トップページへ  はじめ通信目次へ  らぴっどコーナー目次へ   

はじめ通信06−10−14

SFファンタジー研究会から二人の会員が同時期に児童文学を処女出版
10月14日に菅野雪虫さん濱野京子さん出版祝いを開きました

○ファンタジー研究会から二つの大きな大輪が咲きました。
 新宿御苑前のオリオールと言うカフェレストランに着くとぎっしり満員。濱野さんはチャイナドレスを着てきました。菅野さんは和装かと思いきやシックな黒の洋装。
 どちらもエネルギッシュでありながら聡明な少女が主人公で、こういうキャラクターを生み出す土壌は、もちろん本人なのだが、SFファンタジー研という、作品を書くもの同志が自分の作品を発表しあうだけでなく互いに知恵とエネルギーを分かち合うような場の独自の力かもしれません。(ファンタジー研究会についてはこちらで)

○菅野さんの「天山の巫女ソニン」と濱野さんのフォア文庫「天下無敵のお嬢さま!」は、いずれもシリーズの第一作。つまり何回かの出版が約束されており、それに耐えうる作品の力が認められていると言う点でも二人はすごい。

○実は、菅野さんの「天山の巫女ソニン」が夕べまでとうとう見つからなかったのです。装丁も良く、あちこちで「それ、ほしい」といわれるたびに進呈したので3回目の本探し。近くの区立図書館で15箇所全館検索したが未購入でした。紀伊国屋にもジュンク堂にもなく、神田まで行って書泉グランデでついに発見。探した本屋の検索機に全部本の題名を残してそのままにしてきたから少しだけ販売に貢献したかも。

○お祝いの言葉で、誰かが濱野さんのフォア文庫「天下無敵のお嬢さま!」はウイングの一つだと評したが、確かに彼女の本領発揮は友情と社会が両々あいまって描かれるところにあると思います。でも、このお嬢様は、きっと先の回で独創的なスタイルで社会に挑んでいくでしょう。

○菅野さんは、お礼の挨拶で「この間、お世話になった身近なかたが、3人相次いで亡くなり、この出版が間に合ったのは一人だけ。私にはもうあまり無駄なけんかなどをしている時間がないということを痛感しています」と名言。喧嘩相手が何十人か何百人か分りませんが、彼女にとって無駄なけんかの最たる相手であった私も思わず納得させられました。
 濱野さんは「ずっと一人で書いてきて、そのときも充実していました。でも、毎日少年少女新聞の創作で菅野さんとであって、ファンタジー研に出会い、そこで村山早紀さんに出会い、私の人生も変わりました。出会いの大切さを実感しています」と、これも濱野さんのファン研入会を鮮明に記憶している私には、極めて納得のいく話。最初、少年少女新聞の創作が緻密なファンタジーの作品だったので、人柄を誤解していた私は、彼女の「男に飽きて中国を旅した」話など、その豪胆さに舌を巻いたのです。
 ユニークで大物作家になっていく片鱗をにおわせる二人の挨拶でした。

○私は本番のクイズを出す役で、ほとんど浅井さんがプロデュースした問題でしたが、一つだけ「ソニン」作品で親父ギャグを一発考えたのですが、受けませんでした。
 SFファンタジー研究会が、今後も次々作家が育っていく自由で刺激の多い空間として広がっていくことを祈るばかりです。

トップページへ  はじめ通信目次へ  らぴっどコーナー目次へ