2008年 栽培日誌

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2008年2月7日(木)
昨夜も降雪、春まだ遠き今日この頃…

 昨シーズンは一回も降雪がなかった反動からか、今シーズンは3度目の降雪を記録。昨日の午後から降りだした雪は、降り積もるほどの強い降りかたではありませんでしたが深夜まで降り続き、朝起きてみましたら、薄っすらと雪化粧していました。
 今年は寒い日が続いており、桜草は勿論、他の植物も動くに動けず震えています。
 しかし、今日は雲ひとつ無い日本晴れ!(古い言い回し…)田畑を薄っすらと雪化粧させた雪はあっという間に消えてなくなりました。
 
左の写真は、今朝の雪化粧。ほんのりと雪をかぶっている状況です。表面は凍結していますが、緩い凍結で、内部までは凍結していません。しかし、表の道路は部分的に凍結しているらしく、家内が愛犬の散歩中に、我が家の前の道で、自転車が2台も転倒したのを見た、と言っていました。気を付けないといけませんね。
 真ん中は、鉢植えの”クロッカス”です。葉は出ていますがつぼみが上がってきません。クロッカスの間に生えているのは、西洋桜草(マラコイデス)の苗です。こんなところにも種がこぼれて発芽しています。丈夫な植物ですね。
 は、早咲き水仙、アーリーセンセーションのつぼみの状態です。降雪以来、つぼみの開花への動きが遅いです。
 まだまだ寒さが続きそうで、今度の3連休、初日に雪の予想、植替えに大きな影響がでそうです…

2008年2月8日(金)
明日からの天候が心配…

 明日の午後から、関東地方は今年4回目の降雪予報。
 折角の3連休を、植替えに当てようとしていましたが、予定通りには行かないようです。
 こんな寒い年は、植替えを遅くしても問題はありませんが、早く元気な芽を見たいですし、天候を見て無理してでも植替えしようか思案中です。
 今朝は、冷え込み凍結していました。
 の写真は、霜柱が1cm以上立っているポットの状態です。しかし、真ん中の写真は、その凍結したポットから右に3メートル位離れた”ツゲ”の植木の下に置いてあるポットですが、凍結していません。
 こんな狭い敷地の庭なのに、置き場によって、このような大きな差が出るのは不思議です。つげの葉が、寒気が降りるのを遮断したのでしょうか。
 の写真は、同じ庭の軒下に置いた30cmの大鉢に植えた”メラコイデス”の開花状況です。
 プランターに植えつけた苗よりは遅く植えつけたので生育が遅れていましたが、花芽がどんどん上がってきました。これも、3月以降は、こんもりと賑やかに咲いてくれるでしょう。

2008年2月9日(土)
待ちに待った植替え第一日、何とか終えましたが…

 昨年の2月11日以来、1年ぶりの待ちに待った桜草植え替え(芽分け)の時期が来ました。
 雪の予報なので、降るまでの間と思い早朝からはじめようとしましたが、今朝は冷え込みがきつく、ガチガチに凍っていたので、融けだす朝の9時頃から作業を開始しました。

 まず自分が作出した大事な桜草から植替えを開始したところ、驚いたことに、私の作出した大事な大事な桜草は栽培の失敗から、貧弱な株、あるいは枯れ死した株が多く、本当に残念な結果となってしまいました。
 生き残ったものも今年の開花が危ぶまれます。
 このようになった原因としては、おそらく雨の当たらないところでの栽培と、その栽培場所に合った用土を使用しなかったのが失敗(芝の目土を使用)と思います。毎年同じ用土を使用していればこのようなことにはならなっかと思うと、大いに反省しなければなりません。
 紙面の関係から詳細は避けますが、用土は基本どおり『水はけ良く、かつ水持ちが良い』という、一見矛盾するようですが、このような用土を使用すべきだったと思います。要するに、土が団粒しており、粒と粒の間に空気が通る隙間があり水はけが良く、そして粒自体に保水性がある用土です。
 今年は、基本に戻って「赤玉土(小粒)6.5、芝の目土0.5、腐葉土2、バーミキュライト1」としました。 赤玉土は水はけが良く、バーミキュライトの保水性を補助に使いました。
 芝の目土は、水はけは悪くないのですが、通気性が良くなく、また乾燥しやすい性質が桜草には合わなかったようです。
 ただ、露天栽培のものは、この用土でも結果は悪くなく普通の生育状態でした。

 左の写真は、元気な桜草の芽です。全てがこのようなら良かったのに…
 真ん中の写真は、植替え作業の配置です。アルミの脚立の上に、培養土を左に、真ん中に植え替え作業場所を、下の発泡スチロールは枯れた根などを捨てる箱、右に植替えするポットが入ったトレー、そして水やりのホースを配置し、立ったまま作業します。
 座ってやると作業効率が悪く、また腰痛になるので立ってやったほうがいいですね。
 右の写真が、作業している状態です。
 冷え切った屋外作業なので、厚着をし作業をしていましたが、予報どおり午後3時過ぎから降雪となり、今日の作業を終えました。
 降り始めから30分ほどで1cm位の積雪、明日の作業が出来るか心配です

2008年2月10日(日)
雪にもめげず、第二回目の植替えを実施!

 今年の降雪日の多さには閉口しますね。昨日も、夕方から本格的な降雪となり、一時どうなるかと心配するほどの本降りとなり心配しました。
 しかし、今朝起きてみて、5cm程度の積雪で一安心。気温もそれほど下がっていなかったため雪が凍っておらず、日が昇るとともに融け出し、見る見る消えていきました。
 そこで午前9時半頃から植え替えを開始しました。
 左の写真は、今朝の積雪状況。真ん中は、昨日植替えを済ませた、ポット。右側に雪がかぶっているポットが見えます。右は、夕方、植替え作業を追えた午後5時少し前の時点の様子ですが、今朝の冬景色が嘘のように雪が消え、気温も上がり、昨日よりはずーっと楽に作業を終えました。
 明日、もう一日頑張ろうと思います。現在のところ植替え予定の2割強、植替えを終えました。

2008年2月11日(月)
春らしい陽気で、植替え作業がはかどりました

 今日は、快晴のいい天気。風が無く、日差しが心地よくて厚着では少し暑くて、一枚セーターを脱いでの作業となりました。
 4号ポットが無くなり、ホームセンターへの買出しで、作業開始時間が午前9時半を過ぎてしまいましたが、早速作業に取り掛かり、順調に午後4時過ぎまで植え替えをしました。
 これで、全体の約半分の植替え作業が終了しました。
 芽の生育状況は、ほぼ順調で、ホッとしましたが、重ね重ね、大事な株が不作だったのが悔やまれます…
 左の写真は、植替えを終えたポット群です。一番綺麗に咲いて欲しい品種を、日当たりが良く、生育に最も適した場所に並べました。
 真ん中の写真は、ようやく芽が動き出した”セツブンソウ”です。花芽がハッキリと確認できます。寒かったので、生育に遅れが出ていますが、もう直ぐ可愛い可憐な花が開花することでしょう。
 右の写真は、”アーリーセンセーション”です。一昨日の降雪の際は、花茎が折れないように玄関先の軒下に避難させました。冷え込みが続き、開花が遅れていますが、ゆっくりと開花が進んでいます。もう直ぐ開花することでしょう。
 しかし、明日はまた降雪予報。その後、今冬最大の寒気が南下する予報ですので、植え替えた桜草がガッチリと凍結することでしょう。植替えを終えた桜草にとっては、厳しい寒さが続くことになり、少し心配…

2008年2月12日(火)
明日からの寒波襲来前の小雨が灌水代わりになっています

 予報よりやや遅れて小雨が降ってきました。雪の予報が雨に変わったのは朗報です。
 しかし、明日からの今冬で最強の寒波到来は、桜草や他の植物にとっても少なからず影響を与えそうです。
 植替えはようやく全体の50パーセント位が終了しましたが、増えた株の置き場所が少なくなってきました。
 今までの株数の置き場所に苦労していたのに、さらに増殖した株を置かなければなりませんので、日の当たる場所であれば、通路であろうと置かざるを得ません。
 左の写真は、通路に並べたポットのトレーです。まだ、片付けは済んでいないので雑然としていますが、歩く隙間が無い状態です。
 真ん中は、手前が植替えが済んだポットです。奥の方の半分はまだ植替えが済んでいません。多くのポットが植替えを待っています。
 は、植替えが済んだポットですが、良芽(大きく育ち開花する株)は4号ポット(12cm)に二芽植えつけますが、この写真のポットは、3.5号(10.5cm)で、芽が小さく、今年の開花が望めない株を一人前に育てるために植えつけたもので、一芽を植え付けたものです。
 秋までには肥培して開花株にまで育つ予定です。

2008年2月13日(水)
立春過ぎたのに真冬の到来!

 気象予報どおり、昨晩から季節風が強くなり、強く冷え込みました。
 今朝、庭に出て見ると、桜草ポットはカチンコチンに凍結していました。
 二月も中旬になるのに、この寒さは困ったものです。植え替えたポットは、霜柱で株が浮き上がらないか心配でしたが、幸い植え付け用土の赤玉土の隙間が多いせいか霜柱は育たず、表面が完全凍結状態のまま浮き上がってはいませんでした。
 左の写真は、凍結したポット達です。表面が凍結した氷で輝いています。
 真ん中は、その拡大写真です。見事な凍結です…
 は、庭に出しておいたバケツですが、厚さは調べませんでしたが、1cm以上の厚さになっているように感じました。
 さすがにこの寒さでは、庭のどの場所も完全凍結から逃れられず、常緑庭木の下や軒下でも完全凍結していました。
 この寒さは、来週前半まで続きそうなので、今週末の植替え作業は、凍結と寒さの中での作業になりそうです。やれやれ…

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