2007年 さくらそうの生育状況

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2007年4月8日(日)
天候晴れ、気温も春の陽気!

 今日も良い天気でした。気温も上がりサクラソウ生育には絶好の天候です。既存種がポツポツと開花しています。
 しかし、実生の苗は一重の花が一輪開花したのみで、その他の株は、まだ殆どつぼみが見えません。昨年同様、遅咲きのようです。このままでは、開花まで、まだ1週間以上掛かるでしょう。
 左の花は,形が整わない花です。残念ながら、選別保存対象外の株となります。
 右の花は、一昨年誕生の白色の八重です。花弁が丸弁の二重の花です。派手さはありませんが、捨てがたい雰囲気ですので、もう少し残してみようと思います。

2007年4月9日(月)
実生苗と新花の開花はありませんでした

 夜半の降雨で、桜草達はしっとりと濡れていました。特に,八重咲種は花弁が多いため花が重たいところに降雨による雨粒が着いて思いっきりコウベを垂れていました。
 実生苗の開花もなく、新花も紹介するような花の開花は見られませんでした。
 このため、写真撮影もままならず、ざっと撮影し、夕方、綺麗に咲いたところをゆっくり撮影しようと思ったら、夕方から雷雨。雨と周囲が暗くなったため(雷が怖いこともあり)撮影中止となりました。残念…
 これは朝の撮影です。左は有り触れた八重咲種。カガリナデシコ弁とでも言いましょうか。薄いピンクの花です。
 右は、開花が始まった成株です。これからの開花が楽しみです。

2007年4月10日(火)
本日も新花の開花はありませんでした…

 今日は晴天で暖かな一日でした。この天気は、桜草の開花に大いに貢献します。
 しかし、実生苗は一重の花が開花したのみで、八重はその後、開花していません。
 本日紹介するのは、自分で最も気に入っている花が開花したことです。左の写真がその花です。「2006年の誕生花」にも紹介していますが、濃紅色のカガリ弁八重で、色彩が素晴らしいことと、花弁の重なりが良いことです。欠点は花径がやや小さいことと花数が少ないことです。
 右は「舞紅葉」の株立ちです。この花は、花付が良いこと、良く増えること、早咲きなこと、安定して八重咲になること、など桜草の良い特徴を多く備えている優良花です。
 このような花が多く誕生して欲しいと願っています。

2007年4月11日(水)
朝は晴天でしたが、予報どおり午後から降雨!

 天気予報は午後から雨。朝と日中に急いで写真撮影完了。
 従来品種や昨年誕生した品種などの開花が殆どでした。しかし、開花後1年経つと本来の性質を持った咲き方になりますので、また、一味違った良い花になることが多いです。
 左の写真の株は、実生苗です。このとおり、一重の花がパラパラ開花。まだ、本格的な開花は先になりそうです。
 右の写真は、従来からの成株。生育良好で開花が進んでいます。

2007年4月12日(木)
久しぶりに八重の実生苗が開花しました

 気温も高くなって、続々と既存種が開花してきています。
 そんな中、久しぶりに八重の実生苗が開花しました。白色の八重です。夕方、撮影の時間が余り取れないときの写真であったため、露出が悪く白飛びして、ハッキリしません。残念…
 この八重の花は、花弁の白の質感・花弁の形とも並みの花です。
 右の花は紅色の八重で、花弁が多く,色も濃いほうです。類似花が多い花形ですので、もう少し観察時間を取り、選別したいと思います。

2007年4月13日(金)
一昨年作出花も咲き始めました

 一昨年誕生した株も、本来の開花姿を見せ始めました。
 左は花弁の裏面が薄紫、表面が白系統の八重咲花で、清楚な感じがします。花の形も良く、葉とのバランスも良いので、期待できる花ではないかと自己満足しています。
 右は花弁の裏面が紅色,表面が白系統のカガリ弁の八重咲花です。中心部がやや突出する形ですが、目立つ花姿で気に入っています。
 明日は土曜日。雨は朝方までには止むとの予報。予報を信じて、明日は撮影をおもにやりたいと思います。

2007年4月14日(土)
撮影日和、良い天気でした

 良い天気で,撮影日和りでした。開花株の撮影を行ないました。今後、撮影した写真を掲示できるように考えます。
 ところで、開花株には、加茂花菖蒲園作出種同士の交配をしたため、似通った花が開花しますが、写真左がその内の一種です。左側が私が交配して作出した花ですが,右側の「オアシス」とそっくりの花です。色といい形といい似ています。厳密に言えば、勿論細かいところは異なっていますが、江戸時代から続いている認定種でさえ類似花が多くあることを考えますと,仕方がないかもしれません。
 右の写真は、大輪の花の中心に小さな花びらが付いているものですが、簡素ですっきりとした花で、気に入っています。

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