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はじめ通信・05勝利めざして5−503

憲法9条第2項の改編は、戦争できる国を狙ったもの

2005年5月3日憲法記念日街頭宣伝での訴え

 おだやかな連休、いかがお過ごしですか。

私は7月3日投票の都議会議員選挙で4期目をめざします日本共産党都議会議員のそねはじめです。

日本は2大政党の時代だと盛んに宣伝されていますが、国会を見ていると自民・公明の側も民主の側も、どちらも国民のくらしの利益を守ろうとしないとき、日本共産党が頑張って力を延ばし、国民の痛みを代表し、くらしや福祉を、仕事を守るために力を発揮しなければと決意を新たにしています。

○5月3日は憲法記念日。今日本で、戦後60年の日本の社会を支えてきた憲法を、大元から変えようという動きがはっきり起きており、とくに第9条の第2項、戦力も軍隊も持たないという条項を変えて、自衛隊を認知してやろうということがねらわれています。

 
「自衛隊を今のままでおさえるためにも、憲法で認めてやる必要がある」という人もいますが、9条を変えれば今のままで治まる保障はありません。

   今は、9条第2項で軍隊としての行動が認められていないからこそイラクの自衛隊は自分からイラク人に銃を向けることはありえませんが、軍隊と認められればその歯止めが外れ、海外での武力行使が可能になります。

   9条第2項こそ、戦争の入り口を塞ぐ、最大の歯止めになっているのです。

   中国での反日運動で、暴力まで使われたことは明らかに不当です。私たちは厳しく抗議しました。しかしこういう動きに対抗するために、自衛隊を軍隊にすることが、はたして必要でしょうか。

   中国や韓国はじめ、アジアの人々が日本に反発するのは、明らかに日本の政府や政党の中で以前では考えられない危険な動きが起きているからです。憲法9条を変えようというのもその一つ、侵略の戦争だったと認めた太平洋戦争を、あれは正義の戦争だったように描いた歴史教科書を、政府があっさり検定で認めてしまったこと、小泉首相や、東京の石原知事など、堂々と靖国参拝を繰り返し、抗議されても以前のように中止しようとしないことなど、かつての軍事大国を復活させようとしていう動きが見えているからではないでしょうか。

   「環境権やプライバシー権を盛り込む必要がある」という政党もあります。しかし、そういう政党の人たちの顔を良く見てください。みんな地元で環境破壊の高速道路を押し通し、住基ネットや有事立法で個人の尊厳を踏みにじってきた政党ではありませんか。
 彼らがこういう美辞麗句を強調するのは、9条だけでは、余りに改憲の意図が見え透いているので、国民へのカムフラージュが狙いに他なりません。
 日本共産党は、高速王子線の環境問題と20年以上、皆様と共にたたかうなど、憲法の「健康に生きる権利」を前進させてきました。

   日本共産党は、戦後60年、国民がしっかり守ってきた憲法と平和を、皆さんと供に、守り抜くため全力をあげます。

   幸い北区議会では、44名中25名、自民党以外全ての政党から議員が参加して区議会議員の9条を守る会を結成し、活動しています。是非区民のあらゆる分野で、階層で地域・職場で9条を守る運動を広げて行こうではありませんか。

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