会話集 ウィルオウィスプ

▼オープニング

魔法王国コヴォマカ
この国のはずれの小さな村に
一人の少年(少女)がいました。
 
少年(少女)には、精霊が見えていました。
道ばたに落ちている、石ころや木の枝に
精霊がひそんでいることを
少年は知っていました。
 
座り込んで精霊と話をする少年(少女)の姿を
村の人たちは無気味に思いました。
やがて少年(少女)は無視され、ウソツキと
ののしられるようになりました。
 
そんなある日、一人の老紳士が
少年(少女)の家を訪ねて来ました。
 
この人こそ、大陸に魔法をもたらした
大魔法使い、グラン・ドラジェでした。
 
「キミは精霊が好きかい?」
男「うん!大好きだよ!」女「「ええ!大好きよ!
「もっと精霊と仲良くしたいかい?」
男「もちろん!」女「もちろんよ!」
 
少年(少女)の目には、大魔法使いの方に集う
無数の精霊の姿が見えていました。
こうして、少年(少女)はグラン・ドラジェが
校長を務める魔法学校、
ウィルオウィスプに通うことを決意
しました。
 
学校の寮へ向かう道すがら、
グラン・ドラジェは少年(少女)に語りました。
 
「私の学校を出たものの多くは
国の要職についている。
だけど、私が魔法を教えているのは
そんなことのためではない。
 
私がキミに伝えたいのは全て。
この世界にあるもの全て。
最後にはそれが、キミの意思だけで
自由に動くようになる」

▼ゼン部屋にて

オープニングからそのまま会話が始まる。

キルシュ
「ピスタチオ!!○○!!なにやってんだ!?もうバスが来るぜ!!
セサミ
「今日からキャンプだぜ〜!!ワクワクしようぜ〜!!
ピスタチオ
「オイラ、キャンプには行けないっぴ・・・・・・。
キャンプなんか行ってたら、オイラ落第するっぴ!!
セサミ
「はっはっは!!気にするなよ!!
キルシュの兄貴なんか2回もダブってんだぜ!!どーってことねぇよ!!
キルシュ
「うるせぇな!!ほっといてくれよ!!
ピスタチオ
「オイラ、落第なんてしたら学校をやめさせられるっぴ。
ママが、魔法なんかやめて家の仕事を手伝えってうるさいんだっぴ!!
キルシュ
「それなら、キャンプでオレがきたえてやるよ!
それでいいだろ!?さっさと行こうぜ!!
ブルーベリー
「何やってるの?もうすぐ出発よ。
レモン
「ホント、お前らグズだよなぁ。なんとかなんねぇのか?
キルシュ
「なんだってぇ!?
キャンディ
「おはよ〜。みんな、こんなところにいたのね?
キルシュ
「あ・・・・おはよう・・・・・・。
キャンディ
「カラマリィとトレーニングしてるの?誰かホシュウを受けるの?
キルシュ
「オ、オレじゃないぞ!ピスタチオだよ、ピスタチオ!
ブルーベリー
「カラマリィ?
レモン
「ホシュウ用の魔動人形よ。マジックドールとも言うわ。
成績の悪い子は、コイツと戦わなきゃいけないの。
それで負ければ、落第決定。ブルーベリーは優等生だから関係ないけどね。
ピスタチオ
「オイラ、落第はできないっぴ!!落第なんてしたら・・・・・・
パパもママも、もうこの学校には通わせてくれないっぴ!!
オイラ、強くなりたいっぴ!!
マジックドールにも、キルシュや○○にも勝てるようになりたいっぴ!!
キャンディ
「な〜んだ、それじゃあこうしなよ。
これから、ヴァレンシア海岸にキャンプへ行くでしょ?
そこで、めいっぱい魔法をきたえるの!
そんで、ガナッシュに勝てるようになるまで帰ってこない!!
レモン
「うわっ!キツ〜!目標があるのはいいけどせめて、キルシュにしとけよ!!
キルシュ
「どう言う意味だよ!オレに勝つのはたいへんだぜ!
ブルーベリー
「それじゃ、私も少しカラダをきたえるのを目標にしようかな。
カラダが弱いからってみんなが外で走り回ってるのを教室で見てるのイヤだもん。
キャンディ
「ははははは目標かぁ・・・・・・・・。
私は、そうだなぁ・・・・・・告白かなぁ。告白できたらいいなぁ。
キルシュ
「ドキっ!!
セサミ
「アニキ!!来たぜ!! アニキ!!とうとう来たぜ!!どうするアニキ!!
キルシュ
「あ、あ、あ、あわてるなっ!!オ、オ、オレも男だ!!オレだって、このキャンプで!!
キャンディ
「キルシュも誰かに告白するの?うわ〜っ!!
相手はやっぱりアランシア!?って言うか、聞くまでも無いか。彼女しかいないよねぇ。
キルシュ
「あ、アランシア!?アイツはそんなんじゃなくてホラ、あの・・・・・・・・
キャンディ
「おたがいに、がんばろうね!!力になってあげるよ!!
ピスタチオ
「キャンディは誰に告白するっぴ!?
キャンディ
「男の子にはないしょ!今日の夜、コテージで女の子だけでお話しよっ!
キルシュ
「勝手にしろ!!
セサミ
「アニキ!!オレも行くぜ!!待ってくれよー!!

▼廊下にて

ゼン部屋からでるとぺシュがやってきて・・・・

ぺシュ
「こんなところで何をしてますの!もう、バスが来てますの!
バスはバスでも、ただのバスじゃありませんのよ!!
グラン・ドラジェがゲアッツァ王からいただいた魔動力バスですの!!
カフェオレ
「ヒョア〜〜〜〜〜〜!!
カフェオレが階段から落ちてくる
カフェオレ
「タスケテクレ〜〜!!
ぺシュ
「カフェオレちゃんも早くバスにのりますの!!もうすぐ出発ですの!!
みんなは、どこにいますの!?
カフェオレ
「ミンナハ オンガクシツデ キャンプノハナシヲシテタゼ。
ハナシヲ シテルウチニ、コワイハナシニ ナッチマッテ・・・・・・・・
ヒョア〜〜〜〜〜!!
ぺシュ
「まったくみんな不真面目ですの!!
○○ちゃんは、音楽室のみんなを呼んできてくださいの!
私はゼン部屋にいきますの!

▼職員室にて

職員室での先生たちの会話。聞かなくても大丈夫。

マドレーヌ先生
「しかし、そうは言ってもそれでは生徒たちが・・・・・・・・
グラン・ドラジェ
「だいじょうぶ、キミならやってくれると信じている。
マドレーヌ先生
「お言葉はうれしいのですが・・・・・・・・
グラン・ドラジェ
「たのむぞ、マドレーヌ。

▼音楽室にて

ぺシュに頼まれてみんなを呼びに音楽室へ。

シードル
「そんなのウソだよ。
だって、それが本当なら毎年のようにヴァレンシア海岸に行くワケないじゃないか。
カシス
「学校はウワサのモミ消しに必死なのさ。
毎年、この時期になると、何者かに校門を破壊されるって言うし・・・・・・・・
ぜったい何かあるぜ。
シードル
「キャンプで毎年、誰かがいなくなってるってのが本当だったらじゃあ、誰がいなくなったのさ。
ショウコはあるのかい?
オリーブ
「ガナッシュの姉さんが・・・・・・・・
3年前、キャンプから帰ってきてすぐ家出しちゃったわ・・・・・・・・
シードル
「キャンプとは無関係じゃないか。けっきょくは、そんな話にオヒレがついただけさ。
カシス
「夢がねぇなぁ。
シードル
「行方不明になるなんて話のどこに夢があるのさ!!
オリーブ
「もう、やめましょう。こんな話・・・・・・。
シードル
「わかった、わかったガナッシュに聞けばいいんだろ?ガナッシュはどこさ!
カシス
「アイツが家族の話なんかするワケねぇだろ?キャンプもフケる気だぜ。
カベルネに聞けばいいんじゃねぇのか?
シードル
「カベルネに?なんで〜?あれ?カベルネはどこ?
カシス
「行こうぜ。○○が呼びに来てる。待たせちゃ悪い。
アランシア
「だいじょうぶよ〜。あわてないでも〜。のんびり行きましょうよ〜。
カシス
「ヴァレンシア海岸は危険な場所さ、毎年、誰かがあそこで消えちまってんだぜ!
シードル
「ヴァレンシア海岸がそんなに危険な場所なら毎年のようにキャンプに行くワケないよねぇ。
ヴァレンシア海岸は安全なリゾート地さ。そうだろ?
→はい
キミ、話がわかるね。
→いいえ
「キミもそう思うんだ。バカげてるなぁ。
オリーブ
「ヘンな胸さわぎがする・・・・・・。
カシスが言ってるみたいなことが現実にならなきゃいいけど・・・・
アランシア
「カシスとシードル、どっちが正しいかなんてどうでもいいよ。
キャンプが楽しければそれでいいよ〜。

▼教室にて

カベルネを呼びに教室へ。

カシス
「どうしたんだよカベルネ。兄キのこと思い出してたのか?
カベルネ
「ガナッシュの姉キは学校をやめたあとも・・・・
時々、この教室に、オレの兄キに会いに来てたんだヌ〜。
カベルネの回想が始まる
カベルネの兄・シャルドネ
「今までどこに行ってたの?みんな心配してたよ?
ガナッシュの姉・ヴァニラ
「心配?いったい誰が?するわけないでしょ?
シャルドネ
「まだ怒ってるの?
ヴァニラ
「怒るって、何を?あなたのお父さんのこと?
シャルドネ
「父に何を言われたの?
ヴァニラ
「何も言われてないわ。いつも感じていたことよ。
私の中には、闇の精霊の血が流れているの。
私を嫌う人がたくさんいるのは知っていたもの。
シャルドネ
「キミの敵になるヤツはボクがすべて倒す!
世界がキミの敵になるなら世界なんかブチ壊してやる!ボクを信じて!
ヴァニラ
「心配は無用よ。私は私のやり方をみつけたの。私には、力があるの。
今まで見たいな、弱虫のヴァニラじゃないわ。さようなら、シャルドネ、カベルネ。
シャルドネ
「ヴァニラ!!
カベルネ
「あんなヤツ!!放っておけばいいヌ〜!!
もう、あんなヤツのことは忘れればいいヌ〜!!
シャルドネ
「ヴァニラはふつうじゃない!何かあったんだ!
カベルネ
「何か!?何かってなんだヌ〜!?
カベルネの回想が終わる
アランシア
「もしかして・・・・・・・・泣いてたの・・・・・・・・?
カベルネ
「そんなことないヌ〜。ちょっと目にゴミが・・・・・・・・。
オリーブ
「お兄さんのこと思い出してたのね・・・・・・。
カシス
「行こうぜ、カベルネ。海に行って何もかも忘れようぜ。
シードル
「バスの中でたっぷり話をしようよ。

▼魔バスにて

魔バスへ乗り込む

カシス
「マドレーヌ先生、まだ来てないじゃねぇか。
グラン・ドラジェ
「えー、おほん。
カベルネ
「うわっ!!どっから出たヌ〜!?ナニものだヌ〜!?
ぺシュ
「ナニものとはナニごとですの!?校長のグラン・ドラジェですの!
校長は、生きた伝説と呼ばれてるすごい魔法使いですの!!
グラン・ドラジェ
「えー、みなさんに、お話があります。
今回のキャンプは、みなさんの魔法の力を見ぬくテストでもあります。
したがって、キャンプ途中でネを上げて帰って来たりした人は・・・・・・・・
その場で退学!!この学校から去ってもらいます。
ピスタチオ
「なんでだっぴーーーーッ!?
グラン・ドラジェ
「何か事件が起きた時、
マドレーヌ先生は『もう帰りましょう』なんてことを言うかもしれませんがそれはワナです。
その言葉にさそわれてノコノコ帰って来た人は退学です。
シードル
「マジですか・・・・・・・・?
グラン・ドラジェ
「本当はこのことは、生徒にはないしょになっておるんじゃが、
キミたちにはとくべつに教えちゃいました。
わしがここで、こんな話をしたことはマドレーヌ先生にはないしょにしておいて下さい。
以上!!
マドレーヌ先生
「ほらほら、急ぐのよショコラ!
マイペースなのはしょうがないけど、みんな待ってるんだからねっ!
ショコラ
「んー。らくちん。
マドレーヌ先生
「あら、校長先生いつの間に・・・・・・・・?
グラン・ドラジェ
「ぎくっ!!それじゃ、わしはこれで!!楽しいキャンプをッ!!
マドレーヌ先生
「なんだかな〜
あ、そうそう、忘れてた!魔法の手帳を配りまーす。
前の人から順にまわしてくださーい。
魔法の手帳を貰う
マドレーヌ先生
「ところで、これでみんなそろったかな!?
キャンディ
「先生!!ガナッシュが来てません!!彼、休みなんですか!?
レモン
「よかったな、ピスタチオ。キルシュが相手だ。
ピスタチオ
「・・・・・・・・。
オリーブ
「私、さがしてきます!!
キャンディ
「私も!!
マドレーヌ先生
「ちょっと待ちなさい!!二人で行かないでいいでしょ!?
キャンディ
「あっ!!オリーブ!!
オリーブがガナッシュの所へ
ヴァニラ
「やっぱりここにいたのね!!
ガナッシュ
「!!!
オリーブ
「キャンプには行かないの?
ガナッシュ
「・・・・・・・・。オリーブか・・・・・・・・。
オリーブ
「お姉さんのこと考えてたんでしょ?
ガナッシュ
「・・・・・・・・お見通しか・・・・・・・・。そこまで見すかされるのもツライもんがあるな。
オリーブ
「ずっと逃げてばかりじゃダメよ・・・・・・・・。
ヴァレンシア海岸で何かあったかちゃんと調べてみようよ・・・・・・・。
ガナッシュ
「何もないよ。海岸にはただ、波が打ちよせているだけさ。
楽しく笑ってるヤツらを横目に見て、自分の血を呪うんだ。
オリーブ
「そんなんじゃないよ・・・・。わかるんだ・・・・。
何かが起きるの。海岸で何かが起きて・・・・、みんないなくなる・・・・!!
ガナッシュ
「オレの姉のように・・・・・・?
オリーブ
「助けて!!みんなを助けて!!
ガナッシュとオリーブが魔バスに戻ってくる
マドレーヌ先生
「おっそいぞ〜!いそいで〜!
運転手のバルサミコ
「レディ〜〜〜〜ス! エ〜〜ンドジェントルメ〜〜〜〜ン!!
本日は、当バスをご利用いただきま〜〜こ〜〜と〜〜に〜〜ありがとうございマ〜〜〜〜ス!!
臨海学校INヴァレンシア海岸!現地までみな様を案内させていただきますのは〜〜〜〜
さすらいの、天才ドライバー!!ブゥワルゥスワミ〜〜コ〜〜!!
どんどんどん!!ぱふぱふぱふ!!キャ〜ッ! カッコイイ〜ッ!
カシス
「うるせぇ オッサンだなぁ。
運転手のバルサミコ
「それでは目的地、ヴァレンシア海岸へ向けて!
レモン
「・・・・・・・・・・・・
運転手のバルサミコ
「レディーーーーーーーーーーーーーーーーーッ・・・・
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
カシス
「・・・・・・・・。
魔バスで移動中
ぺシュ
「ショコラちゃんは学校の近くに一人で住んでますの?
ショコラ
「うん
ぺシュ
「お父さんやお母さんと住んでますの?
ショコラ
「んーん。
ブルーベリー
「ショコラは、ずっと昔から学校近くの小山にいるのよ。
グラン・ドラジェが彼の力を見こんで、魔法を教えるために、学校に通わせてるの。
ぺシュ
「グラン・ドラジェに見こまれてますの!?スゴいですの!!
カフェオレ
「オレダッテ ソウダゼ〜。オレガ ツクラレタノハ 12000ネンマエ ナンダガ
グラン・ドラジェニ ミコマレテ マホウヲ オシエラレテルンダ。
ブルーベリー
「グラン・ドラジェ先生がこっとう市で買って来たのよね。200ブラーで。
カフェオレ
「ネダンハ カンケイナイネ。オレノカチハ オレガキメルサ。
キャンディ
「ねぇ、アランシア。キルシュのこと、どう思ってる?
アランシア
「どう? ・・・・っておさななじみだけど・・・・・・。
キャンディ
「小さい頃からいっしょだと特別な感情ってないよね〜。
セサミ
「キャンディ!バカ!ちがう!アニキは、本当は、オマエのことが・・・・
キルシュ
「オレの話題はやめろ〜!!海に行くんだぜ!!海だぞ、海!!
カシス
「わかってるよ!!そんなこと言わなくても!!
キルシュ
「海の歌とか、海の話とか、いろんな話題があるだろ!?
シードル
「海で、ボクたちは子供にもどるのさ〜。
天国の扉を開くのは、戦士の力強い手でも、職人の器用な手でもなくて子供の小さな手なのさ〜。
レモン
「誰の受け売りだい、シードル?どうして戦士や職人じゃダメだか言ってみな!
シードル
「フンッ!ボクのオリジナルさ!
バルサミコ
「ヘイへイ、ガキんちょども!!海が見えてきたぜぃ!!
キャンディ
「うわーーーーっ!もうすぐ海だーーーーっ!ひゃっほーーーーっ!


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