はじめ通信7−0121 山崎区議地域新春のつどいでの演説から 【1】都知事選挙について 都知事選挙は後2ヵ月後の3月22日に告示され4月8日投票の予定です。 立候補に名乗りを上げているのは、現職石原知事と、吉田万三さんしかいません。 ◎争点は、4つあると思います。 *第1は、大企業のぼろもうけで法人税収入が増えて有り余る財源を都民のために使うか、知事の勝手に使われるか。 もともと石原知事は都財政の赤字を大宣伝し、「爪に灯をともすように予算を削る」といって「何が贅沢かといえばまず福祉」と福祉からばっさり削りました。 ところが実際には7年間の財政プランより3兆2千億円も多く増収したのです。7年で割っても5千億円近く。福祉の削減は全く必要なかったのです。削られた福祉は今日にふさわしい制度で復活すべきです。 *第2は、以前は「国際都市間競争」、今は「オリンピック招致」をテコに石原流の都市再生で莫大な浪費を続けるのかどうかです。 とくに都市再生の中心は、3つの環状高速道路ですが、石原知事になって開通したのは高速王子線です。堀船地域では開通後、深夜の騒音・振動に悩まされ、工事やり直しを余儀なくされ、工事不良から水害まで起きました。高速道路を利用する回数に比べれば、地元は公害ばかりです。3環状道路が地元にとって百害あって一利無しなのを知っているのはまさにこの地域の方々です。 *第3には私が言うまでもなく日本でもっともタカ派の政治家の一人が石原知事でしょう。 憲法と戦後民主主義に刃を向け安倍首相より前から戦争する国づくりを先取りしてきた石原政治か、憲法9条守り子どもに30人学級で安心して学べる学校を創る政治かです。 *第4には、海外出張やワンダーサイト事業などでの私物化を都政全体に拡大を許すのか、ストップできるかです。 知事の海外出張やワンダーサイト事業の内部情報を公開させ調べて驚いたのは、他県が百万円単位なのに比べ1千万円規模というあまりに多額の出張費と夫人の分まで税金だという異常さです。 自分ではなく事務方が決めたという言い訳は、税金を使って夫人同伴でグランドキャニオンやワシントンに事実上の超豪華観光旅行にいくことに何の痛痒も感じてなかったということじゃないでしょうか。 このうち一つでも知事失格なのに、石原知事はすべてにおいて全国最悪レベルです。 ◎吉田万三さんは、すべてにおいて石原知事とは対照的です。 *「太陽の季節」などでニヒルな人間像を描き、憲法改悪ねらう超タカ派が石原知事ですが、吉田万三さんは東京生まれの江戸っ子かたぎと北大のバンカラ風を受け継ぐ庶民派で、平和憲法を守り抜く政治家です。 *石原知事は福祉や教育を削って超高層ビルを増やしましたが、吉田万三さんは区長のとき高層のホテル計画をやめさせ、その分、学校改修や老人ホームを増やしたうえ地元の中小業者に発注し、区民に喜ばれました。 *吉田さんは私の北大3年先輩。北大卒は人から頼まれるといやといえない。勇気を持って立候補表明した吉田万三さんをどうしても押し上げたい。ともにがんばります。 |