091:レパードXS (’89.03 GF31 4AT SR 02.07- )
テレビドラマの大道具として登場して一部有名になったそうですが自分は知りません。乗り捨てられたようなレパードです。ネットオークションの初期ごろに安く落札したのですが、消耗品はすべて取り替え時期に来ており、エアコンはガス欠不動、車内外汚れ放題それは悲惨な状態でした。今も改善出来ていないのですが、せめて屋根下の車庫に入れて整備待ちをしています。レパードは概して良い車ですが、この後期型はエンジンが特に良いと思っています。V6ツインカム・ターボです。この車は2000CCで、燃費も向上し自動車税も割安です。しかし、前期型にあったデジタルメーターが無くなり、ラジエータグリルが平凡なデザインとなりガッカリです。この車にはサンルーフが付いていることが手元に残った理由かな!何とか乗れるように、少しずつ整備をはじめているのですが、パーツ代が高価なため進捗が牛歩です。エアコンなどは動かなくてもよいと思っているので修理しません。購入するパーツはどうしても必要なもののみ、中古品を購入しているのですがこのごろ価格が上昇して困っています。また、自動車部品の送料は、しばしば中身の部品代より高価になることが悩みです。

BACK HOME NEXT
車を長い間使用せずに放置していると、まずバッテリが上がると共に外観がみすぼらしくなり、次に来るのがガソリンタンクの中身が変質(一般に「腐る」と云います)です。そしてブレーキの固着へと進むと「不動車」の一丁上がりとなります。このレパードはこのとおりの道を歩み、不動車となって久しいのですが自分では惜しくて捨てられない車なのです。元々クーラーのコンプレッサが固着してエアコンがダメだったのに、ハワーステアリングもギコギコと異音がしてスムースにはハンドルが切れない状態で、まさに満身創痍のレパードでした。
さて、ガソリンが腐り鼻にツンとくる濃縮したような液体を全て排出し業者さんに処理をお願いして、悪臭が残るタンクを降ろし中身が完全に乾いてから輪切りにしてみました。左の写真が貝殻のように開いたガソリンタンクです。タンクは液体が前後左右に振られても仕切があって抑制されるようになっているのは知っていたのですが、なにやら樹脂製のパーツやパイプホースなどがついていることが分かりました。ガソリンタンクの錆を化学的に処理する方法があるらしいのですが、このようなパーツは影響を受けると思うのですが?。
レパードのガソリンタンクは中のガソリンの変質が早く来てしまいますが、同じニッサンのフェアレディZはガソリンの変質は遅いようで、今のところタンクを取り替えたことがありません。また、最近の車は樹脂製のガソリンタンクが使われているようで、軽くて錆びないし多分ガソリンの変質も遅いのかもしれません。
このレパードはまだ鉄板が錆びやすい時代の製造みたいで、傷もない塗装の下からポツポツと浮き錆が出始めており、もはや全塗装し直さなければならない状態となっています。素人の自分には対処不可能と判断しており、いじるのは板金塗装以外と決めました。エンジンはヘッドの清掃とカタカタ音(タペット音と称される音)の除去、タイミングベルトの取り替えを計画。足周りはフロントサスペンションの検査(取り替えが必要かどうかは不明)ブレーキはチェック済みのためパス。油漏れしているパワステポンプのオーバーホールまたは取り替え。マフラーの点検などを2年ほど掛けてボチボチ行う予定です。また、始めに壊れているエアコンのパーツ取り外しを行い、最後にデジタルメーターへの取り替えが出来たら完璧なんですが、どうなりますやら?