わたしも街道をゆく/1988年/九州へ
わたしも街道をゆく 1988年 九州へ

1988年10月19日 長崎滞在 本日の走行距離0Km

 今日と明日はVTZを置いて、市内観光。疲れがたまった頃だし、ちょうどいい気分転換。
 まずは市電一日乗車券を買う。

 大浦天主堂、運悪く修学旅行の団体さんと一諸になっちゃった。秋の観光シーズンだから仕方ないか。でもじっくり見る気も失せてしまい、すぐグラバー園へ。
 グラバー邸などの江戸時代末期から明治初期にかけての建物を見る。絶対に誰でも写真を撮る、グラバー邸の二階のベランダ、やっぱり私も撮っちゃった。だって後ろに長崎の港がきれいなんだもの。
 孔子廟は目が覚めるような色彩。赤と黄色がちかちかする。でも好きだなあこういう色彩感覚って。
 そのすぐそばにはオランダ坂。中国の次はオランダと、さすが長崎、国際的。

 眼鏡橋、26聖人殉教の地と見て市電に乗って浦上へ。
 長崎の町は坂だらけで、観光地に行くには絶対坂を登らなくてはいけない。住んでる人は大変だ。スクーターのナンバーは5桁、いかに台数が多いかがわかる。Iくん曰く、だから長崎の女は足が太いんだ、だって。じゃあ私にも資格あるじゃん。

 浦上はあの原爆の中心地だ。でも今ここにはそんなの嘘みたいに平和な空気が流れている。だけど忘れちゃいけないことだ、国際文化会館で原爆の資料を見る。平和のありがたさをしみじみ感じる。
 浦上天主堂は夕日の中、ステンドグラスが教会の中に美しく影を落としていた。

 稲佐山から夜景を見、長崎観光一日目が終わった。


1988年10月20日 長崎滞在 本日の走行距離0Km

 今日は1日中、長崎オランダ村で遊ぶ。ディズニーランドみたいに乗り物がある訳じゃないけど、きれいなおとぎの国みたいな建物がいっぱい。お土産も買い、楽しかったな。

 長崎チャンポンリンガーハットの第1号店に入る。まさかチャンポンの本場、長崎が発祥の地だったとは。でも味は大久保店と変わんないよ。

 2日間ののんびり観光も終わった。Iくん、まさか室戸岬で会った君に案内してもらうことになるとは思わなかったけど、楽しかった。お世話になりました。


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