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はじめ通信6−11−15

自殺予告を知事に届けた女子高校生に・・、
「石原も”体調不良”でシンガポール行きをドタキャンしたよ。
あんなやつの言葉で死ぬなんてあほらしい!」


●14日に教育庁から、「いじめを原因とする自殺予告はがきについて」という文書とともに、都庁に届いたという女子高校生からと思われるはがきのコピーが発表されました。

●先週の10日に、知事が記者会見で文科大臣宛の自殺予告の手紙を悪質ないたずら・愉快犯などと決め付け、「ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるのではないか」などと発言していましたが、おそらくそれに対する抗議の意味も含まれていると思われる文面です。

●教育庁は、すぐに文書を公表した対応は早いのですが、こうしたはがきが次々来たり、知事の発言のたびに傷つく子どもが少なからずいる問題について、何一つ手立てを講じようとしていません。
 教育委員や教育庁職員だったら、石原知事が自殺予告の手紙をいたずらと決め付けるのは勝手だとしても、それをテレビ番組や記者会見で公然と発言すれば、心や体を痛めつけられている子供たち全てに対し、事実上、こんな弱音を吐いても東京都は全ていたずらだと扱い、やるならやってみろという態度だぞと罵倒していることに思いを致さない方がおかしいのではないでしょうか。

●それでもはがきの効果はあったようで、知事はシンガポール行きを体調不良で取りやめました。こんなやつの言葉で死ぬほうがあほらしいと、はがきを送った人や、同じ思いの人たちに気づいてほしいものです。

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