2008年 栽培日誌

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2008年2月14日(木)
霜柱が、順調に育っています…

 こんなに冷える2月も久しぶりで、霜柱が順調に育っています、と言うような呆れた見出しとなってしまいました。
 桜草の芽が出る3月初め頃までは、日誌の話題と言えばこのようなつまらない話題になってしまいます。お付き合いの程、宜しくお願いいたします。
 それにしても、素晴らしい程の霜柱です。
 左の写真は、全体に針が突き上がってくるような迫力ある霜柱。
 真ん中の写真は、物置の屋根上においてある実生苗のポットです。このポットは、植替えしていませんので土が固く絞まっているはずですが、1cm以上盛り上がっています。
 右の写真は、最も成長した霜柱で、高さ5cmはあろうかと思うような見事な霜柱です。
 折角の植替えも、これでは被害が出はしないかと少し心配になります。霜が解けた後、夕方に掛けて芽が浮き上がっていないか十分な点検をしましょう。

2008年2月15日(金)
最強の霜柱に、被害続出しました

 昨日の霜柱には本当に参りました。今までの記憶に無かった程の霜柱であったため、植え替えたばかりの桜草株が浮き上がる被害が続出しました。
 左の写真が、その一例です。すっかり用土の上に芽が露出し、このままでは株や根が乾燥して枯れ死してしまいます。本当に困ったことです。明日からの植替え作業の前に、これら被害があったポットの再植替えから始めなくてはなりませんので、植え替え作業計画に(と言うほど大げさではありませんが…)支障が生じてしまいます。
 今朝も同様に冷え込みましたが、霜柱ではなく用土の表面の凍結で済みましたが、どうせ冷えるなら、霜柱ではなく凍結になって欲しいものです。
 真ん中の、アーリーセンセーションも8分〜9分咲の状態です。今日は天候が良いため、完全開花するのではないでしょうか。
 の「セツブンソウ」も、気を持たせながらもうじき開花する状態まできました。

2008年2月16日(土)
第4日目の植替えを実施しました

 第4日目(4回目)の植替えを実施しました。ポットが凍結しているので、凍結が緩んだ午前10時過ぎから実施。
 天候も良く、少し風があり寒かったのですが、厚着をして夕方午後4時半まで行いました。この時間に終了したのは、用土が無くなったためです。
 赤玉土25袋が無くなってしまいました。まだ、3割が終了していないので、追加購入してきました。
 左の写真は、開花した"アーリーセンセーション"です。こんなに寒いのに、一昨年より6日早い開花でした。(昨年の記録は付けておりませんでした。)
 真ん中の写真は、充実した花芽で、理想的に成長の良い花芽です。全てがこのように育ってくれればいいのですが、品種の強弱により、育ち方が大きく異なります。
 は、展示会用に鉢に植え付ける場合の桜草株の配置例です。このように植え付けるのが基本で、開花時の容姿が良くなり、また増殖が図れます。
 霜柱にやられた株は、再植え付けと用土の被せ増しを行い、何とか被害の修復を図りました。今後このようにならないことを祈願するほかありません。
 明日は、第5回目の植え替えをします。

2008年2月17日(日)
今年の2月は、過去20年間で最も寒い2月なそうです(東京では)

 今日も予定通り、植替えを実施しました。朝早くから実施しようと思いましたが、ポットが凍結していたので午前10時過ぎから植替えを開始です。
 昨日、赤玉土を使い切ったので、昨晩10袋を追加購入してきましたが、今度は大袋の腐葉土が底をつき、今日、2袋目の封を開けました。バーミキュライトも、間もなく底をつきます。鉢数が増えたので、用土の調達も大変です。
 そんな中、品種名を記載する名札の購入を忘れてしまい、仕方が無いので古い名札を流用し、何とか凌ぎました。
 植替えは、全体の95%を終了し、明日の午前中で終わる予定です。
 それにしても寒いですね。今日は晴天で天気は良かったのですが、日中、冷たい風が出てきて、大変でした。
 
明日も氷点下3度の予想。
 
左の写真は、ようやく開花した"セツブンソウ”の花です。鉢を日当たりの良いところへ移動した効果がでたようで、昨年2月25日の購入品ですので、一年ぶりの再会です。本当に可愛い花です。
 
真ん中は、植替えが終わったポットです。
 
は、縁側まで占領したポット・鉢です。

 あと、二ヶ月もすれば、可憐な桜草の花が見られると思うと、胸がわくわくして待ち遠しいです。  

2008年2月18日(月)
植替えをほぼ終了しました…やれやれ

 延べ6日間に亘る植替え作業は、本日99%と、ほぼ終了しました。
 寒風の中での作業と体力の低下で、腰や腕や背中に痛みが来ましたが、何とか無事終了しました。
 植え替えたポットの数は約1,300ポットでした。昨年播種した実生苗は植え替えませんが、そのポットを含めると1、400ポットを数えますので、置き場所に苦労します。 
 今日、残りの植え替え用に赤玉土6袋を追加購入。名札も大量に購入してきました。赤玉土は、都合41袋と芝の目土4袋を使いました。
 株は前半植替えた優良品種の生育失敗を除けば、他の品種は思ったよりも悪くなく、順調に増殖したものも多く見られ、ホッとしました。後は、開花時に品種の選別と記録、そして名札の掲示をして十分な管理をしようと思います。
 凍結被害は、まだ続くようなので、毎朝の観察は欠かせませんが、寒気の底は過ぎつつあるように思います。三寒四温の良い季節に向かって行くことでしょう。
 左の写真は、一昨年の実生株のポットです。二芽を植え付けてありますが、芽が大きく育ち、今年開花しますので、どんな花が咲くか本当に楽しみです。
 真ん中は、”セツブンソウ”のアップ写真です。清楚な可愛い花です。(花径は約1.7cm)
 右は、西洋桜草(メラコイデス)の現況です。

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