秩父
清雲寺と音楽寺の桜

 山深い秩父の野や山は、今、花盛り。平成20年4月9日、清雲寺の桜が満開と聞いて、秩父を訪れた。
国道140号線を満開の長瀞の桜やピンクの絨毯の切り絵を貼り付けたような岩根山のミツバツツジを眺めながら一路清雲寺へと向った。清雲寺の二大枝垂れ桜は、やや満開を過ぎていたが、境内に咲く約30本の紅枝垂れ桜等は訪れた人を魅了していた。
 帰路は、秩父ミューズパーク辺りの桜が綺麗と教えてくれる人がいたので、札所23番音楽堂に寄り、その後は定峰峠を越えて東松山に出て帰宅しました。 


清雲寺


   清雲寺には、紅白約30本の桜が境内狭しと咲き競う。その中でも1420年にこの寺の創建者楳峯香禅師がお手植えと伝える樹齢600年の枝垂れ桜が有名である。説明板によれば、この桜は、エドヒガンで樹高15m、枝張10数m、目通り2.72m、根回り4.25mという。    六地蔵横の枝垂れ桜。樹齢は250年で、山門上、高く覆いかぶさる様は、本堂の前に立ちはだかる仁王の如くである。 
   上二本の巨木は、満開を過ぎていたが、境内の秩父紅枝垂れ桜、八重桜は今を盛りと美を競っていた。
 この写真は、隣の若御子神社から撮ったもの。 
   この日も多くの人が清雲寺を訪れて、紅白の枝垂れ桜の下で記念撮影していました。 
   隣接する若御子神社にもたくさんの桜が咲く。
 普通に見かける白い桜で、清雲寺の紅枝垂れ桜を見た後では、特に清楚な感じがしました。 
 若御子神社のカタクリの花。このほか、この神社にはマムシ草も植わっていました。
 秩父荒川地区には、二つのカタクリ園や水芭蕉園があり、花好きの向きには見過ごせない。


音楽寺

   小鹿坂峠の十三仏と桜。
秩父札所23番音楽寺本堂横の竹やぶの小道を登り、右に少し歩くと、秩父霊場を開拓した性空上人ら十三権者の像が巡礼の無事を祈って秩父の里を見下ろす丘の上に立つ。
  秩父困民党無名戦士の碑と枝垂れ桜。
 明治17年、田代栄助を総理とする困窮した農民が徒党を組んで、この音楽寺に集まり、寺の鐘を打ち鳴らして、市街地へと駆け下って行った。世にいう秩父事件である。
   音楽寺は、秩父ミューズパークの北口にある。ここから南口までの坂道、沿道の桜がドライバーの目を楽しませてくれます。     音楽寺駐車場横の桜。
 車を降りるとその美しさに目を奪われる。
 駐車場の横には、大きな石組みがあり、その上に腰掛けて遅い昼飯を食べました。


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