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はじめ通信9−1029
王子地域での街頭宣伝演説内容
社会保険病院存続に道開く!オリンピック基金の都民活用に全力!

*王子地域で、午後の時間に街頭宣伝を行い、その後、王子駅北口で夕方の宣伝を行いました。
その概要について、紹介します。

●26日から臨時国会が始まり、総選挙後、初めての本格的な論戦が始まりました。
 自民・公明政権時代には、国民の切実な願いが無視され、国民をあざむく政治が押し通されましたが、総選挙を機に国民世論で政治が動かせる時代が始まりました。
 日本共産党は、民主党政権に対し野党の立場ですが、この政権が、八ツ場ダムの中止や郵政民営化の見直しなど、国民の要望に応える政策を実行するなら積極的に応援し、後押しもしますが、沖縄の米軍基地移設問題のように、県民の願いや自らのマニフェストにも反する悪政に転ずるなら、野党として断固として追及する”健全な野党””積極的野党”の姿勢をつらぬく決意です。

●臨時国会には数少ない法案の一つに北区に関わる社会保険病院・厚生年金病院を国の公的病院として存続させるための法案が出されました。
 全国63ヶ所の社会保険病院・厚生年金病院は、各地域の医療の中核でありながら、赤字などを理由に自民・公明政権によって昨年の10月、国の所有から民間医療法人や自治体に売却するための「整理機構(RFO)」に移管されてしまいました。

●しかし住民・患者の轟々たる非難を受けて、新政権の下で国の新たな受け皿組織を作り、公的病院として存続させる方針に大転換が行われました。
 私たちはこれを大歓迎し、今国会への改正法案提出を繰り返し政府に求めてきましたが、ようやく27日の閣議で確認され、昨日・28日に国会に提出されたことが、分かりました。
 衆参の与党議員と日本共産党議員数を合わせれば過半数に達しており、わずか1ヶ月の会期ではありますが、法案は今国会中に可決・成立される見通しは十分です。
 日本共産党は、”よいことは応援する”立場から成立に全力で取り組みますので、どうぞご支援をお願いします。

●しかも北区赤羽台四丁目にある東京北社会保険病院は、現在区内唯一の産婦人科があり、赤ちゃんが産めるのはここだけです。
 さらに北社保病院は280の現ベッド数を100床増やして380の大規模病院への拡充をめざし、これによって未熟児や異常分娩にも対応できる周産期医療センターをめざす構想を持っています。
 民間などに売却された場合は、採算の取れない産婦人科や24時間の小児救急の維持・存続さえ危うくなることから、公的病院としての存続は、区民にとって大きな前進です。
 私も、赤羽台の社保病院のすぐ隣りに住んでおり、夜間は何台もの救急車が病院に患者を搬入し、外来や入院ベッドも満パイになっている様すを見てきました。
 一日も早いベッド拡大と病院機能拡充をめざして取り組む決意です。どうぞご支援ください。

●さて、私・そねはじめは、先の都議選で、ご支援をいただきながら議席を失う残念な結果となりましたが、4年後の議席回復をめざし、日々、区民の皆さんのくらしの要求実現めざし活動しています。
 東京都は国と違って、都民要望実現の財政力は十分持っています。
 しかも最近、石原知事がやっきになってきた2016年オリンピック招致は、10月2日コペンハーゲンでのIOC総会で第3位にとどまり挫折しました。
 最大の要因が、五輪招致に対する都民の支持があまりに低かったことにあるのは明瞭です。さすがの石原知事も、都民を無視して次の2020年オリンピックの立候補は言い出せませんでした。

●目的を失ったのが4000億円も溜め込まれたオリンピック準備基金です。
 石原知事は「オリンピックが景気対策になる」と言いましたが、四千億円の財源を生かせば、都民のくらしや福祉に役立ち、地域の中小企業を潤す、もっときめ細かい景気対策が長期にわたって実現・継続できるはずです。
 日本共産党都議団は、不足している介護や福祉、医療などの施設整備や教育、都営住宅など、思い切って都民のくらし応援に活用するよう提案していくつもりです。

●オリンピック基金などの活用による都民要望実現の第1歩として、きたる12月議会には、いったん廃止を決定した都立の3つの小児病院の、存続条例案を、民主党などと共同で提出することを働きかけています。
 今年の春に、都議会の自民・公明などの過半数で、八王子と清瀬、世田谷の小児病院を廃止し、全て府中の新しい医療センターに集約すると決定されました。
 新型インフルエンザを見ても、発熱から命が危うくなるまでわずかの時間で子どもの容態は急変します。できるだけ身近かに小児病院をという都民の願いは当然ではないでしょうか。
 しかも3つの小児病院は、まだ開院しており、今なら存続への政策転換は十分可能です。ぜひ頑張りますので、応援お願いします。

●また、9月都議会で自民・公明の妨害をはねのけて設置した「新銀行」問題と「築地市場移転」問題の特別委員会も、ムダ使いの解明をすすめる論戦の場として役割を発揮できるよう奮闘したいと思います。
 今後も、国会のみならず、都議会や北区議会での日本共産党の活動に、皆様のご理解ご支援をお願いしまして報告といたします。

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