2.極限世界

【極限の環境に適応した恐竜達】
白亜紀、地球は極地の一部を除くと比較的温暖な気候であった。もちろん砂漠もあったし、高山もあった。白亜紀末には四季も現れはじめた。しかし、今の地球にくらべれば単調で穏やかな世界であったのは間違いない。しかし、新生代に入りヒマラヤ山脈/チベット高原、アンデス山脈がうまれ中央アジアやアフリカにはタクラマカン砂漠やサハラ砂漠が広がる。北米のロッキー山脈も白亜紀よりも峻険になった。

白亜紀よりも多様化した環境で恐竜達はさまざまな姿に進化を遂げた。
これからそのうちの何種類かを紹介しよう。


【1.砂漠に適応したコエルロサウルス類】
”ワーム”はサハラ砂漠に棲む恐竜である。
彼らはコエルロサウルス類の一部が砂漠に適応した恐竜である。
彼らは尻尾と前足を捨てて、蛇のように砂地を這い、哺乳類やトカゲなどの小動物を常食としている。
この特異な姿は日中、砂漠の厳しい日差しを避けるため砂に潜るというライフスタイルから生まれた。



【2.モンゴル高原のヨロイ竜】
”タランター”は中央アジアのモンゴル高原のステップ(草原)地帯からゴビ砂漠/タクラマカン砂漠に生息するヨロイ竜である。彼らは白亜紀のサイカニアタラルルスなどのヨロイ竜の直系の子孫である。彼らは祖先の基本的なデザインを継承しつつ、白亜紀以降拡大した草原と砂漠という環境へ適応している。まず、タランターの頭の鎧は草原地帯に適応して口先が角質化して草を刈り取る構造になっている。また、彼らの体のヨロイはぴっちりつながり亀の甲羅のような構造になっている。それは、砂漠で水分を失わないためのの適応だという。






【3.中東のヒプシロフォドン類】
”デバリル”
は中東の砂漠地帯に住む草食恐竜である。
彼らはヒプシロフォドン類から進化した恐竜である。基本的なデザインは祖先と大きく変わっていなし。
昼夜の寒暖の差が激しい、砂漠の気候に対応するため彼らは皮下脂肪をコート代わりに、体温調節を行う。
夜間は上のように身を縮めて体温の放熱を防ぐ。動くときはウサギのように飛び跳ねて移動する。昼間は、放熱のため下のように体を伸ばし、2本足で移動する。




【4.ロッキー山脈の肉食恐竜】
”マウンテンリーパー”は山岳地帯に適応した恐竜で北米のロッキー山脈に生息している。彼らはワームと同じくコエルロサウルス類を祖先としているがワームよりも祖先の基本的デザインを継承している。彼らは厳しい環境に適応するため脳が比較発達し、体毛も発達している。
彼らは家族単位の群れで、生活し峻険な岩場を軽快に動き回ることができる。
厳しい環境に暮らす彼らはカットスツースなど南米の肉食恐竜の先祖となった
恐竜でもある。










【ヒマラヤ/チベット高原の恐竜達】
世界の屋根ヒマラヤ山脈、チベット高原は白亜紀以降、インド亜大陸とユーラシア大陸が衝突してできたもののである。この世界有数の山岳地帯にも恐竜は生息している。
”ハヌハン”(左)、”ダディ”(右)はヒプシロフォドン類から進化した恐竜である。ハヌハンは我々の世界のヤギに当たる恐竜でマウンテンリーパと同じく山岳地帯を警戒に動けるよう脳が比較的発達している。
ダディはハヌハンよりも比較的標高の低いところに生息し、我々の世界のパンダのように笹を食べて生きている。




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