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ゴルフを始めたい人のゴルフ講座 3.コースに出る際の必要事項篇

はじめに

さあ、待望のコースデビューです。小学校の頃の遠足の前日のように、ついついワクワクしてしまいますよね? 受験日前日のように、ドキドキしてしまいますよね?
 前日の準備は大事です。現地に行ってあわてないように、さぁ、その昔、先生に言われたことを思い出して(笑)、前日のうちに準備しておきましょう!
 ここでは、道具の準備(前日以前にやっておく事項もありますが)と、前日の心構え、そして、当日現地に行った時の準備や、ティグラウンドに立った時の心構えを説明します。


必要な道具は全部あるかな?

現地に行って、「あ!あれがない!これもないっ!」とあわてることは意外とよくあるものです。そういうことのないように、今このHPを見ているあなた!早速チェックしてみましょう!

1.クラブセット

これがないと話になりません(笑) 出かける前に必要なクラブが全部あるか確認して下さい。

2.シューズ

練習で履き慣れましたか?コースのために使わずに、デビューの時に卸すなんて厳禁ですよ?
また、スパイクが著しく磨耗していたら交換して下さい。いいプレイはもとより安全にプレイするためには必要です。

3.ボール

コースの景色を見るのは初めてのはず。景色にだまされて打ったらOBなんて普通にあることです。
また、初心者の場合だと特に、腕に力が入って右にOBなんてことも普通にあることです。
最低1ダースは持っていったほうがいいでしょう。

4.ゴルフウェア・帽子(サンバイザーでも可)

枕元にでも置いておきましょう。当日になって洗濯している途中だなんて目も当てられませんよ。

5.タオル2枚

何度も言いますが、ゴルフは汗をかきます。ハンドタオル2枚はあったほうがいいでしょう。

6.グローブ

これもシューズと一緒です。履き慣れたものを。ただし、グローブが少しでも破れてしまっているようなら、必ず交換して下さい。大げさじゃなくまともなグリップが出来なくなります。

7.飲料水(スポーツドリンク系)

500mlのペットボトルを2本冷やしておけばいいでしょう。出来れば1本は凍らせてください。お茶は避けて下さい。利尿作用があるため、脱水症状になりやすいし、別の意味であとで困ることになります(笑)。
最近はカロリーオフのものや糖質0のものも出てきていますが、はっきりいって好みでかまわないと思います。

8.ティペッグ

これも最低1ダース用意。意外と失くしたり折ったりしますから。
ショートコースでは短いティペッグを使うことが多いと思いますので、長いティペッグと2種類用意しておけば完璧だと思います。

9.グリーンフォーク

グリーンにボールが乗った際、ティボット(落ちたボールの衝撃で出来たボールの凹み跡)を直すのは、ゴルファーのマナーです。

10.携帯灰皿

愛煙家は必ず持っていきましょう。持ってない人はコンビニへGO!

11.財布

ゴルフ場にもよりますが、土日祝祭日は平日より割高です。ゴルフ場の金額をあらかじめ調べておきましょう。小銭も忘れずに。
また、法人券を手に入れられるなら必ず持って行きましょう。通常より割安になります。

12.ボールマーカー

ゴルフ場にもあると思いますが、マイマーカーを持っていて損はありません。

 これが最低限準備する道具です。あまり多くのものを持たないほうがいいと思います。あとはゴルフ場の場所と集合時間(スタート時間も含む)を必ず確認すること。
ギリギリにゴルフ場に到着するのは厳禁!どんなに遅くても30分前にはゴルフ場のクラブハウスにいるようにしましょう。マナー違反であると同時に、コンペではペナルティの対象(スタート時刻から5分未満の遅れは2ペナ、5分以上だと競技失格)にもなりますよ。


ゴルフ場に着いたら必ずすることは?

まず入場手続きをします。初めてコースに出る人が、一人で手続きは難しいと思いますし、一人でゴルフ場にも行かないでしょうから(笑)、一緒に来ている人に聞きながら同じように手続きしましょう。
大まかな手続きは、予約者の名前を告げ、ビジター用の申込用紙(初心者が会員権を持っている事はまれだと思いますので)に名前等の必要事項を記入します。

手続きが終わったら、フロントからカバー付のスコアカードをもらいます。カバーにはにはそれぞれ番号があり、精算もその番号を利用して行います。
スコアカードと一緒にロッカーの鍵(ロッカーを使うのであれば。大抵のゴルフ場はロッカーフィーが掛かります。)ももらい、貴重品を保管する人はした方がいいでしょう。
クラブセットはセット置き場があるのでそこに預けます(クラブハウスに車を横付けすれば、係員の方が持っていってくれたりします。)。ここから練習するためにクラブを持って行くのは自由です。
お金は基本的にラウンドが終わってから支払いをしますが、まれに先払いのところもあります(アルペンゴルフクラブは先払いでした。)。

スコアカードにはあなたの名前、同伴者の名前を書き込んでください。コンペではスコアの最終確認をする際の提出書類にもなります。
ゴルフは体力を結構使いますので、軽く食事するもよし(ハウス内にレストランがあります。)、練習するもよし(大方の練習場はボール自販機専用のコインを使うので、カウンターでコインを必要枚数だけ購入してください。1枚に付き20球くらいだと思います。)、ラウンド前にすることは結構あります。

1.軽く食事を採る

ハウス内にレストランがあるゴルフ場がほとんどなので、食事を採ってない人は必ず食べた方がいいです。ただし軽めに。一緒に行った人で牛丼を頼み、スコアがボロボロだった人を知っていますので(笑)。お金はラウンド終了後にプレイフィーと一緒に支払います。
麺類など炭水化物は割合早くエネルギーに変わりやすいと聞いたことがあります。参考まで。
空腹でプレイすると、思考能力が無くなったリ集中力が切れたりしやすいです。長い時間歩くゴルフは結構体力を使います。体力も持たなくなりますので、空腹の状態でプレイはしないでください。

2.準備運動を必ずする

特に柔軟体操をしっかりやっておきましょう。体を暖めると同時に、パワーより体の柔軟性が思いのほか大事なゴルフでは、とても重要な準備です。
肩甲骨、アキレス腱、ふくらはぎ、腰のストレッチ、手足首をほぐすなど、各関節をやわらかくしておくと、スイングにいい影響を与えますし、怪我防止にもなります。
出来れば、野球用のバットを持参して素振りしておくのもいいでしょう。

3.パッティング練習をする

練習場には、パッティンググリーンがあります。ゴルフ場によって芝の管理はまちまちですので、必ず練習しておきましょう。マイボールで練習できます。
パッティンググリーンですることは、ストロークの確認、グリーンの速さの確認が主です。ラウンド前のウォーミングアップも兼ねていますので、スタートまで時間がない時でも少しでも練習しておいて損はないと思います。
なお、練習する際は上りのラインから練習しましょう。下りのラインから始めると、グリーンの速さを誤解しかねないという理由からです。

4.ショット練習をする

ゴルフ場には、ラウンド前の練習場があるところがほとんどなので、その日のショットの感覚をつかむためにも必ず練習しておいてください。ただしパッティング練習のあとに。
大抵はコイン1枚で20球程度なので、十分な練習が出来ると思います。そして出来るだけ全クラブを練習すること。コースに出たらどのクラブを使うか想像つかないはずですから。ちなみにコイン代も後払いです。ごくまれに直接お金を自販機に入れるところもあります。
ショットの感覚をつかむと同時に体を温める効果もあります。僕の場合はウェッジに始まりショートアイアン、ミドルアイアン、ウッド系の順に練習をします。いきなりドライバーは避けたほうがいいと思います。
アプローチ練習場があるゴルフ場なら、アプローチの練習もしておいたほうがいいと思います。
また、まれに練習バンカーもあります。砂の状態を確かめられるのはここしかありませんので、必ず参考にしたほうがいいと思います。

5.一緒にラウンドする人たちと談笑する。

タダでさえ緊張する初ラウンド。顔なじみの人が多い(はず)なので、談笑しながらリラックスしておきましょう。ガチガチだといいプレイができません。

6.トイレには必ず行っておく

トイレは各ホールにあるわけではありません。 汗をかくスポーツではありますが、激しいスポーツではないので、後で大変なことになります。ラウンドする前に必ず済ませておいた方がいいです。


いざラウンド!第1打を打つ前の順序

室内放送で名前を呼ばれたら、すぐにコース入り口(主にスタート室)に集合します。または、予約する際にスタート時間がわかっている場合がほとんどなので、まず第1ホール(INコースからスタートの場合は第10ホールから)に行く前に必ずすることがあります。

1.メンバーの確認

一緒にプレイするメンバーを確認します。初めて顔を合わせるときは、同時に名前も覚えておきましょう。

2.クラブ数の確認

コースに持ち込めるクラブの数は最大14本とルールで決まっています。万一多くクラブを持ってきている場合は、キャディさんに預けるか、ロッカー等に保管しましょう。あとは、自分の持って行くクラブの種類もきちんと把握しておきましょう。

3.必要な道具の準備

ボールやティペッグなど必要な道具はすぐ取り出せるようにしておきましょう(ポケットに入れておけば完璧)。仮にボールを無くした場合など、すぐ代わりのボールを出せるようにしておかないと、プレイそのものが遅くなります。

 上記の3点の確認が終わったら、いざ第1ホールへ移動します。ティグラウンドに上がる前にすることは以下の通りです。


4.オナーを決める

一番最初のホールには4本の金属の棒(ドロー棒といいます)があり、端のところに溝が刻まれています。4本とも溝の数が違い、その棒を引き、溝の数が少ない順番に打つことになります。一番最初に打つ人をオナーといい、第2ホールからは一番打数の少ない人がオーナーとなり、打数が同じ場合は、前のホールの順番で打ちます。

5.さて、あなたの打つ番。ティペッグをティグラウンドに刺し、ボールをセットする

ボールをセットした後にコースを見渡してください。練習場とは全然景色が違うでしょう?景色だけではありません。雰囲気も違えば緊張の度合いも全然違います。僕の第1打は、ここで思いっきり舞い上がってしまい、まともなボールが打てませんでした。

6.深呼吸する

否が応でも舞い上がる第1ホールのティグラウンド。ここで失敗しては今までの練習が水の泡、なんて意気込む必要はありません。一緒にプレイしている人はあなたより全然うまい人たちなんです。失敗して当たり前。それより平常心を失ってマナー違反を犯す方がよっぽど周りのヒンシュクを買いかねません。深呼吸して、少しでも緊張を和らげることに専念しましょう。

7.1〜2回素振りをする

素振りをせずに第1打を打つことはクラブの感覚なしに打つことになり、失敗のもとです(失敗してもともとなんですけどね(笑))。素振りを必ずしてからアドレスを決めましょう。ただし素振りのし過ぎはマナー違反。多くても2度にとどめておきましょう。


さぁ、第1打です。18ホール頑張ってください!


コース上で心がけること

初コースなのですから、ナイスショットが少ないのはしょうがないことです。周りもそれは理解してくれます。しかし、必要以上にプレイを遅らせると、周りのショットのリズムを崩し、もう2度と一緒にプレイしてくれなくなる可能性があります。他の人たちに付いていくので精一杯だと思いますが、最低限のルールは守りましょう。
 ちなみにどこのゴルフ場も、ハーフ2時間で回るようにお願いしているはずです。前の組がつまっていて先に進めない場合を除いて、不必要にプレイを遅らせると、後ろの組に迷惑ですし、最悪ゴルフ場から追い出されるということもあるようです。

1.第1打がOBの場合、最後の人が打ち終わってから打ち直すこと。

練習場で思った通りに打てても、コースでは失敗するものです。練習場は平地でも、コースでは平地は皆無(ティーグラウンド含め)です。条件が違うから当たり前です。
もしOBを出したら、次の人の順番もありますので、自分の番を後回しにしましょう。その間に素振りをしたり、気を落ち着かせておきます。他の人のスイングを見るのも手です。
ただし、邪魔にならないところ(打つ人の視界に入らないように)で見ていましょう。打つ人のラインから前に出るなど論外です。

2.次の打つ場所に速やかに移動すること

ゴルフはプレイするスピードが命です。自分のボールの場所をすばやく確認し、すばやく移動しましょう。
カートで移動する場合は、適当と思われる場所で降ろしてもらい、他の人の打つ邪魔をしない程度にコース内を移動してください。
当然の事ながら2〜3本クラブを持って移動し、スムーズな進行を心がけて下さい。

3.前の組がプレイしていたら

前の組が直前でプレイしていたら、前の組がいなくなるまで待ちましょう。
第1打の場合、前の組が第2打を全員打ち終え、あなたが第1打を打っても絶対に届かないと思ったところまで移動するまで待たなければなりません。
万が一前の組に打ち込んでしまったら「フォアーーッ!」と叫び、あとで前の組の方に謝っておきましょう。


4.打つ順番はカップから見て一番遠い人から

ゴルフのルールでは、カップより一番遠い人から打つのがルールです。他の人の打つ場所の確認を怠らないようにしましょう。
自分が一番カップから遠い場合は、他の人の順番を遅らせないように、速やかにショットしてください。

5.自分のボールが他の人のボールの直前にある場合

当然の事ながら、他の人が打ちますので、邪魔にならないところに移動しましょう。邪魔になるところにいてボールが当たっても、自分が痛い思いをするだけ(局外者のためペナルティは付きません。)だし、実に迷惑この上ないです。

6.グリーン周りの場合

自分のボールが先にグリーンに乗った場合、他の人が全員グリーンオンするまで待ちましょう。自分のボールがまだグリーンに乗ってない場合は、頑張って早くグリーンに乗せるしかありませんが(笑)

7.バンカーにつかまった場合

砂地を荒らさないように気をつけます。打つ際はクラブを砂につけるとペナルティになりますので気をつけてください(2ペナ)。
バンカーから脱出した後は、バンカーを出たあと、砂地を必ずレーキ(砂地を慣らす道具がグリーン周りにあります)で慣らしておいてください。

8.グリーン上では・・・

他の人のライン上を絶対に歩かないで下さい。2ペナとなります。僕は知らずにこれをやってヒンシュクを買った事があります(苦笑) 
打つ順番は基本的には変わりませんが、打ったボールがカップに限りなく近づき、間違いなくカップに入るというときは、周りにお断りを入れて(お先に、などの言葉で)カップに入れてもいいです。
他の人がパッティングするとき(ショットの時も同様ですが)は、物音を立てないで静かにしましょう。他の人のパッティングラインに影を落としたり、他の人の視界範囲内で動くのも厳禁です。
また、ライン延長線の後や延長線上のカップの後にも立ってはいけません。

9.全員がカップインしたら・・・

自分の打数をスコアカードに書き込み、一緒にプレイしている人たちのスコアも記入します。コンペではこれを怠ると失格になりますので気をつけてください。
また、虚偽の申告は絶対にしないで下さい。これもコンペでは失格の対象になりますし、なにより自分自身の良心に響くと思います。スコアをつけたら速やかに次のホールに移動してください。


お疲れ様でした!プレイ後にすること

初心者にとって、長い長い18ホールが終わり、クラブハウスに戻ります。戻った時にすることは、クラブ数の確認です。確認が終わったら忘れ物のないように自分の持ち物を持ち、クラブハウスに入ってください。
その後はロビーで休憩するもよし、クラブハウス内の浴場に入って汗を落とすのもよし、食事するのもよしです。また、その日のミスショットを反省し練習することもできます。
一通りが終わったら精算です。スコアカードをフロントに提出し精算を行います。食事や練習用コインの代金は、スコアカードの番号で管理されていますので、精算時に一緒に支払います。スコアカードそのものはもらえますので、その日のラウンドの反省するために使っても良し、いいスコアだったら自慢するのも良し(笑)
精算が終われば終了です。お疲れ様でした。



アフターゴルフについて

ゴルフ場を後にすると、仲間内で会食したり、現地解散ならそのまま帰宅することになると思います。
帰宅したあとに、お風呂に入るとき(当然のことですが、必ず入ってください。)は、体を洗い汗を落とすのはもちろん、足を指の間までしっかり洗ってください。
道具篇で説明しましたが、ゴルフシューズは防水性を保つために通気性があまり良くないものがほとんどので、足が蒸れやすく、それを放っておくと水虫の温床となり、あとで大変な目に遭います。「アイツ水虫なんだぞ〜。」と陰口を叩かれないためにも(笑)、足は特にしっかり洗ってください。


道具は時間があれば、その日のうちに洗っておいた方が望ましいですが、遠方にゴルフに行った場合は難しいと思いますので(道具を洗うために遅くまで起きて、仕事に影響してしまっては本末転倒)、早めに余裕を作り、洗うようにしましょう。
あとはいつでもいいですので、その日のプレイの反省と、学んだことをきちんと胸に秘め、ゆっくり体を休めるようにして、明日からの仕事を頑張ってください(学生さんは勉強を(笑))。



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編集後記

リニュ前とほとんど文章は換えてません。一部書き足しや修正を加えたのみです。
いまや当たり前に感じていることも、始めた当時はわからなかったんだなぁと、編集しなおしてる最中に感じました。