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はじめ通信11−0205

のの山けん区議を励ます集いでのあいさつ(その1)

のの山区議2期目挑戦の厳しさ

●みなさんこんばんは。前都議会議員のそねはじめです。
 のの山けん区議の2期目への挑戦はかつてない厳しいたたかいになります。
 あれだけ頑張っていただいた参議院選挙で勝利を逃し、切れば血の出る思いで自らの弱さをえぐり、政治への批判だけでなく「共産党ならこう打開する」という展望提示力をしっかり身につけて、今度こそ前進をと全国で奮闘が始まっていますが、まだまだ各地の選挙で前進しきれていません。

●しかも北区では18人の新人候補が「若さで何かやってくれそうだ」という期待値を当てこんで乱立します。これとたたかう現職の中でも、2期目はまだ4年の実績ですから最も厳しい条件となります。
 しかし、のの山さんはわずか4年の間に、ものすごい仕事をやってのけました。必ず2期目の関門を突破して勝ち抜ける力を持っています。最後までのご支援をお願いします。
(写真は、赤羽で新年の挨拶に立つのの山区議とそねはじめ前都議)

●さて、通常国会が始まりましたが、「以前の与党・自民・公明と、野党だった民主党の議席の場所が入れ替わっただけの質疑のやり取りと、揚げ足とりばかりで、もううんざりだ」とお感じの方が多いと思います。
 なぜ菅直人は首相になったとたんにあれほど悪政帰りをしてしまうのか・・。実は私、菅首相と瓜二つの姿を身近に見てきました。それが青島幸男都知事です。
 青島氏も参議院時代は佐藤栄作首相などと丁丁発止やり合って、都民の味方の顔をして知事に当選し、最初は都市博覧会中止まで決断しました。
 ところがその後は見る見るうちに都庁官僚の言いなりになり、しまいに財政難を口実に老人医療費無料制度やシルバーパスの切り下げをうち出してきました。我々は都民とともに徹底してたたかい、青島の福祉切りすて議案を、この時は同じ野党の自民や公明と否決に追い込んだのです。

●なぜ青島や菅直人は豹変したのか・・。考えてみれば菅直人も青島も二院クラブ出身です。元もと日本の政治を根っこから変える気はない。国会議員時代はその時どきに、誰が見てもムダ使いの諫早湾とか、薬害エイズでの政府のごまかしなどは糾明しても、安保問題や大企業の労働者・下請けいじめなど根本問題では質問しなければ良かったわけです。
 しかし行政のトップになれば、そこを追及され答弁しなければならない。野党の自民や公明と違いがないことがばれて、ああいうぶざまな事になるわけです。2大政党の根本矛盾がそこにあります。

これから来るもっとひどい悪政

●しかし私たちはウンザリだと言って目をそむけているわけには行きません。国民の期待を裏切る情けない行政のトップの後に何がくるかを、いやというほど経験してきたからです。
 青島の福祉切りすて議案をきっぱり否決したわずか3年後に、次の石原知事の手でもっとひどい福祉への総攻撃がかかり、このときは前知事の失敗教訓を学んだ石原の懐柔策で自民・公明・民主も賛成して押し通されてしまう歴史があったのです。
 つまり菅内閣が、消費税増税や社会保障の切り下げを強行する前に潰れたとしても、その後もっと強面(こわもて)の政権によってさらに国民が痛めつけられる、その露払いの役割を担うことは大いにありうることです。

パーフェクト人気の影の区民への裏切りを許さない

●ですから菅政権の自民党バリの悪政回帰現象には絶対に手を抜かずに徹底してたたかい抜く決意です。
 特に警戒すべきは「みんなの党」でしょう。この党ほど、各地の選挙で全く落選者を出さないほどパーフェクト人気を誇りながら、掲げた政策が国民利益と民主主義に反している政党はないからです。
 彼らの最大の旗印「公務員と議員を減らせ」「公の仕事を民間に任せろ」のスローガンは、北区民にとって何を意味するのか・・。それは「みんなの党」の北区に関する唯一の具体的実績が、公的病院を早く民間に任せろとの主張から、社会保険病院の公的存続のための法案全てに、国会でただ一党反対しているという厳然たる事実を見ていただければ明白です。

●この党がまかり間違って政権に入るようなことがあれば、公的病院を全て民間売却へという構想がまた浮上し、北社会保険病院は三たび危機的な状況に追いやられかねません。
 その時「だまされた」と言っても後の祭です。いったん政治の実権を握ればいかに有権者を騙しやすくなるか、石原知事と12年も悪戦苦闘を続けている我われは骨の髄まで味わっていますから。
 わが党国会議員はきわめて少数ですが、志位さん先頭に奮闘しています。私たちもこの北区で民主党政権の悪政をストップさせるため頑張りぬこうではありませんか。
 次に、都政問題についてお話します。(以下、次号)

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