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はじめ通信10−0613
北区民主商工会大会での挨拶
動き出した政治を後戻りさせない政治生命のかかった選挙

●第66回定期大会おめでとうございます。実は私、2年ぶりに開かれた全商連大会の記録を商工新聞で読ませていただきました。われながら商工新聞を端からはしまでこれほど時間をかけて読んだのは初めてです。

●大会方針の冒頭に、全国の民商のみなさんがこの2年間「生きることが優先する」というスローガンで頑張ってきたと書いてありました。本当に重い意味があると思います。
 「どん底に落ちても自ら命を絶つのだけはやめよう!生きてこそ希望が開ける」という意味もあるでしょう。
 また戦後の荒廃から営々と築いてきた“業者魂”をしっかり生き抜かせ、次の世代に継承していこうという思いもこめられていると思います。
 ぎりぎりの環境の中でも歯を食いしばって運動を前進させてこられた皆さんに心から敬意を表します。

●また、命を守るたたかいでは、北社会保険病院を存続させる法案も、北区のみなさんの大きな世論で、今国会での成立にあと一歩まで来ています。心から感謝いたします。

●そして、たたかいの中で昨年総選挙による政権交代という突破口が開かれ、政治が大きく動き出しました。日本共産党は激動の中で、皆さんと大きく4つの課題でともに奮闘してきました。

●第1は、融資制度の改善です。サラ金の「グレーゾーン」高金利の是正、制度融資の充実・・北区長も挨拶されたように北区でも超低金利融資と借り換え制度の拡充をかちとり、(私も都議選で訴えた)金融円滑化法の活用による返済猶予制度など数々の成果も上がりました。

●第2は、ルールある公正な取引の実現です。とりい会長も話されたように、まだまだ横暴なやりが横行している下請け取引制度の改善、野田市で初めて実現した公契約条例の普及、大規模店の横暴な進出はもちろん無責任な撤退も許さないたたかいを頑張ってきました。

●第3は命を守るたたかいです。国保料値上げに反対し、払えない未納者には資格証明書ではなく保険証発行を勝ち取る運動の力で、最近は毎日新聞までがTVCMで「国保未納家庭の子どもに保険証を発行させ3万人の子どもを救った」というほど、マスコミをも動かしてきました。業者婦人の健康調査と対策も要求してきました。

●第4が、税制度をめぐるたたかいです。所得税法56条の撤廃で家族労働を認めさせる運動、諸控除廃止とのたたかい、そしてこれからは何よりも消費税増税とのたたかいです。

●菅政権の重要閣僚があいついで消費税増税を求める発言をしていますが、さらに問題なのは自民党です。
 石原のぶてる議員はテレビ討論で、消費税問題を「超党派で取り組むべきだ」とか「選挙の争点にするな」などと発言し、菅首相も与野党協議会を提案しています。社民党も相乗りし始めています。

●なぜ野党の自民党までがこうもはしゃぐのか・・この背景には88年の竹下内閣、97年の橋本内閣が消費税導入や増税で選挙に大敗したという苦い経験を、今度は与党になった民主党にリスクを負わせられるという思惑があるのです。

●せまりくる参議院選挙では、普天間・沖縄・安保問題とともに、消費税増税問題が争点にならざるをえません。
 またそうなれば、普天間基地撤去・消費税増税反対を掲げるゆいいつ党、共産党の比例での躍進、同じく東京選挙区でゆいいつの予定候補者・小池あきらの必勝がなければ、東京の有権者は普天間のたらい回しも、消費税も認めたことにされてしまいます。

●私自身もこの一線を死守するために政治家の命をかけてたたかう決意です。
 そしてこの1年間の民商運動の前進にかならずお役に立てるよう頑ばります。どうかご支援・ご指導をお願いします。
(写真は昨年10月の民商祭におじゃましたそねはじめ前都議と、とりい会長)

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