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Lisa's page

リサのページ

私のページにようこそ!
ホームページを作ってから3年が過ぎましたが
このページを一年以上も更新してなかったことに気がつきました。
「ブログ」が流行ってきて、便利さに流されてしまう昨今ですが
これはこのまま残しておこうと思っています。
(2006.10.12)

バックナンバー
1.世界平和と料理
     
2.スイフヨウって?     
3.Over the Rainbow    
4.Aquarius
5.「朝のリレー」  
6.サウンドオブミュージック

7.関口祐二先生
8.The Twelve Days.
9.オードリー
10.シェーン
11.I was born to love you
12.ワンダフルウェディング  
13.The Wayward Wind  
14.「トスカーナの休日」
15. ポール・マッカートニー 
16. 「ビーバーちゃん」
17.シャーリー・ジョーンズ
18.「クオ・ヴァディス」と「聖衣」
19.マリー・アントワネッ
20.ジャズ・ボーカル




20. ジャズ・ボーカル

ジャズ・ボーカルを習い始めてから1年9ヶ月になります。
もともと歌は好きでした。
でも何故ジャズ・ボーカルかというと、
私が根っからの「洋画好きで英語好き」であるからに他なりません。
ものごころついた時から「テネシー・ワルツ」を聴き、
ジュディー・ガーランドの歌に感動して「スワニー」をまねした少女でした。
もともと話す声もソフトで音域の狭い声ですから、
人前で歌うなんてことは考えたこともなかったけど、
やはり好きな歌を歌う時の「気持ちのよさ」といったものに気がついたのは、
ジャズボーカルの教室に入ってからです。
さて、ジャズボーカルってどんなジャンルかと言えば、
なんだかあいまいで、スタンダードなナンバーをいうのかと思うと、
ミュージカルの挿入歌もあるし、ボサノバもあるし、実に奥が深いのです。

一番感動だったのは、教えてくださるK先生は歌はもちろん上手ですが、
ジャズの歴史や歌手について非常に造詣が深く
たとえ70年前の歌であろうと歌手であろうと、
今現在そこに生きているようにお話になるのです。
本当にジャズを愛しておられるのだなーと思います。 

毎回歌う歌をブログにアップしていこうと思いましたが、
歌の練習に時間をとられ(そんなことはないでしょう!)丸2年たってしまいました。

このページもキーを打つのが重くなってきたのでこれを機会にブログに転載しようと思います。
続きはブログJust in timeで。ごらんください。http://spbreeze.at.webry.info/)

2006年12月31日



19.マリー・アントワネット                  2005年10月31日

 西武イルムス館で「マリー・テレジアとマリー・アントワネット展」をやっていて、最終日の今日観ることができました。

 近頃またしても「ベルサイユのばら」ブームらしく、先日もイタリア語教室でその話題になったけれど、イタリア人の先生が言うには、イタリアでも当時は池田理代子原作のテレビのアニメが大変なブームだったそうです。 題名は「レディ・オスカル」で、「愛」をテーマにしたロマンチックなアニメは何しろ初めてだったので、思春期の少女達やおとなの女性達にもたいへんな驚きだったことでしょう。
 我が家でも一番夢中になったのはこの私かも! オスカルとアンドレの恋はもちろんのこと、マリー・アントワネットとフェルゼンの道ならぬ恋に胸ときめかせて、遠いフランス革命の時代に思いを馳せたのでした。

ところで会場では、ロココ調の賢覧豪華な衣装や、肖像画や、食器・調度品などが展示されていたのですが、何しろ最終日なので人でいっぱい!今日は歌のレッスンがあって、その後の友達とのおしゃべりで夕刻になっていたし、疲れ果ててもいたので全部じっくり見るわけにもいかなかったけれど、その中のひとつに、心に触れた展示物がありました。


女帝マリア・テレジアがルイ16世に嫁ぐ14歳のマリー・アントワネットに宛てた手紙の一節です。

1770年4月12日 ー 旅だちの日にー

毎朝目を覚ましたら、すぐさまベッドを離れ、ひざまずいて朝のお祈りを唱えて、神の教えをとく読み物(聖書)を読みなさい。
ほんの5,6分であれ、これはほかの事に取りかかる前に、あるいは誰かとおしゃべりを始める前に必ず行わねばなりません。
すべては一日のよき始まりに関わること、一日の始まりにあたっての心構えに関わることであり、これさえ間違いなく行えば、取るに足らぬことですら功徳のあるよう立派に行うことができます。これこそ、あなたが心に銘記しておくべきことがらです。(以下省略)


母テレジアがマリーと交わした書簡はたくさんあるそうですが、敬虔なカトリック教徒のテレジアの子育ての片鱗に触れて身が引き締まる思いがします。 悲劇の王妃マリー・アントワネットの最後はギロチン刑という実に悲惨なものでしたが、その時の彼女の毅然とした気高さは子どもの頃から培われた信仰をもっていた故でしょう。


18「クオ・ヴァディス」と「聖衣」                 2005年5月20日


 「クオ・ヴァディス」を映画館で見たのはまだ小学生の頃。 家の近くの王子の映画館で、あろうことか、映画も後半の部分、古代ローマ時代のキリスト教徒がコロッセオで残虐な皇帝ネロによってライオンに食い殺されたり、火あぶりにされたりするシーンから見たのでした。 なぜって当時の映画館は「入れ替え制」ではなくて途中からいつでも観られたからなのです。 それで、とにかく映画を終わりまで見てからもう一度最初から見て、懸命に筋書きを理解する、というのがどうも映画を観るときの習慣になっていて、私にとってはある意味「頭の体操」みたいになっていたから不思議です。(もちろん最初から観た方が良いにきまっていますけどね)

 さて、「クオ・ヴァディス」の最後の方のシーンでローマを後にするペテロと少年がアッピア街道でイエス・キリストに出会う(木々の間に光がさして、少年を通して主イエスと会話をかわす)有名な場面「主よ、いずこに行かれるのですか?」(クオ・ヴァディス・ドミネ)があって、これが初期のキリスト教徒の信仰の深さとともに私の記憶に鮮明に残り、のちにクリスチャンになってからぜひもう一度観たいと思っていましたが、最近になって偶然「クオ・ヴァディス」と「聖衣」のDVDが2本とも手に入って、当時とは違った見方で鑑賞することができました。

 「クオヴァディス」は1952年度製作ですが紀元64年の頃の話。キリストの処刑から30年後、迫害されているローマのキリスト教徒達と暴君ネロ(ピーター・ユスティノフ)の愚かさ(自らローマに火を放ってキリスト教徒のせいにするのですから)や、クリスチャンである女性(デボラ・カー)を愛しキリストを信じるようになるローマの将軍(ロバート・デイラー)の恋の物語です。、2時間48分もの長編。すこしダラダラしすぎている気もしますが、ペテロがカタコンベで、滔々とキリストの福音を説教するところや、キリストとの出会いの後ローマに決死の覚悟で戻ったペテロが捕らえられ「逆さ磔」にされるクリスチャン必見のシーンがあります。神を讃美し微笑み浮かべながら殺されるクリスチャンたちが信じられなくて、夜ひとりひとり死体を検分するネロ。 演じるピーター・ユスティノフの演技が特に印象的です。

 まったく個人的な意見ですが、観ながらロバート・テイラーは今見るとかなり老けていて叔父ペトロニウス役のレオ・ゲンと同じ年頃に見えてしまうし、それにこんなにいやらしい目つきだったかなぁ、なんて審美感の変わっている自分に気がついたり、デボラ・カーの美しさにうっとりしたり、ネロのような、どうしようもない性格の国の指導者は今でもどこかの国にいるし、と思ったりしていました。


 一方「聖衣」はシネマスコープ第一回作品として1953年に製作された映画です。
こちらはキリストを処刑したローマの護民官のお話で、 まだ若かったリチャード・バートン主演。何も知らずにキリストを十字架につける役目をしてしまった護民官が聖衣に触れると苦しくて気が変になるが、彼が自由を与えた奴隷ギリシャ人のディミトリアス(ビクター・マチュア)に導かれてキリストを信じるようになる。幼馴染の女性(ジーン・シモンズ)はカリギュラの許婚だが護民官への愛と信頼から信仰に導かれ彼と運命を共にするという物語。 この映画にも、有名な十字架上のキリストがとりなしの言葉、「神よ、彼等をお許しください。彼等は何をしているのか知らないでいるのです。」を言うシーンや、使徒ペテロの存在感、また初代クリスチャン達の信仰のすばらしさがちりばめられていて、改めて感動してしまいます。

 なお余談ですが、この続編で「ディミトリアスと獅子」と言う映画があって観た記憶があります。 確かディミトリウスがグラディエイターだったような・・・。 ディミトリアス役のビクター・マチュアは「サムソンとデリラ」にでていたし、サロメを描いたリタ・ヘイワ−スの「情炎の女サロメ」や、グレゴリー・ペックがダビデを演じる「愛欲の十字路」など聖書の逸話を主題にしたハリウッド映画はこの頃たくさんありました。 そのうち思いがけなくDVDで古い映画がまた手に入るかもしれませんから楽しみです。

 ちなみに今夜のNHKTVの「世界遺産」という番組でバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の地下の一番奥でで、初代教皇ペテロの墓が60年前に初めて見つかったといっていました。 あれほどまでにクリスチャンを迫害を続けたローマ帝国が、331年についにキリスト教国になってしまうのですから、奇しきイエス・キリストの導きに相違ありません。



17.シャーリー・ジョーンズって知ってる?                    2005年4月3日                    
 
 アメリカの古いミュージカル映画が好きな方なら誰でも知っているはずですが、40代以下の方だったら「パートリッジ・ファミリー」のママの方で有名かもしれませんね。
 今朝8時からWOWOWで「回転木馬」(Carousel)(1956年製作)が殆どノーカットで放映されたので、懐かしさに涙ぐみながら130分間至福の時を過ごしました。

 何しろこの映画のシャーリーは純情可憐で、歌声も素敵で少女の憧れのまと! 同時代のオードリーやエリザベス・テイラーとは違った魅力で、、私にとっては「こんな風になりたい、いやなれるかもしれない」といった、親近感のあるごく身近な対象。(といってもなれるはずはないのですが)

 前年のミュージカル「オクラホマ!」と同じくロジャース&ハマースタィン作詞作曲の「回転木馬」はハンガリーのフェレンク・モルナールの戯曲「リリオム」のミュージカル化です。「回転木馬」の呼び込みの男ビリーに恋をして結婚したジュリーは、無能で仕事をしないビリーに悩みながらも身ごもり、生まれてくる子のための金欲しさから、つい悪事に走り、誤って自殺してしまったビリーは天国に行くが、15年後に一日だけ家族の下に帰ってくる、といったストーリーです。
 何でまたこんなならず者と結婚を!と思うのですが、「What's the use of Wondering」の歌にあるように「善人でも悪人でも愛することに変わりはない」のですね。そしてジュリーはいつまでも変わらずビリーを愛し続けるのです。主イエスが私たちが良くても悪くても愛し続けるように・・・

 「回転木馬」で歌われるもっとも有名な2曲、「If I Loved You」と「You'll never walk alone」は今でも多くの賛美歌とともにインスピレーション・ソングとして知られています。

 純情可憐のイメージがかたまってしまったシャーリーは1961年に映画「エルマー・ガントリー」の娼婦役に挑みアカデミー女優助演賞を獲得します。 でもやっぱりシャーリーは「ミュージック・マン」のマリアン役で、もとの天使のような役柄にもどりました。
 「ミュージック・マン」は日本未公開ですが、私は運良くアメリカ製のビデオを見る機会がありました。 その中で歌われた「Good Night, My Someone」は私のお気に入りで、最近まで人気TV番組だった「アリーMyラブ」でもアリーがよく歌っていたものでした。
 
 「パートリッジ・ファミリー」の長男役のデビッド・キャシディは前夫ジャック・キャシディの息子。他に息子が2人もいるのね。
 HPによると現在でもシャーリーは現役でバリバリ活躍をしているようです。

私の大好きなIt might as well be spring(春の如く)を歌うシャーリー・ジョーンズをYouTubeで見つけました。


16.ビーバーちゃん(Leave It To Beaver)         2004年9月21日
 
 昨今アメリカの人口の60%以上が肥満に悩んでいると言われていますが、昨夜のNHKのBS11で「加熱する米国ダイエットブーム」を見ていたら、レポーターが突然映し出された懐かしいアメリカのTVドラマに関係がある人とわかって、私は直ちに40年以上も前にタイムスリップしてしまいました。55歳のその人はなんと私の永遠のアイドル(?)の男の子ビーバーちゃんの友だち役を演じた人でした。

 「肥満の問題」はさておき今日は懐かしい「ビーバーちゃん(Leave It To Beaver)」についてのアメリカのウェブサイトを見つけたのでもう嬉しくて!
ウェブマスターはまだ30代の男性ですが、このドラマについて「論文」まで書いているのです。
今のアメリカではめったに見られない理想的な家族、親子関係に強く惹かれたのに相違ありません。

 思えば日本では当時のTV番組のほとんどはアメリカのドラマでした。
「パパは何でも知っている」「うちのママは世界一」などの家族ドラマは子供心にも憧れの世界でしたっけ。
 中でもごひいきは「ビーバーちゃん」。 クリーバー家の優しいママのジューン、頼もしいパパのウォード、6歳違いの仲のよいお兄ちゃんのウォーリーに囲まれた「普通の、でもみんなに好かれている」8歳のビーバーちゃん。お兄ちゃんの悪友(?)のエディーなどトラブルメーカーのユニークなキャラも思い出して、しばし陶然・・・

 「ビーバーちゃん」と言っても「海狸」のことではありませんよ。でもビーバーちゃんを演じたJerry Mathers君の前歯が白くて大きいのでそう呼ばれるのかと当時は思っていたものでした。 ところがそうではなくて、本当はビーバーちゃんの本名Theodore(セィオドォー)と言って、生まれた時お兄ちゃんのウォーリーがうまく発音できなくてBeaver(ビーヴァー)と呼んだのでそれがそのままニックネームになったのだそうです。

このビーバーちゃん役のJerry Mathers(ジェリー・メザース)は一時、ヴェトナム従軍中に戦死の報が流れましたが、よく似た名前の人と間違えられたとかで、今も健在だそうです。さぞかしハンサムなおじさまになっていることでしょう。
現在ではビデオも入手できないし、日本では再放映の機会は当然ないでしょうね。
上述のサイトにはドラマの各回のプロットが書いてあるので、少しずつ読んでは当時の場面を回想しています。
家庭崩壊や子育ての危機感を感じる現代だからこそ、家族の愛情や、しつけの必要性を自然に教えてくれる最高の連続ドラマ「ビーバーちゃん」をぜひもう一度観たいと思うのです。



15.ポール・マッカートニー ライブ イン ロシア            2004年6月23日


 
6月20日(日)のNHKBSで放映された番組で、ポール・マッカートニーが昨年5月24日にモスクワの赤の広場で、40年経って初めて公演した「ポール・マッカートニー ライブ イン ロシア」の感想です。 野外ライブコンサートの映像と言えばS&Gのセントラルパークでのライブも忘れられないけど、このロシアにおけるビートルズ(ポール)の公演も、ポール自身の心境を語るナレーションもあって感動ものでした。

 米ソの冷戦時代、鉄のカーテンの内側で何が起きているのか私たちには知るよしもなかったわけですが、60年代〜80年代のソ連(USSR)では、外国のプロパガンダとされてビートルズの音楽はレコードの発売も禁止、聴くことも禁止され、こっそり聴いた者は社会的制裁を受けたりしたそうなのです。 ミュージッシャンたちにとってはたった一枚のビートルズ写真や、こっそりレントゲン写真で作られたレコードすら貴重で、ビートルズは会いたくても決して会えない別世界の人として長年憧れ続けていたのでしょう。

 しかし番組の冒頭でも社会学者アルテミー・トロイツキーが言っているようにビートルズはソ連崩壊の原動力となったのです。自由の本当の価値を伝えたビートルズ! それが大きなうねりとなって無血の反体制革命を可能にしたのです。
 
 勿論1986年にペレストロイカを始めたゴルバチョフ元大統領の力も大きいです。 ポールはゴルビーにも会ってお互いに偉大さを称えます。 「ビートルズはもっと早く来るべきだった。しかし実現できたのは良いことだ。(Better late than never)」とゴルビーは言いました。 ポールはクレムリンに招かれプーチン大統領とも懇談。 そしてそのプーチン大統領がライブの最中(♪Calico Skies)、連邦保安庁に守られながら入場し、聴衆の一人となるなんて、ポールには予想もしないことでした。

 赤の広場を埋め尽くすロシアの人々が、赤いシャツを着たポールの歌う歌を共に口ずさみ、微笑み、手を振り、そして感動の涙を流すのです。 特に「♪Back in the USSR」を歌った時はポールも予想していたようにまるで電流が流れたように盛り上がったのでした。

 「音楽は人の心をひとつにする。」 そしてひとつになったと時の人びとの顔はとても平和で美しいのです。

 最後に劇作科のセルゲイ・ヴォルネツ氏の言葉を記しましょう。
 
 『ビートルズやポールがやったことを皆忘れないでほしい。 彼らは私たちにお互いに目を見て分かり合うことを教えてくれた。 人はみんな同じだと! 人はみんな同じだと! そこでは資本主義も、共産主義も、社会主義もなんの意味もない。それを証拠に、ビートルズの音楽をかけてみよう。 あなたも私も大好きではないか!』

 4人がそろってステージに出ることはもうないけれど、ロシアの人々にはきっと見えたはずです。 ジョン・レノンもジョージ・ハリスンもリンゴ・スターもあの時と同じように歌っている
って。




14.「トスカーナの休日」                          2004年6月14日

 封切り三日目にして見てきちゃった話題の映画!
何しろ前評判では女性にアピールするフレーズの数々、たとえばトスカーナの田園風景、旅行中の主人公がイタリアに家を買って新しい生活、新しい出会い、新しい“私”になる...なんてまるで私たち(?)が描いている夢そのものでしたが、期待以上にこの映画楽しかった!

主演のダイアン・レーンの着ている白いワンピース、何か懐かしい感じで素敵ですが、それもそのはずグレースケリーをイメージしてデザインしたものだそうです。 黄色い光沢のあるドレスも50年代風だけど、今見てもすこしも古くない。今年の夏流行りそうな予感がします。

イタリア好きの人にとっての各場面は言うに及ばず、古い映画ファンにとっても懐かしい場面があって、「甘い生活」や「カビリアの夜」など思い出します。恋人の名がマルチェロだったり。

 ストーリーの展開から、ビデオの棚から時々引っ張り出して見たるする「旅情」(1955年度作)をなんとなく思い出したけれど、設定がなんてったって今風。 離婚した傷心のアメリカ女性フランシスが人びととのふれあいの中で、徐々に成長して夢をかなえていく様子に勇気づけられた気がします。 心優しい不動産業者のマルティニのことばが印象的。 「オーストリアとイタリアの国境のアルプス山中の険しい峠ゼンメリングに、ウィーンとベニスを結ぶ鉄道が敷かれた。列車が走るずっと前に線路が作られたんです。いつか列車が通ることを信じて。」
 「信じていると夢はいつか叶う」という信じることの大切さがこの映画のテーマだと思います。

余談ながら今朝は早起きをして映画の初演時間の一時間前にbunkamuraについて、映画の整理券をもらってからB1の「オードリー展(timelessaudrey)」を観賞して、映画の後、いただいた優待券でウェッジウッドのパーラーで優雅に食事をして、それから渋谷で気に入った買い物をして、美容院でヘアカットして満足して帰宅、というLisaにとっては至福の休日でした。


 13. The Wayward Wind                      2004年6月7日

モニュメント・ヴァレー
 とっくに記憶のかなたに消えたと思っていた曲が突如として想い出されることがあります。
NHK-TVで昨年までオンエアされていた「アリーMy love」のシリーズXの第9話「風に吹かれて」の冒頭で、通りを歩いているアリーが強い風に帽子を吹き飛ばされてしまうシーンがありました。 風に吹かれた帽子は売り出し中のボロ家の看板に引っかかって、アリーはこの家を買うことになるわけですが、その時ヴォンダ・シェパードの歌声が流れていて、そのウェスタン調のメロディーを聴いた時「あ、これ知ってる!昔々大好きだったメロディ..」と思ったけど誰がいつ歌ったのか思い出せませんでした。 それがこの「The Wayward Wind」(気まぐれな風)という歌でした。

 最近知ったのですが、1957年ごろヒットしたというからずいぶん古い曲ですね。 ちなみにこの「アリー」シリーズでは、このほかにも「You Belong to Me」や「World Without Love」やブロードウェーミュージカルの「Music Man」の主題曲「Good Night, Someone」等がイマドキの音楽に混じって使われていたので、アリーたち登場人物のキャラやファッションもさることながら、大いに楽しめたおしゃれなTVシリーズでした。

 さて、この半ば忘れさられていた「Wayward Wind」の歌詞を何とか探し当てました。インターネットはこれだからやめられないのです。

ひとつの場所に落ち着くことが出来ずさ迷い歩く、気まぐれな風のような彼。 国境の町で会い、決して別れないと誓って、精一杯落ち着く努力をしたのに、やっぱり彼は風のように去っていってしまった。 傷心の私を独りぼっちにして...。

といったような内容です。(まるでシェーン!) 私は昔からこんな感じの歌に弱いのです、 はい。

The Wayward Wind

-Artist: Gogi Grant -
Words and Music by Stan Lebowsky and Herb Newman

The wayward wind is a restless wind
A restless wind that yearns to wander
And he was born the next of kin
The next of kin to the wayward wind


In a lonely shack by a railroad track
He spent his younger days
And I guess the sound of the outward-bound
Made him a slave to his wand'rin ways


And the wayward wind is a restless wind
A restless wind that yearns to wander
And he was born the next of kin
The next of kin to the wayward wind



Oh I met him there in a border town
He vowed we'd never part
Though he tried his best to settle down
I'm now alone with a broken heart


And the wayward wind is a restless wind
A restless wind that yearns to wander
And he was born the next of kin
The next of kin to the wayward wind
The next of kin to the wayward wind



12.ワンダフル ウェディング       教会           2004年5月22日

  
 甥の結婚式に行きました。 二人ともクリスチャンではないらしいのですが、本格的な教会での結婚式でした。 今や圧倒的にキリスト教式で結婚式を挙げる若い人たちが多いんでしょうね。

Lisaは若い頃はまだクリスチャンではなかったので、文金高島田に打ちかけという純日本式のの神前結婚でした。 胸は厚い帯できつく締め付けられ、頭はまるで釘が刺さっているようにカツラを打ち付けられて、苦痛そのものでしたね。 あぁ、なぜ私はウェディングドレスにしなかったんだろう!と今でも悔しい思いがします。

 それはさておき、甥の結婚式は芝公園にある由緒あるA教会、在日の外国人のための教会で、礼拝説教は全部英語なのだそうです。勿論結婚式は日本語でした。

 私の娘たち二人もキリスト教式結婚式でしたが、今回の式は日本聖公会(Church of Engrand)なので、式次第が微妙に違っていました。 先ず結婚式ではなくて聖婚式というのです。 オルガン演奏で一同が聖歌「あいのみかみよ」を歌ったあと、 序式では「この結婚について支障があることを知っている人は今申し出てください。」と会衆に言い、さらに結婚する二人にも繰り返して訊きます。(映画「卒業」を思い出しますネ) そのあと、例の結婚の「同意」です。

「__、あなたは、__と結婚して夫婦となり、生涯その神聖な約束を守ることを願いますか。 又この女を(男)を愛し、慰め、敬い、健康なときも病気のときもこの女(男)を守り、命の限りこの女(男)との結婚に忠実であることを願いますか。」「はい、願います。」

 それから、聖書のみ言葉、男女の創造について創世記1:26−28と2:18-24を朗読、さらに夫と妻の義務について聖ペテロの言葉、I ペテロ3:1−7を朗読。 
司祭と会衆の福音書交読も頻繁に行われ、「アーメン」も繰り返し唱えます。

 感動したのはその後に続く新郎新婦の「誓約」の時で、司祭は二人の右手を互いに取らせ、先ほどの「同意」の時の言葉を 結婚する二人それぞれに一言一言司祭の言葉をリピートさせて誓わせるのです。

 「神の定めに従って、私はあなたを妻(夫)とします。今から後、幸いなときも災いのときも、、豊かなときも貧しいときも、健康なときも病気のときも、あなたを愛し、あなたを敬い、あなたに仕え、あなたとともに生涯を送ります。 今、これを約束します。」


〜ん、これだけ念入りに誓ったら、ふたりが別れることはまずないですね。(みなさんも夫婦喧嘩をした時はこの言葉を思い出しましょう。(^_-))
そして、指輪の交換、宣言、ひざまずく二人に司祭は祈りと祝福を与えます。聖歌は大好きな「全き愛」。
そして教会から出てくる二人に皆で花びらを撒いて祝福します。「おめでとう!」

このあと教会の前で花嫁花婿を中心に全員の記念撮影が行われましたが、教会が車の往来の激しい大通りに面していて、写真やさんは通りの向こう側から撮らなければならないので、ビュンビュン飛ばす車の間隙をぬいながらこちら側と向こう側を行ったり来たり! なんというリスキー(危険)なビジネス、とはらはらしながら、また大通りを走る観光バスの乗客にじろじろ眺められながら、無事ににっこりと記念写真を撮り終えたのでした。 めでたし、めでたし。

                                         


11. I Was Born To Love You  (By Queen)        2004年3月28日

   *「I was born to love you」のBGM

 先週最終回を迎えたTVドラマ、「プライド」の主題歌,クイーンの「ボーン・ トウ・ ラヴ・ユー」“ I Was born to Love you ”(君を愛するために僕はうまれた)が巷でかなり流行りましたね。 私がそれまであまり関心のなかったクイーンを改めて注目したのは、2年位前に“Bohemian Rhapsody”「ボヘミアン・ラプソディー」をTVで聴いた(見たというべきかも)時です。 『ママ、 たった今人を殺して来たよ・・・』(Mama, just killed a man... )なんてとてつもないインパクトの歌詞の哀しいソロ、そしていわゆるバラード、オペラ、ハード・ロックから成るいろいろな旋律と力強いコーラス、印象的な映像に魅せられてしまいました。 
 聞けば今でもイギリスでは、その「ボヘミアンラプソディ」がビートルズを抜いて過去最高のヒット曲だとか。
 “I Was Born to Love You ”はクイーンのリードボーカル、フレディー・マーキュリー ( Freddie Mercury ) のソロアルバムの中の1曲で、個人的にはこれ、何度聴いても飽きない歌だな〜、と思っています。 

 中一の男子生徒が授業の合間に、あどけない顔をして♪ア〜イウォズズボ〜ントゥラァヴュ〜・・・なんて口ずさんでいる。 「そうだ、これは『
不定詞 (to+動詞の原形)』を説明する時に使える。」とおなかの中でほくそえむ私。 (職業意識が消えないのです。)

“I was born
to love you”『あなたを愛するために生まれた』 の『愛するために(to love )』と“to take care of you” 『あなたを守るために副詞的用法そして歌詞のなかに繰り返し出てくる“I wannna (want to )love you”『あなたを愛したい名詞的用法。  それにもう一箇所、歌詞の中に “It's so hard to believe”『 信じられない→信じることはとても難しい。』があります。 これはIt is〜to+動詞(重要構文の不定詞)ではありませんか。でも、この歌詞に形容詞的用法がないですね。 それでは、ここでフレディ・マーキュリーのもうひとつの代表作、『愛にすべてを』“Someone to Loveの『(愛せる人→愛するための(to love)人』はどうでしょう。形容詞的用法ですね!  これで完璧! 
               「クイーン聴き、不定詞3用法を、覚えよう!」

 あゝ それにしてもフレディの“ I was Born to Love You ”! あるったけの想いを込めたこの歌い方はひとの心を打たずにはおきません。フレディーの言う ’you’って誰?  それは、「『ある特定のひと』であるとともに、フレディーがクイーンとしてやってきた『音楽』を指していると解釈できる」と
朝日ウィークリーの音楽コメンティター高山宏之氏は書いています。@(クリック)

 私たちはそれぞれ一番大切な’you’を愛するために生まれてきたのですね。 あなたにとってそれは?またはでしょうか?
比較的簡単な英語で書かれていますが深い意味を問われる
歌詞ですね。(ページトップのBGMに合わせて歌ってね!)

I Was Born to Love You

I was born to love you
With every single beat of my heart
Yes, I was born to take care of you
Every single day......

I was born to love you
With every single beat of my heart
Yes, I was born to take care of you
Every single day of my life

You are the one for me,
I am the man for you
You were made for me
You're my ecstasy
If I was given every opportuniry
I'd kill for your love

So take a chance with you
let me romance with you
I'm caught in a dream
And my dream 's coming true
It's hard to believe
This is happening to me
An amazing feeling
Coming through -

*Repeat

I wanna love you
I love every little thing about you
I wanna love you, love you, love you
Born - to love you
Born - to love you
Yes, I was born to love you
Born - to love you
Born - to love you
Every single day - of my life

An amaging feeling
Coming through

*Repeat

Yes, I was born to love you
Every single day of my life

I love you babe
Yes, I was born to love you
I wanna love you, love you, love you
I wanna love you
I get so lonely, lonely, lonely
Yeah, I want to love you
Yeah, give it to me

*「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞とBGM


10.  シェーン(Shane)                      2004年2月20日        

 ご存知「シェーン!カムバック!」でおなじみの旧い、ふるーい西部劇映画です。
今まで映画館やTVやビデオで何十回も見たのに今夜BS11にてまたしてもシェーン(Shane)に再会!
 幼い記憶の中にしっかり刷り込みされている「シェーン大好き」症候群は、どんなに時を経ても時折発症します。 ヴィクター・ヤング作曲のサウンドトラック「遥かなる山の呼び声」を聴いただけで、私の血は騒ぎ、シェーン(Shane)への想いで胸がいっぱいになるのです。 女性の私が「西部劇の主人公」が好きだなんておかしいとお思いでしょうが、映画の中のジョーイ少年と同じように、シェーン(Shane)を理想の男性として憧れているのでしょう、 きっと。
 シェーン(Shane)の魅力を分析しようなんて思ったこともありません。好きなものは好きなのです、はい。   
 推理作家の逢坂剛さんと言う人がやはり西部劇のファンで、「シェーン大好き人間」らしいのです。 この方のエッセイか何かであの背景の山がグランドティートン国立公園だと知りました。 幼い頃夢にまで見たワイオミング州のあの場所へぜひ一度行って見たいのです。 だって撮影に使われたジョーイ少年一家の丸太小屋が50年以上経った今もそのまま残っているそうですから。 
 さて、主題曲の「遥かなる山の呼び声」は雪村いずみの歌で、当時大ヒットしましたが私は英語の歌
詞が好きで、今でも時々歌ってしまうのです。馬に乗って草原を孤独に旅を続けるシェーンの心情がよく分かりますね。



The Call Of The Far-Away Hills
(遥かなる山の呼び声)

Shadows fall on the prairie.
Day is done and the sun is slowly fading out of sight.
I can hear, oh so clear, a call that echoes in the night.
Yes I hear , sweet and clear , the call of the far-away hills.

There 's no rest on the prairie.
There's no rest , for a restless soul that just was born to roam.
Who can say, maybe way out there my heart may find a home?
And I hear , sweet and clear, the the call of the far-away hills,

There are trails I've never seen,
and my dreams are getting lean,
and beyond the sunset there are brand new thrills.
When a new dream or two may be just one star away.
I must obey the call of the far-away hills.


 
9.オードリー・ヘップバーンの愛唱した詩             2004年1月8日

  昨日、古川橋の本屋でしか手に入らないテキストを買いに出かけました。 光が丘から大江戸線で麻布十番まで行き、そこから南北線に乗り換えて白金高輪台で降りました。松の内のせいかまだ人影もまばらでぶらぶらと古川橋の交差点に向う途中に建設中の高層ビルがあり、張り巡らされた塀に大きなオードリーの写真のパネルが何枚か張られてあったので私はしばし立ち止まって見入ってしまいました。
 「白金タワー」の広告塔なんですね。 
 見慣れたオードリーの顔なのにあまり見たこともないポートレートで本当に美しかったのです。
 オードリーが「ローマの休日」世界的に有名になってから50年も経ちます。その間いろいろ移り変わるモードの中でも色あせることなく、いつ見ても新鮮で最先端のファッションのような感動を与え続けているオードリーは女性にとってまさに奇跡のような存在です。彼女の感性や生き方そのものが全女性の憧れなのです。
 何年か前にあるデパートで、オードリーが映画で着用していた服や靴を展示したExhibitionがあり、彼女の愛唱していた詩が掲げられていました。今でも私の手帳に残っています。


時を越えた美しさの秘密

魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと。
愛らしい瞳のためには、人びとの素晴らしさを見つけること。
スリムな体のためには、飢えた人々と食べ物を分かち合うこと。

豊かな髪のためには、一日に一度子供の指で梳いてもらうこと。
美しい身のこなしのためには、決して一人で歩むことがないと知ること。

人は物よりもはるかに多く、回復し、復活し、生き返り、再生し、
報われることが必要なのです。
くり返し、くり返し報われることが。

年をとると人は自分に二つの手があることに気がつきます。
ひとつの手は自分自身を助けるため、
もうひとつの手は他者を助けるために。



8.The Twelve Days of Christmas          2003年12月22日 
         
  明後日は待ちに待ったクリスマスイブですね。クリスマスムードも盛り上がってきました。
 今私はホームページのBGMを頻繁に変えたりCDを聴いたりして、ツリーを眺めては一人で 悦に入っていますが、実際クリスマスデコレーションていつまで飾れるものなのでしょうか。   日本ではデパートや商店街で11月頃から早々と飾り付けられたクリスマスツリーも、12月 25日の午後になるともうお片づけの憂き目にあい、さっさと迎春の準備に取って代わられてしまいます。そんな日本に住んでいるのでお正月を迎えてもツリーを出していたら、何かすごく妙に思われてしまうでしょう。(かまへん、かまへんて♪)

 でも本当のクリスマスは24日のイブと25日のキリストの聖誕祭だけじゃなくてしばらく続くんですって!

「朝日ウィークリー」の記事(Thought for the Day)によると、The Twelve Days of Christmasは、16世紀のイギリスの歌ともいわれていますが、「12日間にわたって日々の贈り物が歌われ、1番から12番まで繰り返しながら長くなっていくこの歌は、クリスマスが2週間近くにも及ぶ長い祭りであることの証左にもなっている」そうです。 「カトリック教会では、1月6日の主顕祭にこどもたちがプレゼントを受け取る風習が残っていて12月25日から1月6日までがちょうど12日間である。」というわけです。

そして今まで少しも気がつかなかったのですが、この歌で歌われている12日間の贈り物がすごいのです。 それぞれの贈り物の意味を知ったらクリスチャンなら誰でも「おお!そうだったのかー!」と感動するでしょうね。 アンディ・ウィリアムスの歌っている歌とは全然歌詞が違うんですよ。それにしても長い歌で、全部歌うには完璧な記憶力が必要ですね!(贈り物の意味は最後に載せてあります。)

     ♪ The Twelve Days of Christmas

On the first day of Christmas, my true love sent to me
A partridge in a pear tree

On the second day of Christmas, my true love sent tome
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the third day of Christmas, my true love sent to me
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the fourth day of Christmas, my true love sent to me
Four calling birds
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the fifthday of Christmas, my true love sent to me
five golden rings
Four calling hens
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the sixth day of Christmas, my true love sent to me
six geese a-laying
five golden rings
Four calling hens
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the seventh day of Christmas, my true love sent to me
seven swans a-swimming
six geese a-laying
five golden rings
Four calling hens
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the eighth day of Christmas, my true love sent to me
eight maids a-milking
seven swans swimming
six geese a-laying
five golden rings
Four calling hens
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the ninth day of Christmas, my true love sent to me
nine ladies dancing
eight maids a-milking
seven swans swimming
six geese a-laying
five golden rings
Four calling hens
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the tenth day of Christmas, my true love sent to me
ten lords a-leaping
nine ladies dancing
eight maids a-milking
seven swans swimming
six geese a-laying
five golden rings
Four calling hens
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the eleventh day of Christmas, my true love sent to me
eleven pipers piping
ten lords a-leaping
nine ladies dancing
eight maids a-milking
seven swans swimming
six geese a-laying
five golden rings
Four calling hens
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

On the twelfth day of Christmas, my true love sent to me
twelve drummers drumming
eleven pipers piping
ten lords a-leaping
nine ladies dancing
eight maids a-milking
seven swans swimming
six geese a-laying
five golden rings
Four calling hens
Three French hens
Two turtle doves
and a partridge in a pear tree

 さて歌われている12日間の贈り物ですが、初日のpartridge(ウズラ)は神の子キリストその人であります。2日目の2羽のturtle doves(キジバト)は旧約・新約の両聖書、つづいて3羽のFrench hens (雌鳥)は信仰希望、愛、4羽のcalling birds(鳴く鳥)は四福音書、5つのgolden rings(金の輪)は旧約聖書の五、6羽のgeese a-laying(卵を生むガチョウ)は天地創造の6日間、7羽のswans a-swimming(泳ぐ白鳥)は聖霊によって与えられる七つの賜物)、8人のmaids a-milking(乳を搾る乙女)は八福の教え、9人の ladies dancing(踊る貴婦人)は聖霊による九つの実り、10人のlords a-leaping(飛び跳ねる貴族)は十戒11人のpipers piping(笛吹き)は十二使徒からユダを除いた11人、そして12人のdrummers drumming(太鼓打ち)は使徒信教の十二項目を意味するというキリスト教義になぞらえた解釈です。
 これらの意味をかみしめつつこのページについているBGMに合わせて歌ってみませんか?


7. ギタリスト 関口祐二先生の証し                     2003年12月12日

 何を隠そう、Lisaはギターを習っているのです。
小さい頃から音楽は大好きで歌ばかり歌っていましたが楽器はまるでだめでした。親を恨んでいるわけではありませんが小指が短くてピアノもギターもあきらめていました。 
3年前に一念発起して、「そうだ!ギターに挑戦したみよう。」と思い立ち、『イタリア語』のレッスンの帰り道、高田の馬場駅前の「ヤマハ音楽教室」に引き寄せられるようにとびこんたのでした。 そこのギター教室でお会いした先生が関口祐二先生です。 「なぜまた、そのお年でギターを?」などとはおっしゃいませんでしたが理由を訊かれて私は「賛美歌など弾いてみたくて。」、先生は「え、実は僕もクリスチャンなんですよ」と、その一言と優しい笑顔で私はこれはイエス様の導きに違いないと信じて、苦難のギター道をまい進することになったのです。あぁ、でも先生がどんなに素晴らしくても私才能ないのよね。でもね、少し弾けるようになったんですよ。すごいでしょ?

前置きが長くなってしまいました。今日はその関口先生の『証し』を皆さんと分かち合いたいと思います。

「何年か前のクリスマス前のことです。」 
                 関口祐二(ギタリスト)

 何年か前のクリスマス前のことです。本当にお金に困っていて、子どもたちへのクリスマスプレゼントをどうしたらいいか、途方にくれていました。そんなことを考えながら、夕方、東京駅から京葉線に乗り、仕事先に向かいましたが、隣に座っていたアメリカ人らしい年配の女性が、なにやらパンフレットのようなものを渡してくれました。それは、教会のトラクトで、「クリスマスはプレゼントをあげる日ではありません。地上に来られたイエスさまこそが、私たちに対するプレゼントです」と書かれていました。まさに、奇跡的にイエスさまが私に語りかけてくれように思いました。イエスさまが、共にいてくださることを、子どもたちと一緒に喜ぶことこそが、最高のクリスマスだと思いました

 私の通っていた高校はミッションスクールで、聖書の時間もありましたし、毎日礼拝もありました。聖書はまるで倫理や道徳のように思われ、「正しいことをしなさい。そうすれば天国にいけます。悪い子は地獄にいきます」という風にしか理解できませんでした。ですから全く興味もありませんでした。

 後になって神さまを意識したのは、子どもが生まれたときです。何もわからない、生まれたばかりの赤ん坊が、にっこり笑うときがあるのですね。そして、どんどん成長していきます。人間はアメーバから偶然できたのではない、神さまが人間をお創りになったのでなければ、こんなことはあり得ないと思いました。

 そんな時、ある牧師先生のメッセージを聞きました。それは
マタイ11章28節の「すべて重荷を負って苦労している者は、わたしのもとに来なさい。あなたがたを休ませてあげよう」という個所からのメッセージでした。

 「わたしたちが穴を掘っているとして、それも先の鈍くなったスコップでなかなか掘り進まない。そんな時イエスさまが来て、休ませてくれるとおっしゃる。それは、イエスさまが高らかに賛美歌を歌って励ましてくれるということではなくて、イエスさまは『あなたはその穴から出で休んでいなさい。私が穴を掘ってあげます。』とおっしゃっている。あなたは何もする必要はない。ただイエスさまを受け入れ、あとはすべてイエスさまにお任せすればいい。」 そういう内容でした。

 そこで私は初めて本当の福音に触れました。自分の力で正しくなろうとする必要はない。イエスさまのようになろうとする必要はない。もし、自分の力で、神さまの前で正しくあることが可能なら、イエスさまは必要ありません。自分はだめだ、イエスさまなしには生きられないと認めて、イエスさまを救い主として受け入れるだけでいいんだということがわかりました。あとはイエスさまがすべてなさってくださるのです。そして私はイエスさまを受け入れ、クリスチャンになり、洗礼を受けました。

今 、私は赦されるのに値しないのに神さまに赦されています。愛されるのに値しないのに神さまに愛されています。何百億円もの借金を帳消しにしてもらったような感じです。そのために必要なことはただ一つ。自分がわがままで、神さまに背を向けていたことを認め、神さまに謝り、イエスさまを自分自身の救い主として受け入れることだけです。

 聖書は、倫理や道徳の本ではありません。すべての人をイエスさまに導くための本です。そして、私はこのすばらしい福音を多くの人に伝えたいと思っています。

みなさまとご家族のうえに、イエスさまのお守りがありますようお祈りします。
よいクリスマスをお迎えください。
                            
                    



.サウンド オブ ・ミュージックのマリア                 2003年11月10日


 先々週の土曜日(11月2日)、常盤台バプテスト教会で世界祈祷委員会主催チャペルコンサートがあり、ミュージカル「サウンドオブ・ミュージック」が上演されました。
 主演のマリア役の有銘勢津子さんはじめ、教会の聖歌隊、コーラス(グレースアンサンブル)、ハンドベル(ホザンナ・ベル・クワイヤー)、教会学校小・中・高科等、教会員が一丸となってパフォーマンスをくり広げ、実に見ごたえのある舞台でした。 席上献金だけではもったいない、3000円の入場料でもよかったのではないかと個人的には思いました。
 ミュージカル好きの私の心に、またメラメラと懐かしさが再燃して、主題曲「サウンド・オブ・ミュージック」や「ドレミの歌」を気がつくと口ずさんでいる毎日なのであります。

 さて、映画「サウンド・オブ・ミュージック」もかなり古い映画なのですが、私はこのミュージカルや映画が出来る以前から、トラップファミリーのファンだったのです。

 まだカラー映画ではない時代でしたが、ドイツ映画「菩提樹」をみて感動して、その時はトラップ・ファミリーの歌うシューベルトの「菩提樹」と「子守唄」を、なんとかドイツ語で歌ってみたものでした。 
 ちなみに、そのときの子役の一人が、ウィーン少年合唱団の映画「野ばら」に主演した、ミヒャエル・アンデで、ルート・ロイベリック演じるマリアも美しかったですね。確かラストシーンは、彼女が舞台で、「グート・ナハト(おやすみなさい)」と言うのです。「続・菩提樹」では、アメリカにわたった当時のトラップ・ファミリーが、とても生活に困って、毎日果物ばかり食べているシーンがあって、気の毒だなと思ったことを覚えています。(他の映画でも食べ物のシーンを覚えているのはかなり「くいしんぼ」だったのかしら。)

 それから何年か経って、ロジャース&ハマースタインのミュージカル映画でジュリー・アンドリュースのマリアに出会った時の感動は今でも忘れません。私の「こんなひとになりたい!No1」の女性になったわけです。 同じく1964年に制作された、「メアリー・ポピンズ」の彼女もすてきでしたね。

 何度目かに、この「サウンド・オブ・ミュージック」のビデオを、ある興味を持って見たことがあります。冒頭のシーンのあとで、「マリア」をシスターたちが歌うシーンがありますが、そのシスターたちの一人に、マイ・フェア・レディのオードリー・ヘプバーンや「ウエストサイドストーリー」のナタリー・ウッドの歌の吹き替えをやったマーニ・ニクソンが扮している知ったからです。透き通るようなあの高い声の主はどんな人?...と発見して満足したことでした。

ジュリーはのどの手術で歌えなくなりましたが、今年の「アカデミー賞授賞式」でも、昔と少しも変わらぬ美しい笑顔を見せてくれました。私のマリア=ジュリーは永遠に理想の女性です。


5.Aquarius/Let The Sunshine In (The Flesh Failures) 光がほしい   Oct.1. 2003



  今年の夏はスポーツ飲料「アクエリアス(Aquarius)をよく飲んだものです。 飲むたびに、耳の奥に流れるあの歌! ♪アクエ〜リア〜ス♪...何十年もどこかで聴いているのに誰が歌っているのか、何の歌なのか、知ろうとしない私でしたが、先日、またもやお気に入りの「世紀を刻んだ歌」で、はからずも、この歌は、「Aquarius/Let The Sunshine In(The Flesh Failures)」、グループシンガーズ、The 5th Dimensionによるブロードウェイのロックミュージカル「ヘアー」の挿入歌だと知りました。
  話は横道にそれますが、何かしていたり、考えていたりしていて、突然ある歌のあるフレーズだけ、耳に聞こえたり、歌ったりしてしまうことってありません?極端な話ですが、仕事で英語の過去形を教えている時なんか「『昨日、彼はお父さんの車を洗いました。』in English!(英語にして!)」と言ったとたん、ビートルズの♪Yesterday〜♪が聞こえてきたり、「It is 〜to〜」の重要構文を教えている時、思わず、 ♪It's a sin to tell a lie〜♪(うそは罪)と歌ってしまったり...。^^;
  話を本筋に戻しましょう! 
「Aquarius/Let The Sunshine In(The Flesh Failures)の日本題名は、「輝く星座」...なんだか日本の昔の歌謡曲みたいですね。又は、「光がほしい」...このほうがいいです。 1968年4月に上演された、前述の「ヘアー」では、ベトナム戦争当時の戦争へのプロテストソング、すなわち人類愛と平和を求める意味の歌「光がほしい」としてフィナーレで歌われ、1969年のグラミー賞を獲得しました。
  1992年3月、サラエボでの独立戦争の最中、サラエボ市を囲む丘の上の狙撃兵(スナイパーズ)に、昼夜、命を脅かされながら、必死で毎日を生き抜くサラエボの市民の中のミュージシャンたちが集まり、リハーサルを重ね10月11日に初めて「ヘアー」が上演されました。 戦火の街に輝いた希望の光、「ヘアー」のフイナーレで、歌われる、♪Let the sunshine in♪は人びとの心を打たずにはおれません。
  
今は平和なサラエボですが、まだ、世界のあちこちで、戦火はくすぶり続けています。 私たちは、声を高くして、♪Let the sunshine in ♪と歌い、平和を呼び求めようではありませんか。





4.「朝のリレー」                           Sept. 30. 2003                           

  「カムチャツカの若者がきりんの夢を見てるとき、メキシコの娘は朝もやの中で...」
不思議な言葉で始まるこの詩が好きです。 謎のような、でまかせのようなこんな言葉を読み進んでいくうちに、「ああ、そうなのか!そうなのよね!」と、ある種の感動で、胸がいっぱいになります。
では全文を...

朝のリレー

カムチャッカの若者が
きりんの夢を見てるとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝返りをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている





ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴っている
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ


谷川俊太郎 作

このかけがえのない、大切な地球を世界中の人々が交替で守っている、こんな風に考えることが出来たら、だれも人間同士で、戦争しようなんて、思わないはずなんですけどね。


3.Over the Rainbow                     Sept.15. 2003

 
           
  春の風公園街にも秋風がさわやかに吹き始めました。今日は昨夜見たテレビの話をしましょう。   NHKTV BS2で昨夜放映された「世紀を刻んだ歌」は、アメリカでもっとも愛唱されている「オーヴァ  ー・ザ・レインボウ(Over the Rainbow)を取り上げていました。なんといっても私のお気に入りナンバー ワンの歌ですから、最後までしっかり見たのですが、その内容の重さにつぶされそうになりました。
  この歌は、映画「オズの魔法使い」(The Witherd of OZ)(1939年作)の中で、ドロシー役のジュディ・ガーランドが歌い、その後数々の歌手によって歌われましたが、彼女の右に出るものはいないと私は思います。 番組の中では、狂言役のひとみと言う少女が、歌詞にある Somewhere Over the   Rainbow のsomewhereはいったいどこなのだろうと、アメリカに来てレポートします。 第2次世界大戦中のアメリカの兵士たちにとっては、虹のかなたのどこかとは彼らのふるさとである祖国であり、戦後の女性たち(マリリン・モン ロウやジュディを含めて)にとっては、安らぎのホームであり、 そしてある 男にとっては...理想のアイデンティティーだった。
 と、これが怖いんですね。
ある男の名は、チャップマンと言い、あのジョン・レノンの命を奪った男なのです。 彼は、ビートルズのファンで、中でもジョンが一番好きでした。しかし、ある時、ジョンが不用意に言ってしまった言葉、神を冒涜するように聞こえた言葉が、クリスチャンであったチャップマンには許せなくて、しかも、ジョンが人は平等とか言っていながら、言葉とは裏腹に、ダコタハウスと言うとてつもない高級な建物に住んでいるのが、気に食わなくって、弾丸を5発も撃ってしまったのです。
全編に流れる美しいジュディのOver the rainbow を聴きながら、悲しい現実を見て、私は重い気持ちになってしまったのでした。 
 この歌が生まれてから60数年、endingにアメリカの歴史と人の移り変わりの映像が流れます。 2年前の同時多発テロの映像、そしてアメリカをすっかり変えてしまった現在のプッシュ政権...今も、これからも変わらず人びとは、虹のかなたのどこかにある理想の世界、幸せの世界を求めてOver the Rainbow を聴き続け、歌い続けるでしょう。 番組の最後にひとみが言ったように、somewhere(どこか)はeverywhere(いたるところ)、どこにでもあるのです。
 私たちは、虹の向こうを見ているうちに、いつの間にか虹のこちら側に来てしまっているのかもしれません。 人も国も遠い理想追わないで、今ここにある小さな幸せをたいせつにして、だれとも争わないで生きていけば、虹色の世界になるでしょうに。

(ビデオを収録しました。ご覧になりたい方はお知らせください。)


2.スイフヨウって?                   Sept.6  2003


  9月3日≪水≫の朝日新聞朝刊に出ていた記事です。

          赤い花はかなく、スイフヨウ咲く

                   練馬・四季の香公園

練馬区立四季の香公園≪光が丘5丁目≫でスイフヨウの花が咲き始めた。
朝は白色で、次第にピンクに変わって、午後にはしぼむ為、酒の酔いにたとえて、漢字では「酔芙蓉」とかく。公園では,高さ1mほどの2本があり。連日10輪ほどが咲いている。
今月中旬ごろまで咲き続けるという。                  地下鉄大江戸線光が丘駅下車




そう、これがスイフヨウです。 早速現場に駆けつけて、撮ってきました。
大勢の見物人が、各地からおしよせて、みんなでじろじろ眺めるので、やっぱりはずかしさに少し顔を赤らめているように思える、可憐な大輪の花でした。


1. 世界平和とお料理                                    Aug. 28. 2003
  
  先週の土曜日、ぶり返した暑さにへとへとになりながら、恵比寿の社会教育館に向かい、渋谷ユネスコ協会主催の「ユネスコ料理講座」に参加しました。 これは、私の敬愛する料理研究家、林桂子さんが講師をしておられる料理講座です。しかし、単なる料理教室ではありません。これは、「ユネスコ『世界寺子屋運動』協力プログラム、」で、「料理を習ってアフガンの子供たちの支援に協力しよう」のキャッチフレーズのとおり、 戦争で傷ついたアフガンの子供たちが、学校に行けるように、講習会の収益金すべてをこの運動に寄付するという、『平和運動』の一環なのです。美味しい料理を習って、わえて、更に平和運動に寄金が出来るという一石三鳥のプロジェクトです。


  <林先生の言葉>.......食に拘わる者として、考えるのですが、物を食べる時、幸せでない人間がいるでしょうか。このことへの思いつきが、「食に関係することを通して、世界平和の構築に貢献していけるのではないか」との発想に繋がりました....(抜粋)

さて、せっかくですから当日のお料理をご紹介しますね。実に美味しかったですよ〜♪

その1.ビビンバ      その2.豆腐キムチスープ   その3.チヂミ  *料理苦手も大丈夫!



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