039:アルシオーネ2700VX (’87.09 AX9 4AT 96.10-01.07 4;09)
スバルのエンジニア達が楽しく創ったのがアルシオーネかなと思っています。「019:アルシオーネ」でも書いていますが、この独特のスタイルとメカニズムは他には見あたりません。当然ユーザーも限られてしまい事業的には失敗ではなかったかと思います。エンジンはスバル得意の水平対向ボクサーエンジンですが、これは6気筒です。排気量が2700CCと4気筒の1.5倍、つまり4気筒に一対を追加しただけ。でもこれであの4気筒特有のボコボコと聞こえた排気音がスムースになってたように思います。残念ながらあのテレビゲームのデジタルメーター設定が無くなり、がっかりです。 この車は解体屋さんで屋根上に別の解体車を載せて解体待ちしていた車で、屋根が凹んでいました。走っている姿は見たことが無く、希少と思ってとにかく購入しましたが、無理した車体は問題を残していそうで車検の取得まで踏み切ることが出来ず、コレクションとして囲っていましたがいずれ動かなくなること必至なため手放すことにしました。 この車も写真が残っておらず、わずかに別の車の後ろに右前が覗いていますが、なぜかエンジンフードを上げて手入れを待っているようで心が痛みます。カタログの写真では下のような感じです。

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