはありますよ」
さやか「どこですか、オーナー」
ゴロー「いや、多分、その、今日だから本題になってくるような、こう、いろいろ
    また恋愛話とか、今日するでしょう」
さやか「はいはいはい」
ゴロー「女性との話とか」
さやか「あ、恋愛とかね」
ゴロー「そういうところは、少しね似てるとこあるんですよ」
タクヤ「まあ、でも、恋愛経験は先輩だからな」
友 近「あれ、オーナーの方が」
ゴロー「まあ、そこは僕の方がヤンチャ」
友 近「使うな、ヤンチャ、押しますね」


NEXT

BACK