わたしも街道をゆく/1988年/九州へ
わたしも街道をゆく 1988年 九州へ

1988年10月23日 中通島から長崎へ 本日の走行距離103Km

 教会の鐘が響く中通島の北端、津和崎の灯台へ。そうか今日は日曜日、朝のミサへ人々が向かっている。
 車1台通るのがやっとの幅しかない、津和崎への道を進んでいく。階段の両側に咲くコスモスに心をなごませながら上っていくと、そこにはとても小さな灯台が。こんなに小さくても、海を行く船に向かって、たのもしく輝くんだろうね。
 なんだかほのぼのした気持ちで奈良尾の港へ。長崎に戻るフェリーの手続きまでまだ時間があるから、五島で最後にもうひとつ天主堂を訪れる。急な坂道を下り、畑の間の道を通ってゆくと古びた民家と寄り添うように、福見天主堂はある。こじんまりとしているけど歴史を感じるなあ。
 学校の校庭では、秋の日差しを浴びながら少年野球。でも、のどかな五島列島とも、もうお別れだ。
 もっと時間をかけてゆっくりいたいから、またきっと来る。


 フェリーの中は、退屈。うとうと居眠りしてるうち、長崎だ。

 ユースではソロツーリング中の4人が集まり、夜11時過ぎまでおしゃべり。


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