2008年 栽培日誌

<<前のページ | 次のページ>>
2008年3月22日(土)
陽光が眩しい!

 冷気が抜け、朝から陽光がサンサンと降り注いで気持ちの良い土曜日を迎えました。
 本日の日中最高気温は当地(鴻巣市)で19度の予報。嬉しい予報です。
 気温が上がれば気温に比例して桜草の生育も早まりますので、大歓迎。昨年より1週間程度遅れている生育も、遅れを取り戻してくれることでしょう。
 そんな中、東京で桜が開花との嬉しいニュース。今後も陽気が続きそうなので、桜草の開花も昨年に近づくかもしれません。大いに期待!
 は、陽光をサンサンと浴びている桜草です。陽光が眩しい。
 真ん中は、そのアップ写真です。このポットのサイズは4号で、二芽づつ植え付けています。
 は、「写真集」にも紹介している「紫大輪垂れ咲八重種」の花芽です。中心に大きな花芽が確認できると思います。
 この品種は、早咲き種で、4月上旬には他の品種に先駆けて開花してくれるでしょう。
 【本日も、液体肥料(1,000倍)を施肥しました。】

2008年3月23日(日)
昨夕、桜の開花を確認!

 昨日の夕方、隣接の北本市の公園に愛犬の散歩に出かけました。
 桜のつぼみが大きく膨らんでいましたが、陽だまり付近の桜を見ると、何と一輪、二輪と開花していました。
 東京では5〜6輪開花で、開花宣言でしたが、北本は1〜2輪なので開花宣言できない数かも知れませんが、おそらく今日も朝から暖かいので、もっと開花が進むでしょうから、開花宣言できるかもしれません。
 春ですね〜!本当に良い季節になりました。
 桜草の方は、順調に生育しています。歩みはノロいですが、確実に生育しています。
 は、大鉢の成育状況です。かなりの数の芽が顔を出しています。満開の時は見事でしょう。
 
 日当たりの違いにより、生育に大きな差が出ています。
 真ん中は、日の良く当たらない場所の桜草株です。ようやく本葉を展開し始めたところです。
 は、日当たり良好の場所の桜草です。太く大きく元気な本葉が展開しています。
 全体に、まだまだ蕾は確認できませんが、このままの状態が続けば、例年通り、4月中旬から花盛りになることでしょう。

2008年3月24日(月)
オーリキュラが仲間入り!

 起床時パラパラ落ちていた雨が、次第に本降りになってきました。気温も低く早春の気候です。
 降雨時は、雨の当たらない場所の灌水のみで済みますが、最近、用土が乾燥しにくくなってきました。
 芽が出る当初は、乾燥が激しかったのですが、本葉が伸び、根が張ってくると用土の乾燥が少なくなってくるのは、他の植物の鉢でも同様で、不思議です。
 というのも、植物は成長とともに光合成や呼吸のため水分の消費が増えると思うのですが、逆に乾燥しにくくなるのが不思議です。おそらく、根が張ることにより、日光の直射熱が根の下に回らないため、乾燥が防げるのではないかと考えています。
 ところで、昨日、北海道のO氏から譲っていただいた「オーリキュラ」という桜草の仲間が我が家に仲間入りしました。
 イギリスの園芸家(フローリスト)によって品種改良された伝統の植物で、栽培がかなり難しい植物ですが、挑戦してみようと思います。
 が、その到着した「オーリキュラ」です。よく管理された株というのがすぐ判り、枯らさないか大いに緊張しています。
 真ん中は、知人から頂いた苗をプランターに密植した株です。順調に本葉を伸ばしてきています。
 は、室内の株ですが、葉は大きく成長しましたが、花芽はようやく株元に見えてきた状態です。昨年の品種(舞紅葉)と異なり、室内栽培向きの品種では無いようです。

2008年3月25日(火)
朝は濃霧で冷気がヒンヤリと覆っています

 朝はヒンヤリと冷えており、濃霧が立ち込めていました。濃霧の後は、暖気で気温が上がりますから、日中は春の陽気になります。
 昼現在、寒暖計は15度を指しています。午後ももう少し気温が上がるでしょう。
 陽光にも恵まれ、昨日の生育の遅れを取り戻すことでしょう。
 昨日と生育は変わっておりません(当たり前ですが…)
 は、びっしりと花芽が付いている株です。全ての桜草がこのような状態なら本当に嬉しいのですが、品種による違いもあるので、そうも行きませんが。
 真ん中は、昨年より約10日遅れて開花した水仙です。2月の冷え込みは、水仙の生育にも影響を与えています。
 は、庭に地植の桜草ですが、庭木の下に植えてあるので、日当たりが悪く、弱々しくモヤシのように伸びています。開花は絶望かも?

2008年3月26日(水)
昨晩の強烈な雷雨被害が出てしまいました

 天気予報どおり、上空に寒気が入ったせいで、当地方は午後5時過ぎから雷鳴がとどろき、強い雨が降り出しました。
 一時、ヒョウの落ちるような音がしたので、雨戸を開けてみましたが、そのときは暗くて確認が出来ませんでした。
 しかし、朝起きて桜草を確認すると、桜草の葉が切れており、降雹があったと推測されました。

 がその被害の一部です。雨だけでは、このように葉が切れることはありませんので、降雹被害と思われます。他にも被害の桜草が確認されました…
 幸い、花茎が伸びる前でしたので、蕾の被害が無く、胸を撫で下ろしましたが、春の天候は変わりやすく、強風、雷雨、遅霜など、心配が尽きません。
 また、用土があちらこちらに跳ね上がり、ポットが泥跳ねで汚れ、さらに強い雨粒で用土の表面も凸凹になっておりました。(真ん中)
 このため、用土が濡れているのに、改めて大量の散水で泥の汚れを落とすとともに、用土の凸凹を修正することになりましたので、無駄な水を使う羽目になってしまいました。
 は、最も花茎が伸びた桜草です。

2008年3月27日(木)
桜の開花は昨年並みですが、桜草の生育は昨年並みに追いつかない…

 桜の開花は順調で、場所によっては5部咲きのところもあるくらいに開花が進みました。しかし、桜草の生育は昨年並みに追いつかず、さらには今週末から来週の初めにかけて、寒気が入り遅霜の恐れが出てきましたので、昨年並みの生育には追いつかないようです。
 桜は例年並みか、それよりも少し早く開花してくれたのに、桜草の生育は、遅れ取り戻してくれません。(そんなに焦ることもありませんが、早く花が見たいものですから、つい、愚痴っぽくなってしまいました。)
 降雹?の被害苗が思ったより多く見つかりました。
 は、成長著しい苗の降雹被害です。黄色の矢印部分が被害部分ですが、特に左側の葉の被害が大きい。草友のSさんのところも被害を受けたとのこと。思いがけないことで、困惑です。
 もし、展覧会にでも出す品種でしたら、大変なことになっていたでしょう。これからの生育に影響が出なければ良いが…と心配しています。
 真ん中は、本葉が伸びて、緑色が濃くなってきたポット群です。花芽の出現も多くなってきました。
 は、5号プラ鉢に植えてある、八重咲種です。二株ほど花芽が確認できるようになりました。この品種は、軒下に置いてあるので、降雹被害は避けられました。

2008年3月28日(金)
夜間気温が低い花冷えの期間に入りました

 日中の暖かさに助けられ、桜草は少しづつ成長しています。
 しかし、例年のことですが、桜が咲くこの時期、寒の戻りがありますが、このところ朝の気温が低いですね。花冷えです。
 明後日の埼玉の最低気温の予報は2度。霜が降りる気温の予報です。恐らく我が家の物置小屋上の実生苗は凍結するでしょう…嫌になりますね…
 そんな中、つぼみが見える株が増えました。
 さらには花茎が伸び始めてきた株も散見され、朝夕の観察が楽しくなります。
(左の写真)
 黄色で○印をつけた株は、つぼみが写っていますが、写真が小さいので、ちょっと判らないですが、伸び初めています。
 真ん中は、今月末の開花を期待していた最も花茎の成長が早い株ですが、つぼみに少し色が付いてきましたが、開花はまだ先のようです。
 は、数年前、知り合いから頂いた『フウチソウ(風知草)』です。玄関前に飾ると、涼しげで落ち着きます。

<<前のページ | 次のページ>>

戻る