訂正
2001年夏にアップロードしたときにはここに大富豪の御曹子ロックフェラー二世のことがかいてありました。
「ロックフェラー二世がアマゾン流域で行方不明になったことがありました。それは、その直前に現地を訪れた文明人が、
原住民の小さく乾燥させた首を非常にほしがり、乾燥首の値段が高騰しており、首の材料を求めて、不穏な情勢だった
ので、その犠牲になったのではないかという説があります。」
上の文はまったくまちがいでした。ハインリッヒ・ハラーのニューギニア紀行(筑摩書房 世界ノンフィクション全集
)を読めばわかりますが、
(1)ロックフェラー二世はアマゾン流域ではなくニューギニアで行方不明になった。
(2)かれは干し首でなく、原住民の民芸品を収集していた。
(3)かれと同伴者のいかだは沖へ流され、若きロックフェラー二世は海岸へ向かって泳ぎ、行方不明になった。
(4)同伴者はいかだに残って救助された。
(5)「ロックフェラー二世は岸に泳ぎついたが、首狩りの風習のある(それは事実)原住民につかまった」というデマ
が流れた。
(6)かれの海水パンツについた金具が海岸にうちあげられたことから溺死はほぼ確実。
(7)ハラーは勇敢なロックフェラー二世と、賞賛している。
これが事実です。