はじめ通信7−0514 知事の公約・中学までの医療費無料化と都民税減税の実施を迫ろう **北区生活と健康を守る会理事会でのあいさつ** ●地方選挙でのご支援ありがとうございました。きょうは、都知事選挙の結果を受けての取り組みと、北区長選挙での庄司候補大善戦を受けての北区での可能性について話します。 ●吉田万三候補への63万票について期待はずれの方もいるでしょう。これは石原陣営の見せかけの「反省」や「福祉を大切に」「格差に配慮」などの宣伝で、私達がはがした支持のうち数十万票が戻ってしまったこと、共産党都議団が膨大な調査で暴露した知事の私物化問題をそのまま使って批判票横取りをねらった民主陣営の応援で「本当は吉田が良いが勝てそうな浅野に」という支持がやはり数十万票あったと思います。いずれも2大政党の流れが有権者の選択をゆがめた結果です。 ●しかしそのために石原は抜き差しならぬ公約に追い込まれた。その実行を迫ることが重要です。 第1には中学生までの医療費無料化です。ぜひ来年度から都の全額負担・所得制限なしでやらせたいものです。 第2に、都民税の減税です。知事は、増税で生活保護水準以下になった60万世帯に約50億円の減税を行なうと言っています。 これまで共産党都議団がいくら聞いても主税局は「県からの減税は国が許さないからできない」と答えていましたが、知事は「東京から国を変える」と言ってきたので、知事に都民への公約に責任を持たせ減税実施を迫っていくべきと思います。 同時に知事案では非課税から課税になった世帯の一部しか減税されず、非課税のままの人でも社会保険料の負担増で苦しんでいますから、減税対象と額を拡充するとともに、幅広い負担軽減策も必要です。ぜひ実現目指してがんばりますのでご支援願います。 ●あわせてシルバーパスについては、予算議会の中で昨年の据え置き措置の継続について「適切に対応していく」との答弁があり、昨年1000円だった方の据え置き継続の可能性が開かれています。昨年非課税から課税になった方の千円パスを実現するために奮闘したい。 ●5月10日臨時議会での、石原知事の三期目スタートにあたって最初の挨拶には、二期目とがらりと違い自民・公明席からの拍手はしめりがちでした。 知事選の争点だった築地市場の豊洲移転問題でも、三宅島のバイクレースでも、新銀行の経営破たん状況も、知事のこれまでの強引でトップダウンのやり方が裏目に出て計画手直しを余儀なくされています。オリンピック招致はあいかわらず強気ですが、都民の約半数が反対です。 知事の都政私物化問題はまだまだ追及材料が残されており、徹底して知事を追い込むとともに、都民要望を強力に押し込んでいける可能性が大きく開かれています。 ●さて北区では、庄司候補が四万票を獲得し大きな脅威を与えました。区の財政担当者も共産党と庄司さんの区民施策提案に注目しています。 まず都が医療費無料化を中学生まで拡大すれば、北区が昨年度まで小中学生分を全額負担していた約5億円の大半が別の事業につかえます。同じ少子化対策として出産費用無料化に活用してもおつりが出る。その分、他の福祉拡充の財源にもつかえます。 さらに都が都民税を全都で60万人、つまり北区で2〜3万人に免税するなら、同じ人に区民税を減免することは極めて現実的です。同時に、いたみ和らげ手当てで非課税世帯にも軽減策を実現したい。 大いに奮闘して住民要望実現のチャンスを生かしましょう。 |