2008年 栽培日誌

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2008年4月26日(土)
新たに紹介する花も少なくなり、今年の桜草シーズンも終了間近です

 今日からゴールデンウィークに入りましたが、天候曇り。気温も肌寒いGW入りとなりました。
 午後には雨が降り出し、桜草の記録や写真撮影、選別などの作業が出来なくなってしまいました。

 桜草も新花は続かず、また交配用の株の開花時期が異なり、今年は、まだ交配はしていません。
 は、今春二番目に開花した八重咲種ですが、写真写りが良く、ピンク色で八重が綺麗に見えますが、実物はもう少し紅色で、類似花に「歌くらべ」があり、来春、株を充実させてから確認することにします。
 真ん中は、濃色赤紫紅色と言ったら良いような深カガリ八重です。
 濃い色で私は好きな花ですが、花径が小さなのが不満です。

 この花の類似花は既に咲いていますが、この花に関しては、遅咲きで今咲き始めました。
 は、花盛りとは言いがたい今年の寂しい庭の風景です。

2008年4月27日(日)
今日の晴天は最高ですね

 今日は晴天で風も無く、気温も20度位と快適でした。
 早速、開花株の撮影を進めました。
 また、品種ごとに通し番号を付けて記録しました。
 後で、写真帳を作成し、増殖や交配の参考にすることにします。
 今年撮影した写真に付いては、今後、ブログで定期的に公開するつもりです。
 実生苗の八重種は、本日2種開花しました。
 真ん中です。
 の花は、左下の5円玉と比較して頂くと判ると思いますが、ホントに小さい株と花です。
 真ん中は、それよりは少し大きな花です。
 いずれも、従来品種より抜け出るような良い品種ではありませんが、来春もう一度確認したいと思います。
 大化けして、良い品種にならないとも限りませんから。
 は、大鉢植の桜草ですが、植木やフウチソウで日陰になってしまい、精彩がありません。

2008年4月28日(月)
今日は、整理作業が忙しく、写真撮影が出来ませんでした

 桜草の開花も終わりに近づき、株の整理や入れ替えに忙殺され、写真撮影は夕闇の中、実生苗のみ実施です。
 いずれも、物置屋根上の実生苗で、ポツンポツンと八重が咲いています。
 特に変化のある花の出現はありません。

2008年4月29日(火)
実生初花八重咲種の再掲載です

 昨日は、桜草の整理作業などに追われ、薄暗くなってからの撮影でしたのでハッキリした写真が撮れなかったので、今朝、撮影した写真を再掲します。
 いずれも、カガリ弁咲で、真ん中が細カガリ弁。が広カガリ弁です。
 この花だけ見ると、ありふれた八重咲種ですが、株が大きく育ち、一人前になると咲き方が大きく変化するので、粗末に扱えません。
 どのように化けてくれるかも楽しみの一つです。

2008年5月1日(木)
5月は夏の暑さで始まりました

 桜草の栽培日誌は、新たな情報も少なくなりましたので、毎日の情報発信は、終了させて頂きます。
 今後は、不定期で更新致しますが、今後もお付き合いお願いします。

 さて、数日前から咲き始めた桜草が、上向きのまま咲き始めました。左の写真がその桜草です。
 通常は、横向きで咲き始め、横向きか垂れて咲くのが(真ん中の写真)普通ですが、この花は上向きのままボンボリのように咲いています。
 今後、下を向くのか確認したいと思いますが、もし、このまま上向きで咲く性質が固定するのであれば大変珍しい花になると思います。
 は、最近咲き始めた八重咲種です。
 八重咲は八重の遺伝子が弱いので、最初は、このように一部の花が八重になり、そのほかの花は一重になることが多いです。
 しかし、充実した株になると本領を発揮し、完全な八重咲になることもありますので、数年栽培して観察して見なければなりません。

2008年5月2日(金)
5月に入っても実生花の新花が開花してくれました

 5月に入ると、当地方では桜草の花も終わりを告げます。
 遅咲きの桜草がまだ咲いていますが、八重咲種については、来年の株の充実を図るため、次々に花茎を切り取っていますので、庭は寂しくなってきました。
 そんな寂しい庭に、昨年播種した実生株が3株開花してくれました。それも八重咲で。
 小さな株ながらも、しっかりと咲いてくれています。その内の二株を紹介します。
 の花は、深カガリ細弁の八重咲種です。中心の花が完全な八重咲で、左右は一重に近い花です。
 来年の開花を予想すると、つぼみの8割方八重咲で咲いてくれるのではないかと予想しています。
 真ん中の花は、広カガリ八重弁濃紅花の小輪花です。株が小さいので花も小さいのですが、感じとして大きく育っても、花は小輪ではないかと思います。
 来年、大きく育った株での開花が楽しみな品種達です。

 八重桜草の交配は、一重種と八重種との間での交配が多いのですが、開花する花の約95%は一重の花が咲きます。
 そのため、一重の桜草も色々変化して開花してきます。
 右の品種は、その内の一重の花ですが、花の中心が白流れのハッキリした目で、花弁は鮮やかな紅色の花です。
 遠目にも目立つ可愛い花なので処分せずに保存しています。

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