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北区議会・区長選挙に向けて

都知事選挙の成果を生かし、増税・格差で苦しむ区民の願いに応える区政を

                2007・4・13 曽根 はじめ

◎都知事選挙での吉田万三候補への63万票のご支援、ありがとうございました。

 「石原VS浅野」というマスコミも含めた2大政党の流れに押し流そうというたくらみを打ち破って前回の1・7倍の得票を得たことは貴重な前進でした。

多くの皆さんから「吉田万三さんに勝ってほしかった」「石原知事が当選後すぐ傲慢な態度に戻ったのが悔しい」などの感想も頂きました。この悔しさを忘れず、私も次のたたかいにのぞみたいと思います。

◎しかし知事選は、今後に生きるかつてない成果がありました。

@第1に、吉田候補が掲げた「税金を福祉・くらし優先に」の政策が都民に歓迎され、石原知事までがマニフェストに「福祉」をトップに掲げ、「中学生まで医療費ゼロ」「都民税減免税」を約束するまでに追いつめたことです。

石原知事はオール与党とともにわが党の「格差是正のために増税負担の軽減策を」、「中学生まで医療費を無料に」の提案を拒否し続けてきたので、これは大きな成果です。

 さっそく13日にわが都議団は都の責任で来年度から医療費無料化を実施するよう知事への要望を提出しました。

A第2に「オリンピック名目に8兆円越す開発投資はムダ遣い」「ためこんだ2千億円はすぐ都民に活用を」との吉田候補の訴えが広がり、石原知事のオリンピック招致計画に大半の都民が反対・もしくは見直しを求めていることも明らかになりました。

 「そんな金があるなら都民に使え」という都民世論をさらに広げてたたかう決意です。

B第3に、石原知事の税金私物化は、今までのように勝手放題は許さない条件ができたことです。知事は「都民への説明不足」しか反省していませんが、ホームページに公開してまで税金での“豪華海外旅行”や飲み食いができる状況にはないからです。

 わが都議団は、今後も知事の都政私物化を絶対ゆるさぬよう徹底的に追及します。

◎いよいよ後半戦の北区議会・区長選挙が始まります

@私たちは、知事選挙で切り開かれた、中学生の医療費無料化を都が実施することで他に回せる北区の財源を、出産費用の無料化や保育料の減免拡充に活用させるためがんばります。

A石原知事の税金私物化とともに、北区の花川区長の区長交際費乱用を情報開示で調べ、追及してきましたが、いくら区民に愛想をふりまいても、区民の税金を自分の与党の政党や議員にばらまくという、区長の資格にかける花川区政をこれ以上継続させることなく、清潔な革新・民主の庄司区長を誕生させるため全力をあげます。

B介護保険における異常な介護認定の切り下げで、予算を2年で43億円も使い残し、介護の必要なお年寄りと家族に犠牲と苦しみを押し付け続けた冷たい区政を何としても変えさせます。

◎東京都政も北区政も、2大政党のながれでは、住民の「暮らしを何とかして」「介護や福祉の負担が重過ぎる」「一人前に暮らせる仕事と賃金を」という願いに応えられないのは明らかです。

 私たちは、共産党が切り開いてきた、次のような住民施策のさらなる実現をめざします。

@子ども医療費助成はじめ出産無料化、保育、住宅、雇用支援、小児救急、30人学級など少子化対策で全国に誇れる子育ての北区をつくります。

A異常な介護保険を正常化させるとともに、国の改悪によるサービス低下を埋め合わせるため区の独自ヘルパーや介護手当てを制度化するなど、介護でも先進区に前進させます。

B区長や区議会での税金による政調費や交際費などの乱用は許さない、清潔でガラス張りの区政を実現します。

C住宅の耐震補強助成、災害対策、豊5団地の土壌汚染対策や高速道路の騒音・振動対策、JRの駅務縮小化の見直しなど、安心して便利に住めるためのまちづくりの課題に取り組みます。

D中小企業・商店街の支援予算を思い切って拡充し、北区の仕事を地元中小企業に優先発注します。

 区議団9名全員の当選を勝ち取るため、最後までがんばりますので、どうかご支援をお願いします。

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