2002.5.16 アポイ岳(810.6m)  5回目

花の山。
珍しい花やここでしか見られない固有種が多い。
超苦鉄質岩のかんらん岩の山なので、普通の植物にとって厳しい環境なのだろうか。
かんらん岩は、元々、地殻の下の上部マントルの主要構成物質。
普通の石と比較すると、マグネシウムやニッケルが多い。

物好きな植物だけが住んでいるようだ。

アポイ岳一帯を含む”幌満かんらん岩体”は、世界一きれいなかんらん岩を産することで有名。
かんらん岩の主要造岩鉱物であるかんらん石は、透明な緑〜オリーブ色を呈し、英語ではオリビン(Olivine)と言う。
オリビンの特に大きな単結晶は、宝石として用いられ、ペリドット(Peridot)と呼ばれる。
かんらん岩の英名はペリドタイト(Peridotite)。


行程(冬島旧道コース)※含休憩時間

登り:登山口(7:35)→5合目(8:45)→頂(10:05
下り:頂(10:40)→5合目(11:30)→登山口(12:25

登り合計:2時間30分
下り合計:1時間45分


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ようこそ

登山口はアポイ山麓自然公園。整備よし。

アカエゾマツの道

木漏れ陽。

5合目

ここまでは余裕。これより上、高山植物帯。

アポイアズマギク

固有種。ミヤマアズマギクの変種?

ヤマツツジ

普通。

日高山脈南部

山の名前は知らない。

ピンネシリ

男山。縦走路あり。ヒグマ多いらしい。

ヒダカイワザクラ

日高山脈の花。小さな体に大きな花。好きな花。

尾根

細尾根。

馬の背と日高灘

海がこんなに近いのに高山帯みたい。

エゾキスミレ

マグネシウムが大好きらしい。

頂上

展望は利かない。残念。

吉田岳方面。

ピンネシリへの縦走路。ダニ多い。

ヒダカソウ

固有種らしい。キタダケソウを見てみたくなる。

フデリンドウ

筆竜胆。漢字で書くと強そうだ。

アポイ岳

帰りに振り返った。ピラミダルでかっこいい。

キタゴヨウ

五葉松。桜。アポイ岳。

オオサクラソウ

木漏れ陽が反射する。

新緑

カラマツの黄緑。

おしまい

ご苦労様。

温泉から

そらが青い。


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