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はじめ通信・05勝利めざして5−523

 さがら区議と桐ヶ丘再生後期計画に要望書を提出
「住民要望が強いなら増築住宅にEV設置も検討ありうる」と都もかなり柔軟

●5月23日、午後にそねはじめ都議とさがらとし子区議、団地住民の2人と共に桐ヶ丘団地の再生計画について、以下のような要望書を提出し、都と意見交換しました。
 要望は、今年度から策定する後期計画のなかで、当分建て替えの無いN32号館や増築済みの建物について、何とかエレベーター設置を実現すること、それまでは住み替えを優先することなど。

●都の西再編整備担当課長と、大竹副参事が現状を説明し対応しました。まだ後期計画の条件整備を検討中で、全体の構想が見えるのは時間がかかりそうです。大竹氏は「後期計画の中で、号棟ごとに全居住者が建て替えよりもどうしてもEVを付けてほしいというなら、我々も考えざるを得ません」とかなり柔軟に考える可能性を示しました。
 桐北小跡地は、まだ帰宅から意向が示されておらず、活用伯が決めてよいことで、もともと無償貸付なので、都は特に急いで返還を求めていないとのことでした。

●台所が中央にある新住宅の形式はマンション等で主流とのことですが、長くドア側の台所でなれてきた住民に使いにくい話もなかなか都には理解できないようでした。確かに都営は都民共有の財産で、誰にも住みやすくするのは当然です。ただ桐ヶ丘のように既存住宅の建て替えの場合、新規建設と微妙に違うはず。大半が旧桐ヶ丘居住者で、今後大方の人が桐ヶ丘以外からの一般入居で埋まっていくころはもう次の更新が迫っているかもしれないのですから。

桐ヶ丘団地再生計画に関する要望書
東京都都市整備局長殿
2005年5月23日
            日本共産党都議会議員 曽根 はじめ
                 同 区議会議員 相楽 淑子


 都営桐ヶ丘団地の再生計画に関しましては、旧住宅局や東部建設事務所などへ、これまで毎年要望書を提出し、住民要望にお応えいただいてまいりました。
 今後もよろしくお願いいたします。今年度も、新たな要望も含めて、以下、要望いたします。
<2005年度、桐ヶ丘再生計画についての要望>
1.再生計画の進捗状況と、今年度の計画、及び後期計画の策定状況について、お知らせください。
2.後期計画の中で、当分の間、建て替えが実施されない号棟については、高齢・弱者の人権を守り、バリアフリーの観点から、以下の対策を講ずること。
@後期計画の中に、前期に住宅改善した号棟、階段型住宅を含めてエレベーター設置を位置づけること。
Aエレベーターが設置されるまでの間は、団地内での住み替えを最優先に、対策を講じること。その際、明け渡す住宅の現状復帰費用の本人負担分について免除もしくは軽減を図ること。
3.首都圏直下型地震に対する最新の防災対策を行なうこと。
@改善工事を実施した号棟、未着手の号棟については、改めて耐震調査を実施し、必要な補修工事を急いで行なうこと。
A特に、N32号棟については、耐震対策とともに、廊下の手すりや壁面、通路などの改修を急ぐこと。その際、エレベーターを設置すること。
4.西地区(旧W地区)の建て替えについて
@日の基保育園の日照被害が生じないようにすること。
A団地内通路の安全性を確保すること。
B建て替えにあわせ、西地区の新設公園と境界ラインの動線の改善を行なうこと。
5.西地区の44号棟などでは、台所に窓がないため、換気が不十分として、改善が求められている。今後の実施設計の中で改善を図ること。
6.これまで、団地内の各所で見られた桜が、めっきり少なくなってしまった。今後の植栽計画の中で、桜の木を増やすこと。
7.計画が、凍結されたままの、東地区1号棟については、早急に住宅及び業務用部分の計画を具体化し、工事に着手すること。その際、若年ファミリー向けの公共住宅の供給を図ること。
8.旧桐ヶ丘北小学校の跡地活用について、住民からは避難広場などの防災拠点とすることや、青少年のスポーツ広場、また高齢者施設などの活用を含め、24000余筆の要望が北区に提出されている。こうした住民要求にこたえること。
9.桐ヶ丘団地については指定管理者の指定は見合わせること。

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