【展示1】
ロンドンのクリスタルパレスのイグアノドンと
メガロサウルスの復元模型。
世界最初の恐竜復元模型である。
製作当時日本はまだ開国前の江戸時代であった。
現在の両者の復元とはにてもに付かないが
恐竜研究の歴史を知る上で貴重な資料である。
【展示2】
改装前のNY アメリカ自然史博物館のティラノサウルス。 
最もスタンダードな標本でありゴジラ他多くの怪獣のモデルとなった。
しかし、70年代の力学的解析によりこのような尻尾を引きずる形では歩けないことが判明、80年代から90年代の新たなティラノサウルスの発見によりこのことが証明された。1992年の展示リニューアルでこの標本も尾を水平に伸ばした姿勢となった。

展示3】
これも改装前のアメリカ自然史博物館に展示されていた
ブロントサウルスの骨格。

ブロントサウルスはカミナリ竜(竜脚類)の化石が多数発掘されるアメリカ西部のネイティブ・アメリカンがカミナリ竜の化石を
”天にいるカミナリを起こすでっかい動物”の骨と解釈していることに由縁する。

その巨大さにマッチしたネーミングで抜群の知名度があったブロントサウルスだが、ディプロドクス類のアパトサウルスの胴体に別のカマラサウルスという恐竜の頭をつけた合成恐竜であると後で判明。
名前が消えてしまい、写真の標本もアパトサウルスとして正確に組みなおされ、リニューアルに伴いブロントサウルスは完全に消滅した。
【展示4】
ベルギー王立自然史博物館のイグアノドン。1878年、ベルギーのベルニサール炭鉱より数十頭のイグアノドンが関節が繋がった状態で発掘され。1900年ドローにより当時スタンダードだった尻尾を引きずるスタイルで復元された。古典的な恐竜復元の著名な例である。

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