090:レパードXS−UGS・AV(’88.03 GF31 4AT DM 01.05- )
自分の百名車中のベストはこの車にします。先ず、スタイルが良く持つことに喜びが感じられる事、装備が「青いデジタルメーター」、「2ドアハードトップ車体」、「V6ターボエンジン」、「オートドライブ/オートワイパ」、「ウールシート」、「キーレスエントリ」など充実しており、楽しくゆったり流せるがここぞと云うときには元気に走り出せる力を秘めている頼もしい存在である事です。残念ながらサンルーフが付いていないことだけが物足りない点です。また、欠点はいっぱいあり、現代の車に比べて古くさく燃費は最悪、音もうるさいと思います。鋼鈑が古く錆が出やすいようで、今の車では考えられないような例えば平面に錆が出てきています。サンドペーパーで削って錆防止剤を塗っていますが、完全処置ではないうえに錆の発生そのものを止めることは出来ていません。昭和の終わりごろのバブル時代に、制約の少ない自動車造りで生まれた幻のような車です。自分の手元へ来てから9年、作られて20年以上経ち、使用していないことが車の劣化に拍車を掛けているようです。ガソリンが腐りタンクが錆びて不動車になってしまいました。エンジンも始動するとモクモクと煙が出るようになり、一大決心をしてガソリンタンクの代用品を作ると共に、エンジンのシリンダーヘッドを分解清掃を行いました。トップページの写真がそのとき撮した一枚です。現在はエンジン始動一発、綺麗な廃棄ガスで正常な状態に戻って、動態保存の一台となっています。

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