はじめ通信8−1013 北区後援会決起集会での決意表明 未曾有のチャンスを生かしきって躍進果たそう ●来るべき総選挙は、共産党にとって未曾有の躍進のチャンスだと実感しています。 その第一の理由は、国民生活が、今まさにどん底に向かって急激に悪化しているのに、自民・公明政権も、一方の民主党も、この経済危機から国民を守る道は示せない。小手先の対策しか打ち出せないからです。 ●市場原理主義とは、言葉の通り「何でも市場のなりゆきに任せればうまく行く」という考え方で、これを「福祉でも医療でも民間企業に任せたほうが市場競争で活性化して良くなる」と公共サービスに持ち込み、財政を浮かせようというのが「構造改革」路線で、小泉の郵政民営化などはその典型です。 ●麻生氏は首相になって、小泉以来の構造改革路線をいかにうまく続けていくかしか考えていなかったのに、その構造改革の大もとである市場原理主義の経済が、発祥地アメリカから、がらがら崩壊し始めたんです。 だからこそ彼は、満を持して臨んだはずの所信表明で自らの政治展望を語れず、野党への逆質問や非難に終始せざるを得なかったのではないでしょうか。 ●これは、多少の違いはあっても、小泉内閣と「構造改革」を競い合ってきた民主党も同じです。 小沢代表の本会議質問も、麻生首相の質問に答えるなどと言いながら、構造改革の矛盾を解決する展望は語れませんでした。 きょう都議会の最終本会議で、民主党のベテラン都議がよこから話しかけてきて、「今度の共産党のパンフは分かりやすくて最高だ。自分は今までのパンフもファイルしているが、今度のは出色だ」とやたらと誉めるのです。 これはまさに、民主党には絶対語れない”政治の中身”のせいだと確信しました。 ●チャンスの理由の第二は、わが東京12区への池内さおり予定候補の登場です。 神谷・東十条の後援会ニュースには池内さんを「わが街に舞い降りし天女」と呼ぶ短歌まで出ました。若い世代は「心の叫びを代弁してくれる仲間」と感じており、街頭演説にダンプやタクシーからも高校生からも「ガンバレ」の声援がとんで来ます。 いま、池内さおりの輝きが、そのまま日本共産党の輝きを体現していることは素晴らしいと思います。 ●先日、ある全国紙の記者から「都議として総選挙で何を訴えますか」と聞かれ、「やはり国政政策だけでなく都議会のリアルなようすから、共産党への政党選択を訴えたい」と答えました。 石原知事ほど、小泉より前から市場原理主義に相乗りして都心開発にアメリカ投資ファンドを取り込んだり、保育に営利企業を導入したり、自治体の金で銀行を創って大失敗したり、都民に被害を与えた首長はいません。 都議会の自民・公明も民主も、それにものを言うどころか、ヨイショしたり銀行への口利きで群がったり、果ては高額な税金で豪華海外旅行に出かけて、報告書は他人の論文を丸写しという、税金のムダ遣いを自らやっている。そういう政党や政治家に、行政のムダを追及はできないということを痛感してきました。そのことを訴えて行きたい。 ●新聞記者がもうひとつ聞いたのは、「釈迦に説法だが、蟹工船ブームを見ても共産党は比例代表で大躍進のチャンスではないか。とくに12区は、与党の党首と共産党の新人との一騎打ちで、自・公政権への批判票を集める可能性があるんじゃないか」ということでした。その通りです。 民主の党首が乗り込んでくる可能性があったとしても、池内さおりさんが訴えている若者の使い捨て労働批判や派遣労働法を99年の大改悪以前に戻せという明確な主張は、自民・公明・民主のいずれも財界に遠慮して言えない、まさに共産党ならではの訴えであり、そこまで語るからこそ多くの若者から共感を呼んでいるのです。 小選挙区はもちろん、共産党の比例での大躍進のチャンスを、必ず勝利につなげようではありませんか。 ●私自身、来年夏の都議選につなげるためにも池内さんとともに自分の選挙以上に頑張りたい。 明日7日から3日間、本番並みの作戦が始まります。ここで私も試されます。何度も選挙をやっているので、頑張れたのか腰が引けていたのか自分で分かりますから、後に悔いが残らぬよう精魂傾ける決意です。皆さん、ともに頑張って勝利をつかもうではありませんか。 |