03年8月16日 対東京ヴェルディ1969  2−2の引き分け
うーん、なかなか観戦記を書く気がしない。なんというべきかこの試合。

14日から降り続く雨。今日も強い雨が降っている。試合前に予定されていたヴェルディとマリノスOB戦は試合後に変更されたと知って、ゆっくり出かける。今日は一人だ。
それにしても寒い。長袖Tシャツ、Gジャン。魔法瓶には温かいお茶。

2階席に上る途中、鶴見川方面を見ると、大きな池が出来ていて驚いた。遊水地が、その機能を果たしているのだ。

ヴェルディのサポーターはやはり少ない。雨で前部座席が空いているので、旗を広げサポータ人数の少なさを補っている。

入場者数は1万5千人。雨でなければもっと入ったろう。
増水した鶴見川 ←手前の点々とした光が道路。奥のやや薄い青が遊水池いっぱいに広がった鶴見川。
                                 
ライトに照らされて白くかすむ雨。陸上トラック上にたたきつける雨粒。→
激しい雨にうたれるピッチ

今日のキャプテンは松田だ。日本代表に再選出されて張り切っているようだ。試合はマリノスの攻勢で始まった。何度も何度もゴールに迫る。マルキーニョスから佐藤、惜しくも入らず。続いて久保が押し込むがオフサイド。

攻め続けて、点が入らないのは嫌な雰囲気、と思ったところ、マルキーニョスの素晴らしいシュートが飛び出した。久しぶりの宙返りも見事。ヴェルディはバタバタして、マリノスにいいようにやられている。エムボマもDFがしっかり押さえている。

37分、マルキーニョスがまた持ち込んでの追加ゴール。携帯が鳴る。娘からだった。「横国行きたかった。こういう試合を見たかったんだよん」。マリノス、本当に強くなった、とその時は思った。

満足のハーフタイム。でもなんだか嫌な予感がした。最近好調のヴェルディ、このまま終わるわけない。後半始まってすぐ、「何だ何だ?」と思うまもなく、失点。柳のミス。ヴェルディは俄然活気づく。ボールはほとんど取られている。あっという間に2点目。エムボマ効果なのだと思う。エムボマに気を取られるから、他の選手への対応がおろそかになる。でも中澤と榎本、連携はどうなっているのか。達也はまだ不安定だと思う。フィードなど不正確だよ。

それからなんとか踏ん張ったけど、「あーあ」という試合でした(-_-;)。
試合後サポーターからはブーイング。「マルキーニョス」に対するコールだけがあった。

9時20分からOB戦。途中から1階におり、知人達のところに行く。今日は3時から並んだそうだ。ヴェルディの華麗なパス回しに、「レアルみたい」と言うと、知人達は「プレッシャーが全然ない」「そういえばそうでした」。

10時になったので試合途中だが帰る。雨はしょぼしょぼと降り続けている。波戸が戻ったのは朗報だが、けが人は相変わらず多い。この天候のような気持ちになる。若手の奮起が待たれる。

                                  次へ