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はじめ通信9−0420

東京土建北支部総会でのあいさつ(4月5日)
建設など中小企業がうるおい暮らしが成り立つ都政を

●不況の中、最も厳しいしわよせを受けているのが、土建組合の建設業分野です。マンションなど民間建築ものきなみ不調、まち場の公共工事も低価格入札で赤字覚悟が押しつけられています。大手ゼネコンの単価切り、下請けいじめ、雇用破壊も凄まじい。
 こうしたなかでも、土建北支部が3千名を越える組合員を維持し、三千五百名の峰をめざしておられることに敬意を表します。

●日本共産党は、この間、国政・都政・北区政を通じて、建設国保の拡充はじめ、アスベスト被害とのたたかい、何より仕事確保のため、東京都の異例の補正予算による50万人の雇用創出の中心を、中小建設業への細かい工事発注の前倒しにおき、入札制度改善でロアーリミットの引き上げ、単品スライドをさらに改善させるなど、まだまだ不十分ながらこれまでにない前進を引き出しました。
 北区は幸い、桐ヶ丘はじめ、神谷、西が丘など都営団地の建替え工事が続きますが、さらに私たちは、公共工事現場はじめ、都や区の契約で働く労働者の賃金が、正当に保障される公契約の抜本改善を求めています。

●社会保障分野では、土建の組合員も国保組合自体も被害を受けている後期高齢者医療の廃止を求めながら、都政では、75歳以上の医療費無料化を都議会で組み替え提案し、また、北区では年間1万円近い介護保険料値下げを実現させました。
 社会保険病院、都立病院などの存続・拡充も皆さんとともに奮闘中です。

●政治による税金の私物化、怠慢や腐敗を許さない点でも新たなたたかいが進みました。
 最たるものは、石原知事のトップダウンによる、海外出張・飲み食い・新銀行・築地の豊洲移転・オリンピック招致の名による莫大な浪費などと正面から対決しましたが、これをチェックすべき都議会にも海外出張や政務調査費のムダ遣いが広がっていることも克服しなければなりません。

●北区でも、JR王子駅からの汚水垂れ流しが40年以上放置されてきたことも、私が区議団と王子駅に直接のりこんで確認したとき、都やJRが今回発見してから10日以上たっていたことからも、こっそり臭いものにフタをされていた可能性は否定できません。この秘密主義も絶対許されません。
 事実の全容解明と長年の被害への補償、そして大きな公共事業となりますが、区部下水道の合流式から分流式への改善という、環境と同時に皆さんの仕事の面でも大きな課題を展望すべきではないでしょうか。

●きたる総選挙、都議選は、これら課題に全力で取り組むちからを、皆さんにつけていただけるよう、私も5期目への挑戦者として奮闘する決意です。ご支援をどうかお願いします。

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