入野信号場


山陽本線 大正6年(入野信号所として)開業:大正13年複線化により消滅?





明治期、郷原と並び単線時代の山陽本線に設置されたスイッチバック信号場のひとつ。
信号所⇒信号場⇒信号所という沿革に関しても、ほとんど郷原と同じだが、 入野の場合は、信号所廃止(昭和14年)後、約14年を経て、 ほぼ同地点(約200m白市寄り)に旅客駅が設置されたことが、特記される。

*写真は、東広島市の中野洋氏から提供頂いたもの。
上段左は、旧信号場中心(現在、狭い踏み切りがある)付近より河内方面を臨んだアングル。 左の石垣は、信号場当時のものであろうか。なお、本線の勾配票は10パーミルを示している。
上り方引き上げ線の終端付近。10パーミルとは言え、 本線との高度差は相当なものになっていることが分かる。
下段左も、上り方引き上げ線の終端部分をサイドから。山裾で途切れている。
下段右は、下り方引き上げ線の終端部分。引き上げ線は、現駅前を通っていたことになる。

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