010:プレリュード2000Si (’85.10 BA100 4AT SR 91.07-96.03 4;09)
トヨタ/ニッサン以外の初めての中古車です。いつもの東京の解体屋さんからの調達ですが、わずか6万キロ走行で解体とは当然何か理由が有ります。その前に何故路線の違う解体車を買ったかですが、当時ニッサンがS13型シルビアのお手本にしたらしい?、いわゆる「デートカー」とはどういう車か?そして動くのに何故廃車されたのか?に興味津々でした。この車は全くメンテナンスされないで使われたらしいのです。解体屋さんから引き渡しを受ける時「あちこちから変な音が出ているよ」と言われていましたが、開けてびっくりエンジンオイルもトランスミッションフルードもドロドロ真っ黒、冷却水は赤茶けた水といった具合で、見るからにやりがいの有りそうな一台でした。まあ、エンジンは最悪ではありませんでしたのでヘッドを開けてクリーニングで簡単に済ませましたが、トランスミッションはガリガリと音を出していましたので完全分解修理をすることにしました。開けてみるとすでに修理を試みた痕跡があり、ミスをしたりして修理をあきらめて廃棄となったようです。摩耗したパーツを取り替え、修理ミスでねじ山がバカになっていた所をリカバリしたりして組み上げました。こうして車は復活し姪が使っていましたが、一度生死をさまよったからでしょうか何となく本調子では無かったように思います。しかし元祖?デートカーと言われた車のコンセプトは分かったような気がします。好きな人と過ごす小道具としての車は、豪華すぎず優しく楽しい空間に持つ喜びと操る楽しさがついておれば万全です。自分は「メンテナンス」の楽しさも付け加えたいと思いますが。

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ボンネットを取り外し、タペットカバーを開けたところ。ホンダのエンジンは向きが反対なんですよねー