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はじめ通信9−0527

赤北・堀船そねはじめ演説(2)

<2>オリンピック口実に、なんでもありの都政の浪費 

●これだけ福祉や教育を削っている一方、そのお金をつぎ込んでいる分野がある。それがオリンピック招致をテコに進めている大規模事業。

●実は都のスポーツ政策は、6つ目の最低最悪。

 公共スポーツ施設数も全国最低。最近まで老朽競技場は修理もままならず、スポーツ団体の補助打ち切りなど、スポーツ予算は10年で3割に激減。

 石原知事の五輪招致に、スポーツ愛好者が「ずっといじめられてきたので、知事がオリンピックを呼ぶと聞いても、驚きと違和感しかない」と発言したのは当然。

●オリンピック招致に関して数々の浪費と癒着がある。

@招致費用のムダ遣い。
 招致予算は、おととしの55億円から3倍に膨らんで150億円。このうち都から民間への委託事業の約9割を「電通」が独占。
 電通は三四年前、都知事選挙で石原氏を応援以来、石原知事とは深い仲。

A都の調査で、オリンピック招致賛成が「7割」に増加。しかし五輪協力企業がIT使い謝礼つけて調べたので、「不公平」の批判は当然。IOC調査では56%、NHK調査では47%と、大きな開きがある。

B「IOC歓迎で3億円予算」との説明が、都市模型やバーチャルメガネなどで、今年度だけでも4・5億円、昨年度5億円とあわせて約10億円と、はるかにオーバー。しかも、全額「電通」に全面委託。
 小中学生を「校外学習」に連れ出し、“偶然の遭遇”を演出してIOC歓迎させることまで。

Cなによりも「オリンピックに間に合わせて見せる」と3環状道路をゴリ押しするなど、総額8〜10兆円の浪費。
 外かん道路は16キロメートル1・8兆円(上部道路あわせ)で、1メートル約1億円の道路。地元の反対も多く、造っても自動車通行料では返せない赤字道路。中止・見直しを!
 100メートル分で新規都営住宅1千戸。130メートルで30人学級を小1・2年生でスタートできる。

●私・そねはじめに、浪費から都民サービスへ予算の使い方を変えさせるために働かせてください。

<3>トップダウンと税金私物化

●石原知事には、他の自治体で考えられない、トップダウン問題が大変な弊害となっている。

@「新銀行」問題では、知事トップダウンで千億円を投じた失敗の上に、去年追加で四百億円の税金がつぎこまれ、「これが最後」と言いながら、今年、3度目の税金投入の道につながる「金融支援条例」が提案された。

 私は「新銀行のこげつきを税金で肩代わりする危険」を追及。局長も「悪意を持てば・・ないとは言えない」と事実上、悪用の危険を認めたのに、自民・公明に加え、民主も賛成して成立。マスコミがこぞって反対しないと民主党はすぐ石原の言いなりになると痛感した。

A築地市場の豊洲移転も、もともと現地で建替える計画を、99年初当選後に知事が視察して「狭い、臭い、汚い」といって変更させたもの。
 豊洲についても、東京ガスが「土壌汚染がひどく水産市場は無理」「自社で時間をかけて浄化し使う予定」と断ったのに、副知事を日参させて売却を口説き落としたもの。

 4・3万倍のベンゼンもひどいが、890倍のシアン(青酸カリ成分)は人の致死量にあたる猛毒。とんでもない移転計画を正道に戻すべき。

<4>石原に追随する与党の金銭感覚麻痺

●都議会の「オール与党」にも、金銭の無感覚とムダ遣いが蔓延・・・新銀行や、オリンピック招致、豊洲移転などに反対や批判のポーズとっていたのが、今年は一転して知事追随に。

●なぜ、石原知事の姿勢を追及できないか。「オール与党」自身が税金ムダ遣いをしているから。

 今期は「海外視察」に6回・31人で出かけている。
 自民党は07年10月に一人228万円かけてヨーロッパなどめぐり、パリからナントへは、予定外のモンサンミシェル経由で140キロ遠回り。

 もっとひどいのは民主党で、欧州視察で、最高額・270万円使っている。その報告を北区の民主議員が行なったが、わずか6分。その中で「政策提言をする」といいながら、政策条例は、4年間で最後に「シルバーパスの多摩モノレール適用」の一本のみ。
 こんな議員に石原知事のムダ遣い追及できるわけがない。

<5>悪政追及と要求実現でかつてない党都議団の奮闘

●今期は13人で、26人(97年〜2001年)当時の2倍ぐらい頑張った。つまり一人ずつは4倍くらい忙しかった。どんなことをやったかというと・・。

@石原知事の「海外出張」、公費の飲み食い、登庁日数、ワンダーサイトなど私物化、オール与党の海外視察、報告書の盗作などムダ遣いを、情報公開を駆使して徹底調査し、都民に分かりやすく記者会見などで発表。

A認証保育所の不正、特養ホームや無届老人施設の実態、都庁の偽装請負など、石原「構造改革」の実態を調査し追及。

B4年で16回の政策条例提案。くり返し提案で子ども医療費無料化、学校耐震助成などかちとる。
C14年連続の予算組み替え動議。オリンピック基金1千億など予算の約5%を組み替え、75歳以上の医療費無料化など、170の事業を提案。

D雇用・失業者対策では、50万人の公的雇用、失業者相談窓口(休日・夜間)、都営住宅臨時提供、特別就職面接会・都臨時職員募集と賃金改善

●共産党都議団を増やして、さらに活動を飛躍させたい。そのためには、私・そねはじめ、絶対に負けられない。最後まで、どうかご支援を。

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