ちょ…ちょっとちょっと!
僕はエクソシストですってばーーー!
と一緒に黒の教団の本部の近くまで来たんだけど、が突然
「あ!しまった……ごめん!私急用!先に行ってて〜」
と言って街の方へ引き返して行ってしまった。
急用って何なんだろう?
僕も行こうと思ったけど、って走るのが早いからもう見えない。
でもまぁ、目的地は同じだし。
先に教団本部へ行って待ってよう。
† † † † †
な…なんでこんなトコにあんなもん建てたんだ…?
すっごく行き辛いんですが…
もこんなトコから教団へ行っているの?
もしかして、僕が知らないだけで他の出入り口があるとか…
に聞いておけば良かったよ(泣)
登り始めて数時間…
や…やっと着いた…エクソシスト総本部――黒の教団…!………かな?
ここだよね?ここで良いんだよね?
うわー。話には聞いていたけど、雰囲気あるなー。
の話しでも、こんな感じだったし。
ここに立っていても始まらない。
中に入らなきゃ。
確か師匠が紹介状を送っておくって言ってたから判ってもらえるよね?
「すいませーーん。クロス・マリアン神父の紹介できた、アレン・ウォーカーです。
教団幹部の方に謁見したいのですが」
しーん
あれ?あれ?何の返事もないんだけど?
どうしたんだろう?
聞こえなかったとか?
『後ろの門番の身体検査、受けて』
「え?」
後ろ?
後ろって、門に大きな顔がある所?
言われた通り後ろを振り向くと……目が合っちゃいました(汗)
そして……ひっ!!
その顔が門からぐおっと出てきた!
更にその顔の目から光線(?)が出てきたよ!?
何?何?何ですかー!?
もこういう事があるなら言ってほしかったなぁ。
いきなりだと吃驚するよ。
ハァ…身体検査だっけ?
何時までやってるんだろう?
ていうか、門番の顔色がだんだん悪くなっていくのは気の所為だと思いたい。
嫌な予感がするのは僕の気の所為だといいな(汗)
悪い考えを捨てようとしていた時、ブ――――――という大きな電子音と、
「こいつ、アウトォォオオ!!!」
と言う、門番の声が辺り一帯に響き渡った。
へ?アウト!?
「こいつバグだ!額のペンタクルに呪われてやがる!アウトだアウト!!」
門番が涙を滝のように流しながら叫んでる。
ちょ…ちょっと待って下さい!どういう事ですか!?
「ペンタクルはアクマの印!!こいつ奴等の…千年伯爵の仲間(カモ)だーー!!!」
「んなっ?」
うそーーー!?
どうしてそんな結論が出るんですか!?
間違い…そう!何かの間違いですよ!!
門番に訴えようとしたけど……
人の気配!?
遥か上…門の上から物凄い目つきで見下ろしている、長い黒髪の人。
その手には刀が握られている。
これは…歓迎ムードじゃなさそうだよね……
「一匹で来るとはいー度胸じゃねぇか」
いや…刀を抜かないで下さい。
殺気を放たないで下さい!!
殺る気満々だよ、あの人―!(汗)
「ちょ、ちょっと待って!!何か誤解されて…」
彼は問答無用で地を踏み、飛び降りる。
ゾク
ヤバイ!!
対アクマ武器を解放し、それで攻撃を受け止める。
「なっ…」
斬りつけられた衝撃で、後方へ吹き飛ばされた。
それを何とか踏ん張り衝撃を殺す。
ビリ
「痛っ…」
痛みが走った左腕を見てみる。
!?対アクマ武器に傷が!!
アクマの砲弾でもビクともしないのに、たった一撃で……
まさか、あの刀もと同じ……
「………お前…その腕は何だ?」
「……………対アクマ武器ですよ。僕はエクソシストです」
「何?」
彼は僕の返事を聞くと、今度は僕の頭上の門番を睨んだ。
いや…もう…その目つきで人が殺せそうな勢いです(泣)
「門番!!!」
「いあっでもよ、中身がわかんねェんじゃしょうがねェじゃん!アクマだったらどーすんの!?」
えぇ!?何!?
今の話からすると、判らないのにアクマって言われたの?
冗談じゃない!!
「僕は人間です!確かにチョット呪われてますけど、立派な人間です!!」
「ギャアアアア!触んなボケェ!!」
ひ…酷い…!差別ですよ!!
僕達がギャーギャー言いあってると、彼が一人納得したように呟いた。
「ふん…まぁいい。中身を見ればわかることだ」
ちょ…ちょっとちょっとちょおおおおっとぉぉ!!
不吉な事を言ってますよ!!
もしかして、もしかすると…もしかします?
「この『六幻』で斬り裂いてやる」
刀型の対アクマ武器!!
だったら彼もエクソシスト!?
何て考えてる場合じゃないよ!いっやー!構えちゃってます!
やっぱりを待って、一緒に来た方が良かったかも。
なら僕が敵じゃないって判ってくれてるから。
って彼が再び地を蹴って僕に向かってきてる!
「待って!ホントに待って!僕はホントに敵じゃないですって!クロス師匠から紹介状が送られてるはずです!!」
「!?」
彼が驚いた顔をし、その足を止めてくれた。
ぎ…ギリギリセーフ!!
刀の切っ先は、僕の顔まで数センチの所で止まってくれた。
「元帥から…?紹介状……?」
「そう。紹介状……コムイって人宛に」
怖っえ〜〜〜(汗)
教団に挨拶しに来たのに、何でこんな怖い思いをしなくちゃいけないんだろ(泣)
でもこれで判って貰え
「ふん。ホントかどうか怪しいな」
てないーーー!?
どうしよう?この人、中身を見る気満々ですよ!!
何とか…何とかしなきゃ!
でないと刀の錆びに…(汗)
そんな絶体絶命の危機から僕を救ってくれたのは、そう!僕の想い人!
だった。
「っと。到着―。あれ?神田だ。どうしたの?」
「「!!」」
へ?彼もを知ってるの?って、同じエクソシストだから知っててもおかしくないか。
逆に彼は、僕がを知っていた事を驚いてるみたい。
今着いたはこの状況を知らなかったらしく、僕達の近くに来た時驚いていた。
「な…何やってるの!?神田!彼は仲間よ!?」
が僕の前に立ち、庇ってくれた。
…だけだよ、僕の味方は(感動)
「どけ。ソイツは千年伯爵の仲間だ」
「違うわ。アレンはエクソシストよ!私達の仲間よ!」
二人が睨みあってた時…
『神田、攻撃を止めろ!彼はクロス元帥の弟子だ!!』
どうやら漸く判って貰えたみたいです(泣)
後書き
コレって夢小説でしょうか…?
さん、最後しか出てきてないですね(汗 )
そして微妙に対立モード。
この後どうなるのでしょうか…?(私が聞くな)
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