自分は初代の「セリカXX」には全く興味がありません。この二代目のセリカXXこそが「セリカXX」と言えるのではないでしょうか。本家の「セリカ」のフロントを引き延ばしてソアラの6気筒エンジンを押し込み「セリカXX・GT」を名乗ったのです。ソアラにハードトップ仕様がありませんでしたので、トヨタらしい商品バリエーション揃えとなったのでしょう。自分は今でもこのようなハッチバック型のデザインが好きです。(プリウスも「ハッチバック型」らしいですが自分は全く違うと思っています。)使い勝手が悪く無駄な空間が多いので、機能重視の現代では見放されたデザインです。 このGA61型セリカXX・GTにはオートマ仕様がありません。同じシャーシと云えるソアラにはあるのにです。無いものは作るしかありませんね。そこで、マニュアルトランスミッション(MT)を降ろして代わりにオートマチックトランスミッション(AT)を載せることにします。と、書くと簡単ですが、素人が現物合わせでやろうと云うのですから確実なことはなにも無しです。とりあえずGZ10型ソアラGTからATを降ろして保管しました。プロペラシャフトはソアラの前半分とセリカXXのうしろを合わせると長さがほぼ期待通りになる計算です。そのうちに部品取り用のソアラを(リサイクル法騒動で)廃棄する事になり、急いだため外し損ねた部品が一緒に廃棄されてしまいました。そしてこのトランスミッション載せ替えの計画がストップしてしまいました。このセリカXXは新車から四半世紀を経ており、あちこちに錆や腐りが生じており、ガソリンタンクも中が腐ってしまいました。いつか再度オートマチックトランスミッションに載せ替えて走らせたいと思っているのですが、その前に腐ったボデーの修理をしなければなりません。今のところゴールはいつかの目処は立っていません。
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