10/09/27日更新
★21世紀の生命医学は、何が変わろうとしているか?
貴方も死後 クローン人間として再誕生出来るかも?
夢の扉を開けて下さい!(青い飛行体は人間ボタルの想像画です)
遺伝子組換により人間の寿命を今の2倍にしたり、自分の細胞を 冷凍保存しておき死後クローンとして復活させる事や既に過去の 動物となっている絶滅種の動物の復活も、可能となるでしょう。 21世紀の最先端医療の扉を開け現状を少し覗いて見ましょう! |
1)★遺伝子組換えによる人間改造
★遺伝子組換えにより人間を改造する場合、卵子に他の動物の精子を 組み込み受精させ、それを子宮に戻して 生育させ誕生させる。 この反対に他の動物の卵子を人間の精子に組込む方法があります。 |
これで相互の遺伝子を持った生物が誕生する、従って、遺伝子組換へ治療の名の元に、現代
存在しない人類?あるいは奇怪な怪物が出現する可能性も否定出来ません。
★蝶々や鳥の遺伝子を人間に組込み、空を自由に飛ぶ人間、魚の遺 伝子から水中で生活出来る人間、フクロウやコウモリのように闇夜でも 目が見える人間、お金持ちであれば、将来自由に思うがままの人間を 創り出す、まさに神の領域に入り込む可能性を秘めています。 |
※現状はどうでしょうか?
現実の問題として技術的には、既に可能な領域に入って来ています。
★霊長類で初!遺伝子組換えザル誕生 ※米オレゴン健康科学大のジェラルド. シャテン博士のグループが、 クラゲの遺伝子を卵子に導入した遺伝子組換えザルを作る事に 成功、 |
★人間の遺伝子治療と同じ方法で、ウイルスにクラゲの遺伝子を組み込み、未受精卵に導入、
これを精子と受精させサルに戻し3匹の子ザルが誕生、ANDI(アンディ)と命名。
遺伝子の名称は、私はまだ死んでいないINDY (I'm not dead yet)と名付けられた。
人間の卵子や精子の遺伝子治療も、理論的には同じで可能となり、遺伝性の重病を治す為
には、生殖細胞の遺伝子治療が究極の方法とされていますが、遺伝子操作による人間改造
につながる危険を秘めています。 (2001.1.12日 読売新聞記事より引用)
★1996年にクローン羊が誕生して以来、マウス、ブタ、牛等、様々な動物で成功が発表されて
いますが、この技術の問題点も2001.6.6日クローン規制法の解説として、読売新聞に掲載
されたものを紹介しておきましょう。
クローン技術で生まれた動物の子供は、体が異常に大きく、心臓や肺に重大な欠陥があったり、
更に舌が異常に長いもの、顔のつぶれや、じん臓機能の低下、腸閉塞、免疫不全、糖尿病など、
予測もつかない異常が出たり、子供を産んだ親も、出産直後に血圧が致命的に低下、妊娠合併
症で死ぬ例もあるとの事です。
★世界初!クローン鹿の誕生
米テキサス農工大などの研究チームは世界で初めて鹿の体細胞を 作り出した。オジロジカのクローンで、死亡した雄鹿の毛皮の細胞 から取り出した核を雌鹿の卵細胞に移植、代理母役の雌鹿に出産 させ、誕生は2003年5月23日、名前はデューイと名づけられた。 写真は本文とは無関係です。 |
2)★人間の寿命、2倍となる?
(2001.1.25日 読売新聞記事より引用)
★一つの遺伝子の突然変異により、寿命が2倍近く延びることを、米国コネティカット大学の
研究者により、ハエの変異種の研究で発見、変異であっても、生体機能や生殖能力には
異常はなかったとの事。ハエと人間の全遺伝情報の8割は共通で、この突然変異が解明
出来れば、人の寿命を延ばせる可能性があると報道されている。
3)★絶滅動物の復活と絶滅の恐れのある動物のクローン作り
貴方は死後クローン人間として再びこの世に姿を現す事が出来るか?
★米ベンチャー企業のアドバンスト・セル・テクノロジーは絶滅の恐れの ある動物、ガウルという野生牛のクローンを1月12日誕生させたと発表、 絶滅の恐れのある動物のクローン作りは、これまでは世界で初めて。 写真はクローン牛、ノア (2001.1.14日読売新聞より) |
同社によると、絶滅の恐れのある動物の細胞を保存する冷凍動物園から8年前に死んだ雄の
皮膚の細胞を入手し、家畜牛の卵子に細胞の核を注入、複数の家畜牛の子宮に戻し、体重
36kgのオスのノアを誕生させた。
※これにより冷凍保存細胞があれば、既に過去の動物となっている絶滅種の 動物を復活させる技術を入手した事になり、細胞が冷凍保存されておれば、 人間でもクローンとして復活させる事を可能とする事を意味しています。 |
北極等に紀元前の動物や人類の祖先が氷中に冷凍保存されている可能性は否定出来ません
日本人で既に、マンモスなど発掘すべく活動されている学者もおられます。
4)ガン細胞が自滅するタンパク質発見
(2001.1.3日の読売新聞記事より引用)
★第1製薬創薬研究所のグループが大腸ガンの細胞内に、遺伝子を導入すると、ガン細胞等に
自滅を促すタンパク質を発見、1月3日発行の米科学誌「ネイチャー、メディシン」も掲載。
これでガン細胞撲滅も大きく前進する事でしょう。
5)★病気解明の進展
(読売新聞2000.6.27日発行記事より引用)
★ガン、糖尿病、高血圧等も、遺伝子の文字配列の書換えで治る
ヒトゲノム解読により、ガンや糖尿病、高血圧、その他数多くの病気の背後にある遺伝子を
突き止める事が出来、遺伝子治療により、数多くの命を救えるようになります。
※ガンは遺伝子の異変により発生するもので、正常な遺伝子を構成するA、T、G、Cの文字
配列の一部が勝手に書き換わったり、欠落する異変が複数の遺伝子で重なると細胞がガン化
する。 この異変が発生した文字配列の書き換えなどの、遺伝子治療により数多くの命が救え
ると期待されています。
★参考事項(DNA
★人の細胞は約60兆個からなり、一つの細胞核の中に23対の染色体が あり、遺伝情報が刻まれている。 この染色体(DNA)は4種類の塩基(左図=A T G C)計30億個の並び 方が遺伝子情報を担っている。 |
6)新薬開発に貢献
★本人のみ効果のある個人専用の副作用がない薬品が出来る。
人間は一人ひとり違う遺伝情報を持っている為、薬の効き方や、副作用もそれぞれ異なって
います。
近い将来、個々に適切な効果があって、副作用のない薬が出来ると考えられています。
7)人間の進化の解明
★生物の進化は、先祖代々引き継がれる遺伝情報の一部が突然変異を起こし、機能が変化
する事から進み、生物ゲノムの解読は単細胞生物が多細胞生物に変化した時、遺伝子に
何が起きたのか明らかにする事から進化が解明出来ます。