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はじめ通信10−0119
通常国会開会に当たっての神谷町での街頭演説
ロッキード事件の悪夢再来ゆるさず
国民のくらし守る予算つくる国会を


 神谷にお住いの皆さん、日本共産党の前都議会議員そねはじめです。
国会の開会直前に、民主党小沢幹事長の側近、石川衆院議員らが逮捕され、国会は冒頭から政治とカネの問題で大荒れです。

●金権のうらには税金のムダ遣いが
 国会にはくらし第一に不況を打開していく政治の責任があります。しかし金権問題を曖昧に幕引きするわけにはいきません。
 それは国民が自民・公明政権に見切りをつけ、「ムダづかいをなくす」と訴えた民主党に政権をゆだねたのに、そのトップが税金ムダ遣いの巨大公共事業で儲けたゼネコンから事実上のワイロ献金をもらい金権にどっぷりつかっていたとすれば、そんな政党に本気でムダ遣い一掃ができるはずがないからです。

●今こそ企業献金禁止を
 事実無根というなら小沢氏または民主党が、国会や国民にきちんと説明すべきです。そして企業献金の害悪が誰の目にも明らかな今こそ、国民に約束した企業献金全面禁止法案を2年後といわず、ただちに提出すべきです。自民・公明が反対すれば逆に世論の非難をあびるでしょうし、それでも法案は多数で成立します。こんなチャンスは他にありません。

●ロッキード事件再来の危険
 私はあるテレビ討論で、この事件が33年前のロッキード事件の再来となる危険を指摘し、また石川容疑者の父親が「息子は、まだ人生の三分の一だ、死ぬなとだけは伝えた」と語っているのを見て慄然としました。ロッキード事件では田中角栄側近に何人もの犠牲者が出ました。日本の政治を30年前の金権腐敗時代に逆戻りさせないため、疑惑の徹底解明を求めていく決意です。

●建設的野党としてくらしまもる予算をめざす
 同時に国会本来の役割である、くらしを守る2010年度予算をつくるためにも全力をあげる必要があります。
子育て・教育支援となる、高校授業料無償化や返済のいらない奨学金創設、少人数学級の実現など応援できる政策の実現といっそうの改善めざします。
一方で子ども手当てとひきかえに扶養控除廃止など庶民増税は許さない、必要な財源は、大企業が溜め込んだ利益剰余の内部留保200兆円の社会還元や、せめて欧米並み社会保障負担など富が偏ったところにタブーなく求めるべきです。
建設的野党として国民のための予算を創り上げる努力を、共産党はつらぬきますので、どうぞご支援をお願いします。

●民主党は北区最大の公約はたせ
もう一つ今国会では、北区ゆいいつの総合病院・社会保険病院の公的存続法案を成立させる重大な課題があります。
 昨年の臨時国会では、地元12区民主党青木議員が、最大の地元公約でありながら、出した法案の不備を理由に勝手に先送りしました。  今度は無責任なやり方は許されません。
 私は国立病院時代から24年間、全国一粘り強い病院守る運動の皆さんとともにこの病院の存続をたたかってきた者として、この病院の産婦人科や小児救急という他地域に無い子育て支援の貴重な役割をますます発揮できるよう最後までがんばりぬくつもりです。

●住民要望に沿った都営住宅建て替えと活用を
私はこの神谷町で都営住宅建替え問題を居住者の皆さんと取り組んできました。「皆さん新宿の百人町へ移ってください。神谷には戻れません」という東京都の理不尽な移転押し付けをはね返し、神谷で空き家住宅への仮移転をみとめさせました。
石原知事は就任から10年以上、新規都営住宅を全く造ろうとしませんでしたが、神谷の建て替えでは2倍に戸数を増やしました。狭すぎる2K住宅も不十分ながら面積を増やしました。エレベーター不足、間取りが悪いなど残された問題を、今後も皆さんと都の住宅事務所に交渉し解決のためご一緒に頑張りますので、よろしくお願いします。
北区には、都内で1万戸といわれる都営住宅の空き家の約1割が集中しています。公団住宅空き家などとともに活用すれば、多くの仕事と住宅を失った方の、再就職など復帰の生活拠点として活用できるはずです。都政でも国政でも困ったとき、本当に頼りにしていただける共産党の力を伸ばしていけるよう、私も次回議席復活へ奮闘します。

●夏の参院選で躍進めざす
国政を変えるチャンスが今年7月の参院選です。北病院ドクターとして医療現場にいた共産党政策委員長の小池あきら参議員が東京選挙区から3期目に挑戦します。比例代表での共産党躍進とともにご支援をお願いします。

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