『朝顔』-7

 

硬く張り詰めたものを緩やかに扱き、ツンと尖った小さな粒を指の腹で転がす。
「あァ…は…んン…」
堪えきれない喘ぎが甘い。
もっと聴きたい…もっと…

ソファーから崩れ落ちそうな体を、抱き上げて寝室のベッドに運ぶ。
ふわりとバラの香が漂った。

服を脱がせるのももどかしく、たくしあげたシャツを剥ぎ取って肌を合わせた。
容赦ない愛撫に、高耶の眦から涙が零れた。

グッと大きく広げられた脚の間を、直江の指が自在に動いて行き来する。
快感を追って、誘うように腰が上がるのがわかっても、もう自分で自分を止められなかった。
昂ぶったものをツウとなぞって、高耶の先走りで濡らした指を下へ滑らせた直江は、
首筋や胸から腹に口づけながら、ゆっくり中に挿し入れると、感嘆の息を吐いた。

「指だけで蕩けそうだ…ねえ高耶さん、あなたも…イイって…言って…」

熱い声が耳を弄る。
直江の指が、クッと曲がって一点を突いた瞬間、
「ああっ!」
抑える暇もなく喉から甘い声が上がった。

「…んッ…はアッ…んん…」

2本に増やされた指で、たて続きに刺激され、高耶の脚が直江の背中に絡みつく。

「直…江っ…もう…」

指よりおまえを…
欲しいんだ…おまえが…

言葉より雄弁な眼差しと、体が心を伝えてくる。
直江は全身で高耶に応えた。

あなたが欲しがってくれる以上に、俺はあなたを求めている…
あなたが欲しくて堪らない…

熱い昂ぶりが押し当てられ、高耶は体を貫く痛みを堪えて、両手で直江を抱きしめた。

2008年10月12日

 

TOPに戻る